今回、群馬県にあるミナミグリーンテニスクラブが監修しているDVD教材「テニス・ジュニア選手育成プログラム」を一通り見ました。
良かった点・気になった点、色々ありますが、後半に収録されている完全ジュニア向けの指導・練習方法はすぐにでも子供に取り入れたいと思えるものばかりでした。
そこでこのページでは、「テニス・ジュニア選手育成プログラム」を見た感想について書いていきたいと思います。購入を考えている人には参考になるでしょう。
「テニス・ジュニア選手育成プログラム」が自宅に届いた
日曜日の夕方ごろに注文すると、その3日後(水曜日)の午前中にはポストに投函されていました。
注文確定メールはなぜかグーグルの迷惑メールに振り分けられていたので、購入する人で「注文したのに返事のメールが届かない…」と思った人は、1度迷惑メールフォルダのほうも見てみるといいですよ。
梱包は丁寧でした。
中身について
中身はDVDだけでなく、
- 「領収書 兼 納品書」
- 「購入者特典 ご利用の手引」
- 「商品返品・返金規定」
の用紙も同封されていました。
「テニス・ジュニア選手育成プログラム」を見た感想
一通り見た感想としては、このDVDは、小中学生向けであると同時に、今後(高校生以上)にも役立つ内容だなと感じました。
また、ジュニアの子供を持つ親にとっても、子供を指導する上で大切な知識が学べます。ミナミグリーンテニスクラブのコーチがどのような考え・指導法でジュニアを育てているのかが分かるので、子供が小さいうちから見ておいたほうがいいと思います。
内容的には、DVD2の後半から実際にジュニアの子供たちが出てきますが、そこからの内容がとても濃いです。むしろ、DVD2の後半部分(「正しい姿勢・歩き方・走り方」のpart)から見始めたほうがいいんじゃないかと思うほど。
ジュニア向けテニスDVD教材としては、とても充実していました。
【テニス・ジュニア選手育成プログラム】
- 価格:14,800円(税込)
通常価格19,800円(税込) - 送料:無料
- 特典1:個別メールサポート(180日間回数無制限)
- 特典2:安心の180日間完全満足保証(返金保証)
公式サイトテニス・ジュニア選手育成プログラム【ミナミグリーンテニスクラブ監修】
「テニス・ジュニア選手育成プログラム」の内容
「テニス・ジュニア選手育成プログラム」は2枚組です。
内容は以下のようになっています。
【DVD1】
- サービス(内転・グリップ・コンチネンタルグリップ)
- サービスとフォームとトスアップ
- サービスの練習法
- メディシンボールを使用したサービス練習法
- サービスのテイクバックと補足
- リターン
- ストローク(デモンストレーション・解説)
- ストローク(フォアハンド)
- ストローク(バックハンド)
- バックハンド(スライス)
- 練習方法(フォアハンド)
【DVD2】
- 練習方法(バックハンド)
- ストローク(ワンポイントレッスン)
- ボレー・スマッシュ
- 正しい姿勢・歩き方・走り方
- 幼少期の指導方法(ストローク・フォーム)
- 幼少期の練習方法(感覚を養うトレーニング)
- トップへの基礎作り Pt1
- トップへの基礎作り Pt2
- 身体ケア
- 最後に講師から
DVD1
サービス(内転・グリップ・コンチネンタルグリップ)
DVDは小中学生向けとなっていますが、今後、高校生、大学生、プロへと成長していく上で大切な、腕の内転、グリップの持ち方を紹介してくれています。
これらの教えはすべて、今後を見据えての指導となっています。なぜなら、小中学生にとって打ちやすいフォームが必ずしも高校生・大学生になった時に打ちやすいフォームとは限らないからです。
小さいうちから正しいフォームを身に付けることが今後の成長につながると思うので、ここで学べる基本的な事項は完璧に覚えておきたいところです。
ただ、説明が少し丁寧すぎるというか、まどろっこしい部分があるので、「もう少しシンプルな言葉でまとめてくれていたらなぁ」と感じました。あと、スクールのある場所がかなり風通しが良いのか、結構風の音が入っています。
サービスとフォームとトスアップ
肩や腰に負担のかからないサービスフォームや、2種類のサービスフォーム、トスのコツなどが紹介されています。
また、前のpartで紹介されていた、内転を利用した腕の使い方の練習法も説明されていました。
「ゼロポジション」「トロフィーズポーズ」といった専門的な用語が出てきますが、実戦しながらの解説なので、すんなりと理解することが出来ました。
