今回、DVD教材「テニス・ダブルス上達革命」を見てみました。僕はどちらかというとシングルス派なので、参考になるところが多々ありました。
このページでは、DVDを見た感想と、どんな人におすすめ出来るかを紹介していきたいと思います。
「テニス・ダブルス上達革命」が自宅に届いた
日曜日に注文したら、水曜日の午前中には自宅に届けられました。
迅速な対応で、梱包もプチプチでしっかりされていました。
中身について
中身はDVD本体のほかに、
- 「領収書 兼 納品書」
- 「購入者特典 ご利用の手引」
- 「商品返品・返金規定」
の用紙が入っていました。
DVDは2枚組で、それぞれ収録時間は68分、72分です。
「テニス・ダブルス上達革命」を見た感想
このDVDを見た感想は、「ダブルスを上達させるためのテクニックを一通り教えてくれて勉強になった!」でした。
ダブルスの教科書みたいなものです。「学校の教科書」と言ったらイメージしやすいかもしれません。学校の教科書って、面白みはありませんが、一通り基礎を学ぶことが出来ますよね?そんな感じです。
ただ、レベルは高いので簡単には習得できないものもありますし、結構ざっくりとした内容です(細かくはありません)。要点だけを押さえている印象。
とはいっても大切な部分はいくつもありますから、何度も見て練習に活かしていければ、どんどん上達していけると思います。
【テニス・ダブルス上達革命】
- 価格:17,600円(税込)
20,520円(税込) - 送料:540円
- 計:18,140円
- 特典1:個別メールサポート(180日間回数無制限)
- 特典2:180日間返金保証
公式サイトテニス・ダブルス上達革命
「テニス・ダブルス上達革命」の内容
DVDの大まかな内容は、以下のようになっています。
【Disc.1】
- 1.基本技術-サーブ
- 2.基本技術-レシーブ
- 3.基本技術-ボレー
- 4.基本技術-スマッシュ
- 5.基本技術-ストローク
- 6.基本技術-ロブ
- 7.フォーメーション-雁行陣
- 8.フォーメーション-並行陣
- 9.サーブのコースの基本
- 10.レシーブのコースの基本
- 11.ボレーのコースの基本
- 12.ストロークのコースの基本
- 13.ポーチボレー
【Disc.2】
- 14.スプリットステップ
- 15.ファーストボレー
- 16.ハイボレー
- 17.ドロップボレー
- 18.アングルボレー
- 19.ロブボレー
- 20.ハーフボレー・ローボレー
- 21.チャンスの時に詰めるボレー
- 22.ボレーボレーでの動き
- 23.アングルショット
- 24.トップスピンロブ
- 25.突き球
- 26.ファーストサーブ
- 27.セカンドサーブ
- 28.スピンサーブ
- 29.スライスサーブ
- 30.Iフォーメーション
- 31.レシーブサイド2バック
- 32.打ったボールに対してのポジショニング
Disc.1
基本技術-サーブ
これはダブルス用というより、グリップの握り方からフォームの確認、腕の内転(プロネーション)、トスなどの基礎的な内容が紹介されていました。
基本技術-レシーブ
レシーブの大切さはダブルスに限ったことではないのですが、ボールをよりコントロールする方法が紹介されていました。
ダブルスは前衛がいますから、レシーブの少しのコントロールミスが命取りです。
そこで、このpartでは足の入りの重要性を説いています。
また、強そうな大学生くらいの人たちの質問「フォアのリターンでストレートを狙う方法は?」「バックに高く跳ねるサーブが来た時の返し方は?」にも解決策を与え、実際に大学生が上達していく様を見ることが出来ます。
とても参考になりました。
基本技術-ボレー
基礎的なボレーを学ぶことが出来ます。例えば、ネットからの距離別のボレーの打ち方や、正面に来たボールの処理の仕方などです。
基本的な内容ですが、コーチの佐藤さんがものすごくうまいです。無駄のない動きでボールを的確にコントロールしています。
基本技術-スマッシュ
基本的なスマッシュの心得と、ベースライン付近へのロブを打たれた時のジャンピングスマッシュのやり方を教えてくれています。
基本技術-ストローク
セミウェスタングリップのフォアハンドと、片手打ちバックハンドの打ち方について紹介があります。
佐藤さんはダブルスで実績を残しているだけあり、ストロークが非常にコンパクトでパンチ力があります。足の位置と踏み込みを重要視しており、勢いのあるボールにも負けない打ち方をしています。
また、遠いボールの返球の仕方も解説されていました。
基本技術-ロブ
ざっくりとした説明ですが、ロブをうまく打つコツがまとまっていたと思いました。ロブはただ上に打ち上げればいいだけだと思っている人は多いですが、コントロールは難しく、正しく打てている人は少ないのではないでしょうか?
