テニスのフォームは、一度身に染みついてしまうと、後から改善するのはとても難しいんですよね。
後からクセを直すようなものですから。いくらフォームを変えようと思っても、ボールを打っているうちに自然と元のフォームに戻ってしまいます。
しかし、あなたのそのフォームが間違ったものであるならば、すぐにでも改善したいものです。でないと、うまくボールに力が加わらなかったり、実力が伸び悩んでしまう原因になります。
そこで今回は、フォームを矯正し、改善させる方法を紹介していきたいと思います。
フォームは最小限直せれば良い
自分のフォームが間違っている・汚いからといって、すべてを直す必要はありません。
例えば、フォアハンドストロークならば、まず正しいフォアハンドの打ち方を徹底的に勉強し、その中で自分のフォームに足りない部分・間違っている部分だけをピックアップし、そこを意識しながら何度も素振りで反復練習をします。
こうして、部分的に少しずつ自分の体に覚えさせていきましょう。
フォームには最低限守るべき動作があるだけで、それ以外については個性として自分なりのフォームになっていくのです。大事なのは、自分が打ちやすいかどうか。最低限守るべき部分以外のところにおいて、フォームが変だからといって無理に自分が打ちにくいフォームに変えても、テニスがやりづらくなるだけです。
この辺りのバランスを注意して、フォームの矯正・改善を行っていきます。
ファハンド・バックハンドストロークのフォームを改善したい場合
もし、フォアハンドやバックハンドのストロークを改善したいと思った場合、DVD『ゲイブ・ハラミロのMAKING CHAMPIONS』で勉強することをおすすめします。
本や雑誌よりも値段は高いですが、何人ものプロ・生徒を教えてきた経験を持つ講師が、正しいフォームについて丁寧に教えてくれるので、フォームの改善にもってこいです。
僕はこのDVDのお陰で、今までストロークを打つ時に膝を曲げなかったのが改善されました。まぁこれについてはただ意識が変わっただけなんですけど、地面からのパワー(地面を蹴って得られる反発エネルギー)の重要性に気付けたのです。
また他にも、スイングスピードを上げるためにプロネーションはかかせないのだなということも分かり、技術の向上に役立ちました。
ボレーのフォームを改善したい場合
ボレーはよく「ラケットを振ってはいけない」と言いますよね。
僕はこの事実は知っていたのですが、じゃあ逆にどうやってボールに力を加えればいいのかが分からなかったんです。
でも、これについてはDVD『テニス・ダブルス上達革命』が解決してくれました。こんなにもボレーのやり方を丁寧に教えてくれたDVDは他にありません。手首だけでラケット面を作るコンパクトさは本当に知れて良かったです。
また、バックボレーについては『新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~』のお陰で、力強く打てるようになりました。バックボレーは意識して肩を入れて体幹をひねる必要がないというのがミソです!
サーブのフォームを改善したい場合
サーブのフォームが分かりやすいDVDは、色々見た中で『テニス・ジュニア選手育成プログラム』が一番でした。
が、サーブのフォームだけのためにこのDVDを買うのはオススメしないので、YouTubeや本などでサーブのフォームを勉強したほうがいいと思います。
その上で、DVD『新井流フルスイングテニス塾 ~確率&スピードを自在に操る回転系サービス~』を買って、回転量の多いサーブを練習すると、安定感が増してダブルフォルトも恐れないサーブが習得できると思います。
まとめ
フォームを改善するには、まず正しいフォームを頭で理解する必要があります。なぜその動きなのか?ということを知れれば、忘れにくくなりますし、納得してフォームを改善していけます。
また、そもそもテニスを始めたばかりで、全体的にフォーム自体がよく分からない人は、DVD『神谷流テニス最速上達法』を見て、体の使い方の基礎から覚えていきましょう。このDVDは初心者のバイブルですから、自己流に走る前に見ておきたいです。