今回、「新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~」を見てみました。
過去に『新井流フルスイングテニス塾ワイパースイングZERO』や『新井流フルスイングテニス塾 実践ワイパースイング フォアハンド編』を見たことがあり、これらは僕の中であまり高評価ではなかったので、期待はしていませんでした。
しかし、このDVDはまさに“新井流”であり、技術的な面で非常に勉強になりました。
このページでは、DVDを一通り見た感想と、どんな人におすすめ出来るかを紹介していきたいと思います。ボレーが苦手な人は是非読んでみてください。
「新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~」が自宅に届いた
日曜日の夕方に注文して、2日後の午後には自宅に到着しました。早かったです。
また、梱包もしっかりしていました。
中身について
DVDは4枚組で、さらに特典DVDが1つ付いてきます。
Disc.1「フォアボレー編」の収録時間は31分です。
Disc.2「フォアボレー実践編」の収録時間は41分です。
Disc.3「バックボレー基本編」の収録時間は33分です。
Disc.4「バックボレー実践編」の収録時間は45分です。
特典DVDの収録時間は39分です。
「新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~」を見た感想
このDVDを見た感想は、「これなら力の入るボレーが打てそう!」でした。
基本、ボレーは誰でも出来ると思います。ただ、打ち返せても相手のチャンスボールになってしまったり、弱いボールでしか返球できないとなると、試合では全く使い物になりません。
特に、ダブルスではボレーが攻撃的に決められないと相手にとって脅威ではなくなり(相手にプレッシャーがかからず)、どんどん攻め込まれてしまいます。
僕もボレーには苦手意識を持っており、ダブルスが好きではありません。最近ようやくポーチに出られるようになりましたが、以前は前衛をしていても全く機能せず、いてもいなくても同じような状況でした。そもそも、いくらボレーで返しても、相手に取られてしまっていました。なぜなら、ラリーを続けるボレーボレーの打ち方しか出来ていなかったから。
コントロール重視の弱々しいボレーでは、ポイントが決まることは稀です。
そこで今回このDVDを見てみたら、これまでのボレーの概念がガラッと変わってしまいました。グリップの持ち方から、ラケットの振り方、力加減、フットワーク、手首の使い方、それらすべてが僕のやり方と異なっていたのです。
これだけ違えば、ボレーに力が入らないのも納得がいきます。このDVDはボレーが苦手な人すべてにおすすめ出来ると思いました。
【新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~】
- 価格:19,800円(税込)
- 送料:無料
- 特典1:購入者のみが直接新井氏に悩みを聞いてもらえるメールサポート30日間
- 特典2:優先申し込み権(新井流オンコート特別強化練習)
- 特典3:3種類のボレーの実践レッスン映像(特典映像)
- 特典4:バックボレーのスペシャル特別レッスン映像(特典映像)
- 特典5:バックハンドスライスの特別レッスン映像(特典映像)
- 特典6:必殺ライジング&ドライブボレー特別レッスン映像(特典映像)
- 特典7:質疑応答(特典映像)
- 特典8:新井流技術ブログが見放題
- さらに90日間完全返金保証
公式サイト新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップする フォアボレー・バックボレー~
「新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~」の内容
DVDの大まかな内容は、以下のようになっています。
【Disc.1 フォアボレー基本編】
- 基本理論
- レディーポジション
- グリップ
- インパクトでの力感
- 回転
- 基本ボレー
- 身体の使い方
【Disc.2 フォアボレー実践編】
- 3種類のボレー理論編 基礎理論
- 3種類のボレー実践編 ネットから近いボレー
- 3種類のボレー実践編 ネットから遠いボレー
- 3種類のボレー実践編 中間ボレー
- 3種類のフットワーク理論編 基礎理論
- 3種類のフットワーク実践編 足とインパクトが同時
- 3種類のフットワーク実践編 足を出してからインパクト
- 3種類のフットワーク実践編 インパクトの後足を出す
