10年前(2014年7月)からアフィリエイトで生計を立てているので、たまに「アフィリエイト教えて!」と言われることがあります。
そういったこともあり、今は僕の嫁や、副業したい友人にアフィリエイトを教えています。
ただ、全く知識がないと「何から手をつけていいか分からず始められない…」といった事態に陥ってしまうことも…。
結局友人は「教えて!」と言ってきてから3年経ってようやく始める始末です。3年もあれば相当稼げるようになっていただろうに…、とてももったいない!
そこで今回は、友人に教えたように、アフィリエイトの仕組みや始め方について分かりやすく紹介していきます。これを読んで基礎知識を付けていきましょう。
アフィリエイトとは?
「アフィリエイト」とは、ブログ・サイトなどのWeb媒体を通して、企業のサービスを宣伝し、集客のお手伝いをすることです。別に企業に雇われているわけではありませんが。
「ネット上の営業職」みたいなものです。上の図の「紹介料」がアフィリエイト報酬(利益)です。
Web媒体に貼った広告経由でモノやサービスが売れると、紹介料を受け取ることができます。
例えばこの記事。
「おうちでドック」という健康診断系の商品を紹介しています。
企業に勤めていれば定期的に行う健康診断も、自営業(フリーランス)となると自分で病院に予約して行かなければなりません。でもそれってとても面倒…。
だからそういう人たちのために、自宅で簡単に健康診断ができる商品を紹介しています。このページから誰かが「おうちでドック」を申し込んでくれると、僕に紹介料が数千円入ってきます。
- 実際に商品を使う
- 写真を多くする
- しっかり感想を書く
- この記事に訪問した人は何を知りたくて来たのかを考え、内容を書く
- 記事タイトルに「フリーランス 安い 健康診断」を盛り込んで、こうしたキーワードで検索する人に訪問してもらう
このようなスタンスで記事をたくさん書き、アフィリエイト収益アップを目指します。
広告はASPから取得する
アフィリエイトの説明をすると、よくこんな質問をされます。
「広告を手に入れるために直接企業に連絡して交渉とかするの?」
稀に企業からサイトにお問い合わせがあって、タッグを組むこともありますが、通常は「ASP」から広告を取得します。
※ASP:Affiliate Service Provider(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)
ASPとは、企業とアフィリエイターを仲介してくれるサービスです。アフィリエイト広告を出したい企業はASPに依頼しますし、広告を取得したいアフィリエイターはASPに登録して目当ての広告を探します。
例えば、「旅行系のサイトを運営したいから、旅行会社の広告が欲しい」と思ったら、僕ならとりあえずASP最大手「A8.net」から「JTB」や「エアトリ」の広告リンクを取得します。
好きな広告を選び、そのリンクをサイト・ブログにコピペするだけでOKです。
バナー広告ならこんな風に表示されます。
テキスト広告ならこんな感じ。
ASPはいくつも存在し、ASPによって「金融ジャンルに強い」「健康ジャンルに強い」などの特色があるので、複数登録しておくのが基本です。
アフィリエイトは広告ありき。「貼りたい広告を決める → サイトを作る」の順番で作業したほうが失敗が少なくなるので、ASPは早めに登録しておいたほうがいいです。
僕が実際に利用しているASPは以下のページで詳しく紹介しています。
関連大手で安心!アフィリエイト初心者が登録すべきASPを紹介
初心者でもサイト作れるの?
