就職活動が始まり、プレエントリーを終えると、しばらくして会社説明会のお知らせが来るようになります。僕はだいたい80社ほどプレエントリーしており、就活が解禁されて1ヶ月後には少しずつ説明会の案内メールが来るようになりました。
中には、説明会と1次選考を兼ねているものもあり、まだ準備ができていなかった僕はとても困ったのを覚えています(自己PRも志望動機も適当だった…)。
ただ、1次選考を兼ねていないような会社説明会は果たして行く必要があるのでしょうか?
会社のことはホームページを見ればある程度分かりますし、志望順位がそこまで高くない企業なら、わざわざ説明会に行っても時間の無駄になるだけのようにも思えます。
そこで今回は、僕が感じた会社説明会の意味、必要性について書いていきたいと思います。
会社説明会に行く意味とは?
選考に進むべきか判断材料になる
なぜ会社説明会があるのでしょうか?
それは、企業からしてみれば、多くの就活生の前でアピールをし、1人でも多くの優秀な人材を手に入れるため。
人事は優秀な人材を見つけなければなりませんから、それだけ本気で取り組んでいるわけです。ですから、会社説明会に参加したのに仕事に魅力を感じなければ、その程度の会社なのかもしれません。
僕が参加した中には、ごく普通の清掃業なのに、自慢するように仕事の説明をしている社長が出てきたものがあり、とても違和感を覚えました。逆に、今後の展望を具体的に話せる人事が出てきた説明会には感心し、「絶対に選考に進みたい」と思えました。
こういったことから、会社説明会は選考に進むかどうかを決める判断材料になります。
エントリーシートが配られることがある
企業によっては、説明会参加を選考に進むための必須条件にしているところがあります。ほかにも、説明会参加者にだけエントリーシートを配る企業があります。
僕が参加した中には1社だけ、会社説明会の終盤にエントリーシートが配られたのですが、まさかこうした形を取る企業があるとは知らず驚きました。
この経験から、志望順位の高い企業の説明会は絶対に参加しようと心に決めました。
企業研究に役立つ
面接のよくある質問に、「他社ではなくどうして弊社を選んだのですか?」というものがあります。
正直なところ、「自分が希望する業種ならどこに就職してもいい」と思っている人も多いのではないでしょうか?または、選考を受ける企業のほかに、競合他社の選考も受けているのでは?
このような場合は、どの企業の志望動機も似たり寄ったりで、イマイチ説得力に欠ける内容になりがち。
だからこそ、会社説明会に参加し、他社との違いを探したり、「競合他社と差別化を図るために努力していることは何ですか?」などと質問をするのは大切なことです。早い段階から企業ごとの違いを把握できていれば、自分の進みたい道が明確になり、企業研究・志望動機の作成も捗ります。
興味がなければ会社説明会に行かなくてもいい
「就職活動を何かしなければ!」という焦りから、とりあえず会社説明会に予約する人もいるかと思います。でも、興味がない説明会に行っても退屈なだけ。興味がないから話が入ってきませんし、無駄に交通費がかかって後悔します。
たかが会社説明会でも、「この企業に入社したら何ができるのか?」「何がしたいか?」など目的意識を持って望むといいと思います。
また、説明会に予約しちゃったけど欠席する場合は、事前にキャンセルすることをおすすめします。僕は一度無断欠席したことがあるんですが、朝イチで激おこプンプン丸な人事から電話がかかってきたことがあります。
まとめ
会社説明会が無駄だと考えているのは、目的意識がないからです。自分で意味を見いだすことができれば、行ってよかったと思える説明会になります。
もし、まだ自分のやりたいことが見つかっていない場合は、自己分析をするなりして、自分を知ることから始めてみましょう。