- フォアボレー実践テクニック
- ボレーvsストローク
【Disc.3 バックボレー基本編】
- 基本理論
- レディーポジション
- グリップ
- インパクトでの力感
- 回転
- 基本ボレー
- 身体の使い方
【Disc.4 バックボレー実践編】
- 3種類のバックボレー理論編 基礎理論
- 3種類のバックボレー実践編 ネットから近いボレー
- 3種類のバックボレー実践編 ネットから遠いボレー
- 3種類のバックボレー実践編 中間ボレー
- 3種類のフットワーク理論編 基礎理論
- 3種類のフットワーク実践編 足とインパクトが同時
- 3種類のフットワーク実践編 足を出してからインパクト
- 3種類のフットワーク実践編 インパクトの後足を出す
- バックボレー実践テクニック 片手バックボレー
- バックボレー実践テクニック 両手バックボレー
- ボレーvsストローク
- まとめ
【特典DVD】
- 3種類のボレー
- バックボレー
- スライス
- ライジング&ドライブボレー
- 質疑応答
Disc.1 フォアボレー基本編
基本理論
これからDVDでどんなボレーを目指していくのか、新井さんが説明しています。
僕はボレーに苦手意識があり、ダブルス中にボレーを打っても威力が小さかったり、コースが甘かったりするので、どんなことが学べるのか楽しみになりました。
レディーポジション
ボレーを打つ準備として、姿勢や足の幅について教えてくれます。
基本こそ大事ですから、忠実に守ってやっていきたいです。
グリップ
いくつかのグリップが紹介されていますが、今まで聞いたことのないグリップの持ち方もありました。そして、DVDではそれが推奨されていました。
僕は今までコンチネンタルグリップでボレーをしていましたが、だから威力が出なかったようです。
これはめちゃめちゃ勉強になりました。
インパクトでの力感
これまた目から鱗でした。新井さんは一般的な教え方とは逆向しています。僕はこれまで部活、テニススクール、サークルと様々な場所でテニスを学んできましたが、こんなことは聞いたことがありません。
この方法は、ボレーに苦手意識を持っている人や、速いボールに対応するのが苦手な人が、スピードのあるボレーを打つのに効果的だと感じました。
回転
どのようなボールが相手にとって効果的なのか、理由をつけて説明してくれています。納得しました。
基本ボレー
このpartのタイトルは「基本ボレー」となっていますが、あくまでスピードを出すための基本ボレーです。
どのようにしたらボレーに決定力が付くのか、ラケットの振り方を教えてくれています。この説明を聞いて、まさに僕はスピードが出ないボレーの打ち方をしていたことに気付きました。
極端かもしれませんが、ボレーに威力が出ない人はこのpartの内容をどんどん練習に取り入れるべき。
もはやここまでの説明でだいぶ威力のあるボレーは打てるようになるんじゃないでしょうか?
身体の使い方
身体の使い方というか、左手(ラケットを持っていないほうの手)の使い方を教えてくれています。
これを聞いた時も、「ほぉ~」と思いました。
僕は今まで意識したこともありませんでしたし、素振りをしてみたら出来ていなかったので、これは今後意識してやってみようと思いました。
Disc.2 フォアボレー実践編
3種類のボレー理論編 基礎理論
3種類のボレーについて、それぞれの違いや打つ時のイメージを教えてくれます。
よく聞いておきましょう。
3種類のボレー実践編 ネットから近いボレー
新井さんがネットに近いボレーを相手コートに叩き込む見本を見せてくれています。
これはDisc.1「フォアボレー基本編」の内容を再現しているだけです。
3種類のボレー実践編 ネットから遠いボレー
ネットから遠いボレーはどのようなラケットさばきで打てばいいのかが分かります。
説明に納得は出来るのですが、球出しのボールを打っているだけなので、これなら大抵の人は出来ます。ボールを出す人もうまいですし。
問題は実践で使えるのかどうか。
新井さんにはボレストで実践してほしかったです。
3種類のボレー実践編 中間ボレー
中間ボレーとは、「ネットから近いボレー」と「ネットから遠いボレー」のそれぞれの打ち方からいいとこ取りをしたようなボレーです。
速いボールに対してはこの打ち方が良いです。コンパクトで威力も出ます。ハイレベルなボレストをする時でも使えそうです。
3種類のフットワーク理論編 基礎理論
僕は、ボレーといったらインパクトと同時に足をまえに踏み出すもんだと認識していましたが、これは状況によって変わってくることを知りました。
ボレーにはフットワークの種類が3つあることを知れたのは収穫です。何度も練習し、うまく使い分けていきたいです。
