テニスって不思議ですよね。同じ時期に始めたのにどんどんうまくなる人と、全然うまくならない人がいます。または、ある程度まで成長したら一向に成長しなくなる人もいます。
僕の場合は高校、大学時にレギュラーになることは出来ましたが、試合では2、3回戦負けが多かったです。それ以上上達することは出来ませんでした。また、ダブルスになると前衛では何もできない…、てか積極的にボレーが出来ない…。
もどかしいですし、悔しいですよね。
さて、ヘタクソな人はいつまでもヘタクソです。ボールはラケットの真ん中に当たらないし、ラリーは続いてもせいぜい3往復くらい。サーブも入るかどうかは博打だし、ボレーはなぜかラケットのふちにしか当たりません。そもそも試合をしても試合にならないなんてことも。
なんでこんなことになると思いますか?原因は考えたことがありますか?
そこで今回は、僕が思う、いくら努力してもテニスがうまくならない人の原因や対策を考えていきたいと思います。僕の主観入りまくりですが、参考にできるところがあれば取り入れてみてください。
まずボールを打つな!
いつまでもうまくならない人って、まだボールを打つ段階じゃないのにボールを打っている印象があります。
しっかりとしたフォームが確立されていないのにボールを打つ練習をしたって、そりゃストロークのフォームはいつまでも崩れたままですよ。
そもそもボールは毎回微妙にバウンド違いますし、スピードも違いますし、とっても不安定なんですよ。だから正しいフォームが出来ていない状態でボール打っても安定したフォームを習得することなんて困難です。フォームは基本中の基本です。この土台がしっかりしていなければ、いつまでも次の段階には進むことが出来ません。
うまくなりたいからといって、自分のレベルに適していない練習をしてはいけないんです。もっと初心に戻りましょう。
毎日素振りをフォアとバック100回ずつやってみたらどうですか?やってますか?ちなみに僕は、テニスを始めた頃から壁打ち練習をもう10年以上は続けています。こうして何度も同じフォームを反復し、体に覚えさせているんです。
また、どうもテニスの打ち方が分からなくなったら、DVDを見て修正作業をしています。僕が実際に購入しておすすめだと感じるDVDは『実際に見て評価!僕がおすすめするテニスDVD教材はコレだ!』のページにもまとめています。
誰よりも足を動かせ!
「フォームが変…」「強い球が打てない…」の前に、足が止まっていませんか?
うまく打ち返せない人の多くは、早い段階で足が止まっています。だからライジングも打てないのに深いボールをその場で打とうとしてミスショットになったり、距離感がつかめずに前のボールに追いつけなかったりします。
これじゃあ話になりません。
テニスをする上でとっても大切なことはフットワークです。よく足を動かして相手の打つボールに追いつければフォームが崩れることもありませんし、強いボールを自分から放つことも可能です。
だから誰よりも細かく足を動かし続けることです。スプリットステップをするのは絶対ですが、その他にも、常にひざを少し曲げて、重心はつま先に置き、すぐに動き出せる体勢を作るクセを付けましょう。
それでも足が動かせないなら、スクワットでもジョギングでもしてまず体力を付けてください。
ブレるな!
ボールがうまく打てない人は体の軸がブレてます。てか見ててヒョロいんですよね。
ずばり、うまく打てない人は、ストロークのテイクバックをする時に上半身を1回ガッチリと停止させてください。この時、肩甲骨を意識して、「これ以上後ろにテイクバックできない!」ってところまで肩甲骨を後ろに引いてください。
ミスショットする人ってすべての動作が流れ作業みたいになっていて、焦って打っている印象があります。プロテニスプレイヤーなんかを見ていると「流れるようなしなやかな動きで~」って言われていたりしますけど、それはすでにそれぞれの動作を身に付けているからこそ成せる業です。
ラケットとボールで遊び続けろ!
玉突き出来ますか?高さをコントロールしながらや、回転をかけたりしながら。
ラケットとボールの感覚を嫌というほど身に付けてください。
こういった基本が出来ないのにテニススクールに行ったり、部活で頑張ってもうまくならないと思います。だってまだその段階のレベルに到達していないんだから。
まとめ
全然テニスがうまくならない人・何年経ってもボールがちゃんと打てない人は、基本中の基本がまだ確立されていないんです。基本から目を逸らして、次に行こうとするから何も習得できずに終わってしまうんだと思います。
今が下手ってことは、まだまだ伸びしろがあるってことなんですから、さっさと基本を身に付けて着実に成長していきましょう。