アフィリエイトはサイトがなくても、TwitterやfacebookなどのWeb媒体があれば行えます。
ですが、やっぱり主流なのはサイトを作り、そこにアフィリエイト広告を貼る方法です。
すると、「プログラミングも何も分からない初心者がサイトなんて作れるの…?」と不安を抱いてしまう人もいますが心配はいりません。初心者でも作れます。
サイトを作る方法は主に2つあります。「無料ブログを開設する方法」と、「有料で(ドメインとサーバーを取得して)作る方法」です。
無料ブログを開設する方法
無料でできて、一番手っ取り早いのが「無料ブログ」に頼る方法です。
- Seesaa BLOG(アフィリエイト可)
- livedoor Blog(アフィリエイト可)
- So-netブログ(アフィリエイト可)
- JUGEM(アフィリエイト可)
- はてなブログ(アフィリエイト可)
- FC2ブログ(停止を食らいやすい噂)
- Amebaブログ(アフィリエイト不可)
無料ブログのデメリットは、規約違反をすると勝手に抹消されてしまうことと、検索結果の上位に長い間表示させることが困難なこと。
しかし、メリットもあります。有料ブログよりも早く検索結果に表示されやすく、タイムリーな話題の記事ならすぐ集客できるんです。
僕がアフィリエイトを始めた当初は、有料ブログで2ヶ月ほど記事を書き続けても、ほとんど集客できませんでした。そこで無料ブログを開設し、キーワードを意識した記事作りを試したことで「ホントに集客できるんだ!」と実感でき、モチベーション復活!その経験が今も生きています。
関連Seesaa BLOGの登録方法とブログの作り方!基本的な使い方も紹介
有料で(ドメインとサーバーを取得して)作る方法
無料ブログを数週間試し、「キーワード次第で集客できること」を実感できたら、すぐに有料ブログに移行したほうがいいです。
なぜなら、無料ブログは衰退が早く、頑張って記事を増やしていってもその努力が水の泡になる可能性が高いからです。カスタマイズもしにくく、見た目的にもファンが付くようなサイトには育たないでしょう。
逆に有料ブログなら、育つまでに何ヶ月もかかりますが、一度大きく育てば少ない努力で継続して利益を生み出すことができるようになります。
さて、「有料でブログを作る」というのは、「自分でドメイン(URLのアドレス)とレンタルサーバーを契約してブログを作ること」を意味します。
もっと具体的に流れを解説しましょう。
ドメインを取得する
例えば、僕は「ワニログというブログを作りたい」と思ったので、ムームードメインというドメイン取得サービスから好きなドメインを取得。
こんな風に、欲しいURLを入力して「検索」をクリックすると、そのドメインが取得できるかが分かるようになっています。誰にも取られておらず、取得できるようならそのまま契約すればOK。
ドメインの取得には年単位で1,000円ほどの契約料が発生することを覚えておきましょう。
「ドメイン」を分かりやすく例えるなら、家で言うところの「表札」みたいなものです。
レンタルサーバーを契約する
家は表札だけでは建ちません。まず、建築材料などを組み立てられる土地がないとダメですよね?
それと同じでサイトも、ドメインを取得しただけでは作れず、記事などのデータを保存できるサーバーが必要となります。
そこでレンタルサーバーを契約するのが主流です。
おすすめのレンタルサーバーは、多くのアフィリエイターが利用している「エックスサーバー」です。
変化の流れが速いネットの世界の中で、エックスサーバーは瞬時に新機能を無料搭載し、とにかく利用者の立場になってサービスを展開してくれています。
管理画面の使いやすさもバッチリで、電話サポート対応、メールなら24時間365日対応で初心者にも優しいです。
一番安いX10プランで年間13,000円ほどかかりますが、この程度の出費を惜しむようならアフィリエイトで大きく稼ぐことは難しいでしょう。
おさらいすると、「レンタルサーバーは、家で言うところの「土地」みたいなものです。
サーバーにワードプレスをインストールする
たとえ「土地」を手に入れても、建設会社に家を作ってもらわないと家は建ちません。
しかしサイトは別。ドメインとレンタルサーバーを手に入れたら、あとはレンタルサーバーの管理画面から「ワードプレス」という無料サイト作成ツールをインストールすればいいだけ。
この画像はワードプレスの管理画面。このように、簡単に記事を作成したり、カスタマイズできるようになります。
なぜワードプレスが無料かというと、誰でも開発者になることができ、多くのボランティアによって支えられている自由なソフトウェアだからです。世界中で使われており、サイト作成に欠かせません。
「ワードプレス」を例えるならば、家の「骨組み」です。
有料ブログまとめ
無料ブログは、簡易的な「ドメイン」と「サーバー」と「ブログ管理システム」がセットになったサービスなので、登録するだけで簡単に始められました。
対して有料ブログは、自分で「ドメイン」を取得し、「レンタルサーバー」を契約し、「ワードプレス」という無料サイト作成ツールをインストールする必要があります。
有料ブログは手間がかかる分、勝手に削除されるようなリスクはなく、うまく育てれば大きな収益を生み出す存在になります。カスタマイズも自由自在。
それに、有料ブログを作る際にかかる費用は「ドメイン」と「レンタルサーバー」のみ。年間でたった15,000円程度あれば構築できてしまうのです。
通常、ビジネスをするためには何百万とお金がかかるものですから、それと比較するとアフィリエイトは非常に低リスクで始められることが分かります。
本格的にアフィリエイトをするなら、有料ブログでサイト運営することを視野に入れておくべきです。
まとめ
知識がないと難しそうに感じてしまうアフィリエイト。
でも実際は違って、ただただ始めるのに手間がかかるだけです。
ASP登録を済ませ、ドメインを取得し、レンタルサーバーを契約し、ワードプレスをインストールするところまで行けば、あとはひたすら記事を書いて広告を貼っていく単純作業になります。