3種類のフットワーク実践編 足とインパクトが同時
ただただモデルさんがボレーをしている映像が流れます。
3種類のフットワーク実践編 足を出してからインパクト
最初に足を出してポジションを決めてしまうので、ボールの軌道の予想が外れた時はとても窮屈で打ちにくそうでした。
このフットワークはきっと届かなそうなボールに対して、大きく1歩を出してなんとか食らいついて打つ時に使うのだと思います。
なので、通常で使うことはあまりないでしょう。
3種類のフットワーク実践編 インパクトの後足を出す
このフットワークが一番スタンダードかなと感じました。
しっかりラケット面を決めて、それからボールを迎えにいき、打ち込んでいきます。これなら速いボールにも対応できそうです。
フォアボレー実践テクニック
新井さんが様々なバリエーションのボールをボレーで的確に返しています。
高い打点からネットより低い打点のボールまで、色々な打ち方を観察できます。
このように、ランダムな球出しからボレーの練習をするやり方は役に立ちそうです。
ボレーvsストローク
ここで僕が見たかったボレストの練習を披露してくれています。
新井さんがボレーをしています。
が、非常に残念だったのが、ほぼ新井さんをアップにした映像だったこと。もっとストロークの人まで全体を映し、新井さんがボレーを打った後のボールの軌道も見たかったです。
Disc.3 バックボレー基本編
基本理論
バックボレーに対する基本的な考え方を教えてくれます。
レディーポジション
片手打ちと両手打ちの持ち方や、構え方についての説明があります。基本的なことです。
グリップ
フォアボレー編とは若干、紹介されているグリップの種類が変わっています。
両手打ちのグリップの持ち方も紹介されていますから、女性でも参考になります。
インパクトでの力感
教え方はフォアボレー編と同じでした。
僕は紹介されているグリップの持ち方でバックボレーをしたことがないので、どれ程威力が出るのか今度試してみたいと思いました。
あと、両手打ちを披露してくれている女性が、なんと過去に杉山愛さんとペアを組んで結果を残しているプロの方でした!だからこんなにうまいのか!
回転
新井さんと女性プロが、それぞれ片手打ちバックボレー・両手打ちバックボレーのデモンストレーションを行ってくれています。
このpartを見たことで、なぜ新井さんがこのグリップの持ち方を推奨しているのかを理解することが出来ました。
これを習得できれば、相手が取りづらく、試合で使えるボレーに仕上がると思います。
基本ボレー
片手打ちと両手打ちのボレーの打ち方について、とても感覚的に教えてくれています。
なぜそのやり方が良いのかイマイチ理由は分かりませんが、きっと新井さんの経験則ではそうなのでしょう。実践でも見せてくれていますが、強力なボレーが打てています。
今度やってみようと思います。
あと、ボールの良し悪しを音で判断しているところも見習おうと思いました。
身体の使い方
左手の使い方を教えてくれます。ここはサラッと見るだけで大丈夫でした。
Disc.4 バックボレー実践編
3種類のバックボレー理論編 基礎理論
3種類のボレーと、それぞれのイメージについての説明があります。
基本的には、フォアボレー実践編で紹介されていた内容と同じです。
3種類のバックボレー実践編 ネットから近いボレー
片手打ち・両手打ちで、ネットに近いボールをボレーする時のお手本を、コツを交えながら解説してくれます。
インパクト時の手首の使い方については興味深く、早く実践してみたいと思いました。
3種類のバックボレー実践編 ネットから遠いボレー
教え方・内容はフォアボレー編とほぼ同じでした。
3種類のバックボレー実践編 中間ボレー
新井さんはさらりと強力なボレーを連続で打ち込んでいますが、腕や体幹がしっかりしているからここまで強いボレーが打てているのかなと感じました。
が、この打ち方が習得できれば、ボレストをする時や試合中に速い球を打つ時にも使えます。
絶対にものにしたいです。
3種類のフットワーク理論編 基礎理論
このpartも、フォアボレー編と同じ感じでした。
3種類のフットワーク実践編 足とインパクトが同時
デモンストレーションが流れるだけです。
3種類のフットワーク実践編 足を出してからインパクト
この打ち方はアングルを打つ時などに有効なのかもと思いました。
1歩前に足を踏み出す分、ネットに近づくので角度が付けられそうです。
3種類のフットワーク実践編 インパクトの後足を出す
ボールにしっかりと体重が乗るので、これを打ち返すとなるとかなり重そうです。