佐藤さんは、ロブにも素早い準備が必要だと言い、実践して見せてくれています。
勉強になりました。
フォーメーション-雁行陣
ダブルスにおける雁行陣の基本的な意識の説明がさらっとありました。
フォーメーション-並行陣
並行陣の心得と、最近の並行陣の傾向(意識)についての解説がありました。
また、実際に佐藤さんと大学生くらいの上手な生徒さんたちが並行陣vs雁行陣を披露してくれています。
とてもレベルが高いです。
サーブのコースの基本
ダブルスにおけるサーブのコース決めのセオリーと、相手が取りにくいサーブ&コースの紹介があります。
レシーブのコースの基本
レシーブのコースと、デュースサイド・アドバンテージサイドそれぞれにおけるフォア・バックの打ち方、前衛にボールが取られないようにするための心得が学べます。
ボレーのコースの基本
ここでは、コースというよりも、どんな軌道のボレーを打つべきかが説かれていました。
ストロークのコースの基本
デュースサイド・アドバンテージサイドそれぞれの、フォア・バックのコースについて教えてくれています。
また、生徒さんの「フォアの逆クロスがセンターに寄ってしまいます。対処法は?」の質問に対して、佐藤さんが具体的な解決策を紹介してくれていました。
身体の使い方・意識が非常に大事なことが分かりました。
ポーチボレー
ダブルスでポーチが苦手な人は多いのではないでしょうか?僕も苦手で、どのタイミングでポーチに出ればいいのか全く知りませんでした。
しかし、このpartではポーチに出るタイミング(目安)が紹介されていました。この部分は必見です。
さらに、ポーチのコースも実践を交えながら紹介されています。
また、リターンゲームの時の、デュースサイド・アドバンテージサイドそれぞれでのポーチボレーの心得も学べました。
攻めるダブルスを身に付けるためには必要な知識です。
Disc.2
スプリットステップ
ダブルスでネットに詰めていく時のスプリットステップの仕方が学べます。
「今さらスプリットステップ?」と思いましたが、ダブルスならではの意識の仕方が分かりましたし、左右のボールに対して素早く反応するための動き方も学べるので、とても参考になりました。
ファーストボレー
ダブルスではレベルが上がるにつれて、ファーストボレーを打つ機会も増えてくるかと思いますが、ここではファーストボレーを打つ時のポジショニングについて勉強できます。
また、このpartの最中で、生徒さんの質問「ファーストボレーのタイミングが分からない」「ファーストボレー後の動き方が分からない」に対して、佐藤さんがためになるアドバイスをしてくれます。
このアドバイスは、ダブルスで「攻めたい!」と思っているすべての人が聞くべき内容だと感じました。ダブルスは奥が深いです。
ハイボレー
ハイボレーのやり方について、とても詳しく、たくさんのコツを教えてくれています。
ハイボレーって、なかなか力が入らないことが多く、逆に相手のチャンスボールになってしまうことってありませんか?
また、体のバランスを崩してしまって、自信を持って打つことが出来ない人もいるんじゃないでしょうか?