この辺りの技術はジュニア時代からしっかり身に付けておきたいです。
サービスの練習法
ここでは2つのサービス練習法が紹介されていました。
どちらも腕の内転や体を大きく使った打ち方を習得するのに役立つ練習方法です。
シンプルなので小中学生でも出来ます。
メディシンボールを使用したサービス練習法
メディシンボールとは、体幹などを鍛えるための重いボールですが、この道具を使うことで、パワーを最大限発揮するための体全体の動きをマスターすることが出来ます。
これを見て、「筋力が付き始めるジュニアが、効果的にパワーを引き出すコツを掴めそうだな!」と感じました。
どうしても大人とジュニアでは体の成長度合いが違いますから、このようにジュニアの体の状態の視点に合った練習は取り入れていきたいところです。
サービスのテイクバックと補足
体に無駄な負担をかけない効率的なサーブのテイクバックと、ジュニアにありがちな良くないテイクバックについて簡単に説明してくれています。
背の小さいジュニア時代は、どうしてもラケットの面を上方向に向けて、ボールを打ち上げてしまいがちですが、これがクセになってしまうと今後に悪影響を及ぼしてしまいます。
なので、補足でも言われているような意識をジュニア時代から常に持っておくことが必要だと感じました。
リターン
リターンに重要な足さばき、ボールを打つタイミング、構えた時の腕の位置、ポジショニングを学ぶことが出来ます。
これらの技術は僕も普段から実践していますが、内容的には「ワンランク上のものだな」と感じました。
ただ、このイメージを持つことによって、リターンから攻撃性を増したショットが打ちやすくなるので、是非習得したいところです。
ストローク(デモンストレーション・解説)
プロ選手のキレイなストロークを見ながら、解説が行われます。
いきなりストロークのいろはを解説するのではなく、プロによるストロークの完成形を見ることが出来るので、良いイメージを持って練習に臨めると思います。
安定した打点や体幹をしっかり使ったショットは非常に羨ましく思いました。
ストローク(フォアハンド)
このpartは比較的長い説明が続きます。
グリップの一通りの持ち方から、テイクバックの効率的な方法、返球されたボールにうまく対応するためのコツ、ボールへのアプローチ方法、スプリットステップのコツなどを学ぶことが出来ます。
プロの選手がどれだけフォアハンドに頼って試合を進めているのかなども知ることが出来、知識が付きました。
また、体の使い方によって、より大きなパワーを引き出す方法も分かるので、僕も参考になりました。
ストローク(バックハンド)
ストロークのバックハンド編も、フォアハンド編と同じように、グリップの持ち方、テイクバック、ボールへのアプローチ方法、スイング方法をレクチャーしてくれています。
ちなみに、両手打ちバックハンド、片手打ちバックハンドをどちらも詳しく解説してくれています。
僕は普段から両手打ちバックハンドで、片手打ちバックハンドのやり方を知らなかったのですが、この解説は分かりやすかったので、今度練習してみようかなと思えました。
バックハンド(スライス)
スライスの打ち方に関しては、非常にためになりました。
僕はどちらかというとスライスが苦手で、うまく打てる時とうまく打てない時の差が激しいのですが、どうしたら力の乗ったスライスが打てるようになるのかがシンプルに紹介されていて分かりやすかったです。
今後、コツを意識しながら練習していきたいです。
練習方法(フォアハンド)
このpartでは、フォアハンドを強化していくための練習方法がいくつも学べます。
初心者でも体幹を意識した打ち方を練習できるので、これは何度も練習したほうがいいなと感じました。
また、走らされた時のフォーム、チャンスボールの打ち方、深いボールの対処法など、様々な球種の打ち返し方が分かるので、試合の場でもこれらのイメージはかなり参考になると思いました。
DVD2
練習方法(バックハンド)
基本的には、前回part「練習方法(フォアハンド)」と同じ内容です。
「練習方法(フォアハンド)」のアドバイスを意識しながらバックハンドを練習していきましょう。
ストローク(ワンポイントレッスン)
このワンポイントレッスンの内容は非常に良いものでした。
なぜなら、安定したストロークを打つための、体の使い方を覚える方法を教えてくれるからです。
簡単に手に入る道具を利用して行う練習方法は、力が付き始める小中学生時代から少しずつ始めるべきだと思いました。
ボレー・スマッシュ
このpartには「ボレー・スマッシュ」と名が付いていますが、実際はボレーだけの収録となっています。何度か確認しましたが、スマッシュのレクチャーはありませんでした。
