テニスの試合で緊張せずにメンタルを高く保つ方法

いつもの練習では安定したラリーが出来るのに、試合になった途端ぎこちなくなってしまうことってありますよね。

 

体もうまく動かないし、フットワークもなんだかおかしい…。打点はバラバラで、ボールに回転がかからないからネットしたりアウト連発したり。

 

僕もこれと全く同じ経験をしたことがあります。ていうか、テニスを始めて5年くらいこんな感じでした。試合で緊張しなくなったのはここ数年のことです。

 

ではどのようにして緊張を紛らわせることが出来るようになったのか?

 

その理由や方法をここで紹介していきたいと思います。

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試合なると緊張してしまう理由

僕はいつも周りから「安定したストローカー」と言われていました。練習の時からプレーは比較的安定しており、そのお陰で高校の部活・大学のサークルでは順調にレギュラーにもなれました。

 

ですが、試合になると一気に緊張してしまい、足はおぼつかないし、体はガチガチでまるで自分の体じゃないみたいな感覚に陥っていました。みんなからは「あれ?どうしたの?」と言われる始末ですし、ネット・アウトの連続で自分で自分が嫌になるほどでした。

 

ではどうしてこうなってしまったのか?

 

その理由は、自分に自信がなかったからです。いつも「相手のほうが強いかも」「自分じゃ勝てないかも」「アウトしたらどうしよう…」のようなことを考えていて、弱気でした。勝手にメンタルがやられていたんですよね。

 

するとどうなるかというと、気持ちで負けていると必ずプレーに反映されます。消極的になっているから体重移動が出来てないし、ストロークを打つにもサーブを打つにも打点が後ろ気味。ボールに勢いが乗らないから相手のチャンスボールになってしまう。そしてさらに怖気づいて足が動かなくなる…。思い切った攻めなんてとてもじゃないですがビビって出来ません。負のスパイラルです。

 

ではどうしたら試合で緊張しなくなるのでしょうか?

すべての動きに全力投球で大きく動く!

なるべく早く緊張を無くすには、アップから全力投球で動くことです。

 

ラリーの時は余計に足を動かすくらいフットワークを意識して、ボールを打つ時は大きな動きにします。取りにくいボールが来た時でも全力でダッシュして取りに行き、ボレーの時も食らいつく!

 

出来れば汗をかきすぎて疲れるぐらいがいいです。試合に影響しそうなレベルで。

 

なぜこんなことをするかというと、緊張を少しでも紛らわすためです。体が全然疲れていないと、不安ばかりに意識が行ってしまい、いつまでもガチガチなままです。だから、疲れるくらい動いて、意識を疲労に持っていくのです。

 

例えば僕はこんな経験をしたことがあります。普通は都会の真ん中で1人で2Lのペットボトルをラッパ飲みするのは、人の目を気にして緊張すると思います。ですが、この時は真夏に2時間も自転車をこいでいて、あまりに喉が渇いていたので、人の目など全く気にせず2Lのペットボトルをがぶがぶとラッパ飲みすることが出来ました。

 

こうした原理と同じで、人は緊張する暇がないほど疲れていると、案外余計なことを考えずにやりたいことが出来るんです。

 

だからどんどん疲れましょう!疲れるのなんて緊張することに比べたら100倍マシでしょ?どうせチェンジコートの時には休憩できるんだし。とにかく緊張に翻弄されない状態を作り出しましょう。(試合前に全力ダッシュして疲れておくのもいいかも!

普段の練習から全力投球を取り入れよう!

もし普段の練習で手加減してショットを打つようなことをしていると、試合じゃ使えませんよ。試合では緊張しますから、加減してショットを打つようなテクニカルなことは初心者に難しいです。

 

だからいつもの練習の時から、本気のショットを打つように心掛けてみましょう。その打ち方が身に付くと試合の時もそれで打てるようになります。

 

僕の場合は普段からスイングを早くするようにしたら、その動きが固定されてきて(体が覚えてくれて)、試合中でも練習の時と同じショットが打てるようになりました。

まとめ

結局、試合でも練習でも何をするにも、本気で、全力を出し切ってやったほうが楽しいですし、うまくなります。練習だからといって練習中に全力を出せない人は試合で通用しません

 

試合中は体力温存のことなんて考えずどんどん動きましょう。

 

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