このpartの内容は、それらの疑問を解消してくれるものでした。
ドロップボレー
どのようにしたら安定したドロップボレーが打てるのかと、ドロップボレーの感覚を養うための練習方法が学べます。
なにより、練習している時の楽しそうな佐藤さんの顔が印象的でした。
アングルボレー
これまでアングルボレーを打つためにはテクニックが必要だと思っていましたが、実際はちょっとしたグリップの持ち方の意識と、基本的な足運びだけで、安定したアングルボレーが打ててしまうことを知りました。
ロブボレー
ロブボレーを打つ時にどんなことに気を付ければいいのかが分かりました。
ただ、これは練習あるのみです。
ハーフボレー・ローボレー
ハーフボレー、ローボレーそれぞれの打ち方について紹介されています。
また、生徒さんの質問「ハーブボレーかローボレーかを迷ってしまう」について、何を改善すれば迷いがなくなるかを佐藤さんが教えてくれています。
佐藤さんは腕の動きがコンパクト(必要最低限)なので、見習いたいです。
チャンスの時に詰めるボレー
チャンスが出てきた時には当然詰めますが、詰めた時に相手に反撃されないように、なるべく叩くボレーを打ちたいものです。
ここでは、そんな攻撃的なボレーの打ち方(ラケットの向きと腕の振り方)について学べます。
ボレーボレーでの動き
試合中ボレーボレーの展開になった時に、どのような意識で攻めていけばいいのかを説明してくれています。
また、生徒さんの「緩いボールへの対処法は?」についても佐藤さんが解決策を示してくれます。
見本も参考になります。
アングルショット
アングルショットを打つ方向の目安や、各身体の使い方について学べます。
よくある間違ったやり方も同時に教えてくれますから、心当たりがある人もいるかもしれません。
難しいショットではありますが、コツをしっかり頭に入れて練習に励みたいです。
トップスピンロブ
とても簡単な説明で終わりました。
突き球
相手にわざとボレーを打たせた後に早いタイミングで、すかさずコースを突いて鋭いショットを打つのが「突き球」ですが、非常に難易度が高いです。(ただ、プロの試合になると「突き球」の戦いとなることが多い)
説明の後に佐藤さんが実践してくれていますが、上手すぎて出来る気がしないです。
しかし、“相手に打たせる”というのは、コートを支配する上で大切なことだと感じました。
ファーストサーブ
ダブルスをする上でのファーストサーブの考え方・極意のようなものを知ることが出来ます。
見本もうまいですし、サーブ1つをとっても、しっかり戦略を考えていかなければならないことを実感します。
セカンドサーブ
セカンドサーブは何を考えて打つのかを教えてくれます。
そして、良い例と悪い例を見せてくれました。悪い例のほうは生徒さんに思いっきりストレートに打ち抜かれてしまいましたが、レベルの高さにビビりました。
スピンサーブ
伸びていくスピンサーブ、山なりで高く弾むスピンサーブ、キックサーブのお手本を見せてくれます。
打ち方を丁寧に解説しているわけではないので、初心者はこれを聞いただけではスピンサーブは打てるようにならないと思います。スピンサーブを学びたいのであれば、DVD『新井流フルスイングテニス塾 ~確率&スピードを自在に操る回転系サービス~』がおすすめです。
スライスサーブ
ざっくりとした説明でした。
Iフォーメーション
最近主流となっているIフォーメーションのやり方が紹介されています。
また、生徒さんの質問「相手がIフォーメーションをしてきた時のレシーブのコースが分からない」に対して、佐藤さんが的確なアドバイスをしていました。
これはなかなか面白いです。
レシーブサイド2バック
2バック自体が保守的な陣形ですが、これはどんな時に使うのか?、どのような利点があるのかを教えてくれています。
勉強になりました。
打ったボールに対してのポジショニング
これはダブルスをしている人なら誰でも知っている内容だと思いました。
まとめ
先程も言った通り、このDVDを見れば、ダブルスで強くなるための基本的な知識、意識、身体の使い方、技術などは一通り学べるのではないかと思います。
ですがやはり内容的に突出したものがなく、教科書的な存在にとどまっています。教科書といっても、“テニス上級者用の教科書”ですけどね。
なので、ダブルスはよくやるけどイマイチ攻め方が分からない人、上級者の技術や意識を基礎から学びたい人に向いています。DVD内ではレベルの高い大学生くらい生徒さんも出てくるので、瞬発力・運動量の多い人におすすめ。
価格は17,280円(プラス送料540円)ですが、教科書的でレベルも高く、ダブルスの技術が網羅されていると考えれば、僕は妥当な値段かなと思いました。
【テニス・ダブルス上達革命】
- 価格:17,600円(税込)
20,520円(税込) - 送料:540円
- 計:18,140円
- 特典1:個別メールサポート(180日間回数無制限)
- 特典2:180日間返金保証
公式サイトテニス・ダブルス上達革命