2019年4月24日、ITP2.2なるものが発表されました。
ITP 2.2 – Addressing the problem with cross-site tracking via link decoration: https://t.co/vvScsA9bzv
— John Wilander (@johnwilander) 2019年4月24日
記事によると、
macOS Mojave 10.14.5上のiOS 12.3およびSafariのベータリリースには、Intelligent Tracking Prevention(ITP)の最新バージョンが含まれています。開発者とのコミュニケーションのために、これをITP 2.2と呼びます。
…
ITP 2.2以降、次の条件が両方とも満たされる場合、設定された永続的Cookieは1日の保存期間に制限されます。
と書かれています。
4月22日にはすでに、iOS 12.3が開発者向けにリリースされており、ITP2.2が本格稼動し始めるのも時間の問題と言えるでしょう。また、ITP2.1ではファーストパーティCookieの保持期間が7日間でしたが、次回ITP2.2にアップデートされると保持期間がたった1日に制限されます。
Appleで使われているブラウザSafariにおいてITP2.1がリリースされたのは2019年3月26日ですから、ここまでたった1ヶ月の出来事です。時代の流れが早すぎやしないかい?
特に日本はiPhone使用者が多いので、この変化は全く無視できません。
さて、ASPによってはITP対策に積極的なところもありますが、そもそもITP対策は広告主側のタグ設置作業なども必要なので、まだまだITP未対応なプログラムも多いのが現状です。
関連ITP2.1におけるA8.netのトラッキング(成果計測)への影響に関しまして
ただでさえGoogleコアアルゴリズムアップデートの影響でアフィリエイトが難しくなってきているというのに、追い討ちをかけるようにITP2.2が発表されるとは…。また、今後さらにITPがアップデートされる可能性もありますから、今のうちに対策を打っておかないと、最悪の場合就職先を探す羽目になりかねません。
そこで今回は、僕が生き残るために始めたアフィリエイト対策について紹介していきたいと思います。
割に合わない日本のアフィリエイトから距離を置いた
アフィリエイターには、掲載したいプログラムを自由に選べる権利があります。掲載しているプログラムが気に入らなければ、いつでもサイトから広告を剥がせるんです。
しかし、逆に不利な立場でもあります。いつ、メインプログラムの単価を引き下げられるか分かりませんし、ある程度の成果がないと確定率を見ることもできない。承認、却下が不正なく行われているかも確認する術がありません。また、プログラムによっては初回購入分しか成果として認められなかったりと、広告主に有利なように様々な却下ルールが存在します。
ウェブの世界は移り変わりが激しく、今回のようにITPがリリースされたり、Googleコアアルゴリズムアップデートが行われれば、個人アフィリエイターは一瞬で壊滅的な立場に陥ってしまいます。
継続して成果を上げ続けなければ瞬く間に収入が減る日本のアフィリエイトは、これからの厳しい時代に、割に合わないと感じ始めました。何か方向性を変えなければ、やり方を変えなければ、いつ売上がなくなるか分からないし、生活できなくなったところで誰も助けてくれません。
1人で頑張ったところで大きく稼ぐことは難しい
僕がアフィリエイトをしている理由は、お金が欲しいからだし、自由な時間が欲しいから。若いうちに企業に縛られるなんて御免です。でも、ITPやGoogleに縛られ、それらの変化についていけずに稼げなくなっては本末転倒。
そこで、自分以外の人にも頼ることにしました。日本のアフィリエイトとはまた違った形で。
僕は投資や投機に興味があり、数年前からFXをやっていました。FXは海外の業者でも行うことができて、アフィリエイトもあります。しかも継続報酬が得られる仕組みです。
継続報酬なので、仮にGoogleコアアルゴリズムアップデートですべてのサイトが吹き飛んでも、ITPアップデートで発生しにくくなっても、いきなり売上がゼロになる可能性は低いです。
日本のASPだけに頼っていたら、サイト順位低下とITPの発生激減でいつ突然売上ゼロになってもおかしくありません。
どんな企業だってその時の時代に合わせて事業を展開していきます。アフィリエイトもそうするべき。やり方を変えることができないなら、廃れ行く伝統技術と同じ末路を辿ることになります。
自分の有利になるように時代の流れと戦う
新しく始めた海外FXアフィリエイトは、始めてから8ヶ月が経過した頃、ようやくまとまった成果が出始めました。
1人でも大量取引してくれるトレーダーが登録してくれれば、利益は飛躍的に伸びていきます。実際そうなりました。
グラフで見ても伸び方が異常です。
たぶん、普通にアフィリエイトをしていたらここまで早く成果を伸ばすことはできなかったと思います。これは苦労に見合った報酬です。一度トレーダーを確保できれば、翌月も、翌々月も継続報酬が見込めるので、精神的にもかなり安定しました。
この先もっと厳しいアフィリエイト時代がやってくる
現状、ネットの検索結果はGoogleが支配しています。アフィリエイト生命は、Googleのアルゴリズム次第で生き死にが決まると言っても過言ではないでしょう。
また、ここ数年、Googleの広告事業はEU(欧州委員会)の独占禁止法に違反しているとして、制裁金を科されました。フランスからは「広告制作のためにユーザーデータを不正に取得している」として罰則金を科されました。Facebookの個人情報漏洩も一時期ニュースになりましたが、世の中の動きとして、力が大きくなりすぎたネット企業に逆風が吹いているのです。
規制に縛られ続けると、Googleがこれからどのような変化をしていくのかが心配です。なぜなら、プライバシーなどユーザー保護を重視する流れは、アフィリエイターにとって不利に働く確率のほうが高いからです。
もし、ITPのようなシステムが、Safari以外のブラウザにも波及したらどうなるか…?考えただけでも恐ろしいです。
今後アフィリエイトで生き残っていくためには、今までのやり方を見直し、有利となる主戦場を見つけることが大事になってきます。まぁ、個人的にはライバルアフィリエイターが減ってくれれば普通に嬉しいけど。