※後半に収録されている「トップへの基礎作り Pt2」でスマッシュの詳しい打ち方が紹介されています
ボレーについては、普通のボレー(ミドルボレー)から、ハーフボレー、ドライブボレーまでを一通り教えてくれています。
プロの方の動きが本当にうまいので、実戦している姿をよく観察しておくことをおすすめします。
正しい姿勢・歩き方・走り方
この辺りのpartから、幼少期・ジュニア向けの視点で、テニスをする上で大切なことを説明してくれています。
僕は、姿勢や歩き方、走り方は当たり前すぎて「こんなこと改めて教えてもらうまでもない」と考えていましたが、足の運びについては僕も思い当る部分があり、直さなければならないと感じました。
ジュニアにありがちな良くないクセに早い段階から気付けるので、ためになります。
幼少期の指導方法(ストローク・フォーム)
このpartでは、幼稚園~小学校低学年くらいのジュニアの子が出てきます。
多くの人がイメージするような、テニスボールを使った練習とは違い、子供でもクリアできる難易度の練習なので、達成感が味わえます。
それでいて、体の動作やバランス、ストロークやサーブのフォーム、ボールの感覚を身に付けることが出来ますから、親子でやるといいですね。
幼少期の練習方法(感覚を養うトレーニング)
ここで紹介されている指導法や練習内容は、実際にミナミグリーンテニスクラブで行われているものです。
テニスには俊敏性や判断力など、様々な能力が必要となりますが、そういった技術を自然と身に付けることが出来るので、子供たちも楽しそうでした。
子供にテニスを上達してもらうための考え方も学べるので、特に親(指導者)に見てほしいです。
トップへの基礎作り Pt1
このpartからは、小学生高学年~中学生くらいのジュニアが出てきて、レベルも上がっています。その辺の大学生になら勝てるんじゃないかと思ってしまうほどのボールの安定性・威力です。
ボールの扱い、感覚、一番力が出せる体の使い方など、上達するために必要な練習方法がかなり豊富に紹介されていました。
「今からでもやってみたい」「テニスを始めた時からやっておきたかった」と思える練習ばかりで、しかも親子で出来ますから、これは参考にする価値アリです!
トップへの基礎作り Pt2
サーブの詳しい打ち方や、試合を想定した練習、頭を使ってチャンスボールを決めに行く練習が紹介されていました。
内容的には、ジュニアのみならず、誰がやってもためになるものです。普段の練習から取り入れたいと思いました。
身体ケア
接骨院の院長が、テニスをする上で疲れやすい部位の身体ケアを丁寧に教えてくれます。
自宅で簡単に、かつ、親子で出来るものですから、覚えておいてまず損はないです。どの辺りに疲れが溜まりやすいのかを把握でき、とても役に立ちました。
最後に講師から
子供を指導する立場の人に向けて、最後にアドバイスをしてくれています。心に刻みましょう。
まとめ
正直言うと、DVD1~DVD2の「ボレー・スマッシュ」までは、テニススクールでも良くある形式的なレクチャーでした。なので、「本当にこれはジュニア向けのDVDなのかな???」と疑問に思うほどでした。
しかし、DVD2の後半からは実際に幅広い年齢のジュニアが出てきて、練習内容もジュニアに合ったもので、さらに道具を使って工夫されていたので、目から鱗でした。
このDVD教材の使い方としては、DVD2の後半に収録されているジュニア向け練習法を普段の練習に取り入れて、各ショットの打ち方はDVD1~DVD2の「ボレー・スマッシュ」のpartを何度も見返すことで確認していけばいいと思います。
内容的には今後を見据えたものなので、子供が高校生以上になっても参考に出来ます。
価格は14,800円(送料無料)ですが、2枚組(DVD1:68分・DVD2:72分)で実用的な内容なので、「高すぎる」とは思いませんでした。
実際、ミナミグリーンテニスクラブでは、このDVDに収録されている練習をこなすことで強いジュニアが育っていますから、理にかなっているんだと思います。
このDVDは、これから小さなお子さんにテニスを始めさせたい人、小中学生の子供に効果的な練習をさせたあげたい人、ジュニア向けの練習方法を知りたい人におすすめです。
【テニス・ジュニア選手育成プログラム】
- 価格:14,800円(税込)
通常価格19,800円(税込) - 送料:無料
- 特典1:個別メールサポート(180日間回数無制限)
- 特典2:安心の180日間完全満足保証(返金保証)