新卒で初めての就活。順風満帆に行く人がいれば、いくら頑張っても内定がもらえない人もいます。
僕が就活生だった時は始めてから2ヶ月ほどで最初の内定を獲得し、その2ヶ月後には第一志望の企業(東証一部上場)から内定をもらいました。自分で言うのもなんですが、かなり順調に行ったほうだと思います(実際はその後に公務員試験も受けて合格)。
しかし周りには、なかなか内定がもらえず、就職先が決まらないまま大学を卒業してしまった友人も数人いました。いったい、内定がもらえる人ともらえない人の違いは何なのでしょうか?
そこで今回は、両者の違いと特徴について、自分の体験談を交えながら書いていきたいと思います。
内定がもらえる人の特徴
自分に合った企業を選んでいる
内定がすんなりもらえる人というのは、自然と自分に合った企業を選んでいるように感じました。「合った」というのは、大学のレベルと企業のレベルであったり、性格的な部分であったり。
例えば、僕は理系の土木関係を勉強していたので、建設業の選考ばかり受けていました。ほかにも、学生時代に海外旅行ばかり行っていた人は旅行会社。オシャレな人はアパレル業界。車が大好きだった人は自動車ディーラー。
企業が自分の身の丈に合っていれば、志望動機やアピールポイントも面接官に響くものになりやすいと思うんですよね。
新卒の時の就職活動と転職活動を経験してきて、企業と人材がいかにマッチできているかは重要なことです。
最低限の努力をしている
内定がもらえる人は、人並みの努力をしている人でしょう。
具体的には、最低でも就活解禁日には就職活動を始めている人。適性検査(筆記試験)対策は参考書1冊をひと通り終わらせるくらい勉強している人。自己分析をして自分の一番のアピールポイントを見つけられている人。軸がはっきりしてて、一貫性のあるエントリーシートを作成できる人。
関連逆算的な就活の始め方!何から始めればいいのか伝授してあげよう
関連就活のグループディスカッションのコツは「堂々・主張・同調・質問」の4つ
関連面接でエントリーシートの内容そのまま言ったけど第一志望から内定もらえたよ
ここまでできていれば、面接もほとんど問題ないはずです。まぁ、アガり症の人は面接に慣れることも必要だけど。
内定がもらえない人の特徴
自分に合った企業を選んでいない
なかなか思い通りに内定がもらえない人は、自分に合っていない企業を選んでいる可能性があります。
僕が転職活動をしていた時、こんな人がいました。どこにも就職しないまま大学を卒業しているのに、異常にプライドが高く、「大手企業しか興味ありません!」とハッキリ言っていた女性。声が大きかったので聞こえてしまったのですが、「接客のバイトをしていた時、おじ様にかなり気に入られていた!」と自慢げに話していました。身の丈に合っていない、自分よがりな考えで企業を選んでも内定はもらえないだろうなと思いました。
ほかにも、いい大学に通っているけど、選考を受けている企業がそこまでのレベルの人材を求めていない場合。いろんな企業の面接を受けていると分かりますが、社風・従業員の性格はさまざまです。マジメな人が多い会社、若い人ばかりの会社、ヤンキーみたいな社長がいる会社(飲酒運転したことを武勇伝のように語っていた…)、小心者の社長がいる会社などなど。
どれだけ優秀であろうと、人事に「ウチの会社には合わないな」と思われれば内定はもらえません。合う合わないがあることは理解しておきましょう。
客観的に見て努力をしていない
就活を始めるのが遅かった人、ちょっとやっただけでやる気がなくなった人はもちろん、他人と比較して「あまり努力できてないかも…」と思われるような人は内定は難しいかもしれません。
筆記が苦手なのにSPIの勉強をほとんどしていない。まともに自己分析をしていない。エントリーシートはその場の思いつきで書いている。面接もほぼアドリブ。
心当たりがある人はすぐ対策を始めましょう。
逆にしっかりできていて、いまだ内定がもらえていない人は単に運がないだけ。人間性に問題があるとか、そんなことは滅多にないので、根気よく選考を受け続けましょう(落ち込んでいる時はそれがなかなか難しいんだけどね)。
まとめ
すぐに内定がもらえる人と、いまだ内定がもらえていない人の差はそんなにないと思っています。違いは、自分に合った企業を探せているか、基本的な努力をしているか、それくらいでしょう。あとはたまたま、相対的に自分より優秀な人がいたとか。
それでももし自信をなくしている人は、自分だけで抱え込まず、親や友人に悩みを相談したり、新卒向けの就活支援サービスを利用するべし。たまに休憩してもいいので、就活をやめないことが一番です。