フットワークには3種類ありますが、どれを使うかは場合によります。なので、「こんなボールが打ちたい!」と頭で考えることで、自然と最適なフットワークが出来るようになるのがベストだなと思いました。
練習あるのみです。
バックボレー実践テクニック 片手バックボレー
実際に新井さんが様々なボールを片手バックボレーで打ち返しています。とても上手です。速いボールに対してもしっかり反応し、コンパクトな動きで返球しています。
僕もこんな風になりたいので、この映像を何度も見て参考にしたいと思いました。
スローモーションの映像もあるので、とても勉強になりました。
バックボレー実践テクニック 両手バックボレー
このpartも両手打ちになっただけで、1つ前のpartと同じ内容の映像が流れます。
両手打ちボレーの人には勉強になると思います。
ボレーvsストローク
このボレストの映像には、全体を映した映像も比較的多く含まれていたので、良かったなと感じました。
まとめ
最後にまとめています。
特典DVD
3種類のボレー
生徒さんの姿は見えませんが、実際に新井さんが生徒さんに教えている風景を見ることが出来ます。
最初のほうはカメラが固定されていないのかブレブレですが、内容的にはこれがものすごく説得力があり、とても分かりやすいです。
必見です。
バックボレー
DISC.3、DISC.4と教え方は同じですが、生徒さんに教えているので伝わり方・説得力が違います。
そして、これを見てようやく、「あ!だから今までバックボレーでボールにうまく力が伝わらなかったんだ!」と気付くことが出来ました。
特典DVDがあって本当に良かった。
あと、このpartの最後に、超強力な両手バックボレーを実践する女の子が登場します。とっても破壊的でした。急にオモロ過ぎやろこれ(笑)
スライス
スライスもボレーの延長線上として考えて教えてくれています。
これがまた興味深いです。プロのスライスについてや、フェデラーのスライスのやり方が話に出てきて、とても勉強になりました。
ライジング&ドライブボレー
ライジングの方法を教えてくれています。やり方については、DVD『新井流フルスイングテニス塾 実践ワイパースイング フォアハンド編』に収録されていたものと同じでした。
あと、またもや、めちゃめちゃうまい女の子が出てきてライジングを実践しています。見た目キュートなのにあの威力・実力はギャップにやられます。ジュニアでかなりの実力者か、プロを目指している人だと思われます。
質疑応答
最初は『新井流フルスイングテニス塾 ~確率&スピードを自在に操る回転系サービス~』にも収録されている、サーブと文字盤の関係についての説明をしていますが、途中から生徒さんとの質疑応答が始まります。
ボレーやワイパースイング、ラケットの重さ・面の大きさ・グリップの太さ、ガットのテンション、ラケットやガットによる回転のかかりやすさなど、様々な質問に新井さんが答えています
このpartだけでも非常に多くの知識が身に付きます。これは聞くべきです。
まとめ
僕は10年以上テニスをしてきましたが、ここまで僕のボレーのやり方と新井流のボレーのやり方が異なるとは思いませんでした。
もしかしたら、ボレーが苦手だったり、威力のあるボレーが打てない人は、基礎から間違っていることが多いのではないでしょうか?現に僕がそうでしたし。
DVDを見終わった後は、「自分がこれまでやってきたボレーは何だったのか…」と思いましたが、逆に言えば、まだまだ伸びしろがあるということ。むしろDVDを見て希望が持てました。
あんまり期待していなかったんですが、予想をはるかに超える良い内容でとても満足です。これで2万円以下なら安いです。得るものは多く、大きいです。
このDVDをおすすめ出来る人は、初心者~上級者問わず、ボレーを上達させたい人、ボレーに苦手意識を持っている人です。威力にこだわったボレーの方法が学べるので、今後ダブルスをするのが楽しくなると思います。
【新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~】
- 価格:19,800円(税込)
- 送料:無料
- 特典1:購入者のみが直接新井氏に悩みを聞いてもらえるメールサポート30日間
- 特典2:優先申し込み権(新井流オンコート特別強化練習)
- 特典3:3種類のボレーの実践レッスン映像(特典映像)
- 特典4:バックボレーのスペシャル特別レッスン映像(特典映像)
- 特典5:バックハンドスライスの特別レッスン映像(特典映像)
- 特典6:必殺ライジング&ドライブボレー特別レッスン映像(特典映像)
- 特典7:質疑応答(特典映像)
- 特典8:新井流技術ブログが見放題
- さらに90日間完全返金保証