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くるみアレルギーのアナフィラキシーショックで死にかけて救急車に運ばれた話

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楽しい年越しをしようと友人と遊びに出かけた2017年大晦日。この日、これまで体験したことない悲劇が訪れるとは、誰が予想したことか…

 

僕は昔から食物アレルギーを持っています。りんごや桃を食べると口の中が少し腫れることがあります。また、小さい頃は乳製品がダメでした、今は完全に治りましたが。そして一番厄介なのがピーナッツ(落花生)とクルミのアレルギー。

 

アーモンドやカシューナッツは食べても平気なのに、なぜかピーナッツとクルミは酷いアレルギーなんです。これらを食べてしまうと、唇が腫れたり、喉が腫れて呼吸がしづらくなったり、気分が気持ち悪くなってグッタリします。多く摂取してしまった時は嘔吐もしますし、体中に発疹ができます。

 

でもこれまでは、誤ってアレルギー物質を食べてしまっても、嘔吐や休憩など自分で対処することで乗り越えてきました。だから「アレルギー物質は食べないように注意しないといけないけど、万が一食べてしまっても自分で対処できる」と根拠のない自信を持っていました…。

 

そして2017年大晦日。たまたま入ったお店の料理に小さく砕かれたクルミが入っていたんです…。それに気付かず食べてしまい、さらにお酒も2杯飲んでいたから血行が良くなっていて全身にアレルギー物質が運ばれ…

 

今回は、初めてアナフィラキシーショックを体験した時の、体に起きた異常事態について詳細に書いていきたいと思います。

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アレルギー物質と相性の悪いお酒とお風呂

そもそもアレルギー物質を摂取してはいけないのですが、万が一摂取してしまった場合、お酒を吞んだり、お風呂に入ることは自殺行為だと感じました。

 

今回はクルミを食べたと同時にお酒を吞んでしまったので、血行が良くなったことで体中にアレルギー物質が回り、全身に発疹が出てきて、意識障害まで発生してしまいました。

 

ただ、これに似た状況は以前体験したことがあります。昔、誤ってクルミを食べてしまった時に、症状が引いてきたからといって、お風呂に入ってしまいました。そうしたら全身に発疹ができてしまったのです…。お風呂も体を温めることで血行をよくする作用があるので、悪化したんだと思います。

 

血行を良くする行為と、アレルギー物質の組み合わせはとても危険!

※あくまで僕の経験上のことであり、根拠はありません

アナフィラキシーショックが現れたのはクルミを食べてから1時間後だった…!

※アナフィラキシーショックは、アレルギー物質を食べてから1分以内に発症することも多く、早く対処しなければ死に至ることもかなり多い深刻な状況です

クルミを食べてから5分後くらいに喉に違和感…

お店でご飯を食べていて、喉に違和感(アレルギー反応)が出てきたのが分かりました…。せっかく楽しい大晦日にしたいと思っていたのに、なんという運の悪いこと…。

 

違和感が出てきたのは、ご飯を食べてから5分後くらい。この後はご飯を食べることはせず、お酒だけ吞んでその場を楽しんでいました。ぶっちゃけ、「これまで通り休んでいれば症状は治まるだろう」と安易に考えていたんです。

 

そうしたら、症状が出てから30分ほど経つと、喉の腫れは収まり、気持ち悪さも消えてしまいました。この時は「あれ?こんなに早く症状が引いてくれた…!摂取した量が少なかったのかな?」と思いました。

 

今思えば、この時お酒を吞んではいけませんでした…!血行が良くなってしまうから。

1時間後、アレルギー症状が悪化…!

飲食店を出て、違う場所に移動していた時。だんだん酔いが回ってくるのが分かりました。

 

そして、年越しイベントの場所に到着した時。酔いが顔中に回ってきたと思ったら、体中に発疹が現れ始めました…。目も腫れてしまい、醜い状況に…!「これはヤバイ」と思った僕は2階の休憩所でしばらく休むことにしました。

 

水を飲みながら、「なんとか治ってくれ…」と祈りました…。顔がほてり、体中に発疹…、気持ち悪さはなかったのですが、頭がクラクラして考え事をしたくないような、できないような感じ。この感覚はインフルエンザなどで高熱を出した時に似てるかもしれません。

友人との電話中に意識が飛ぶ

休憩所にいた僕。友人が心配してくれてLINEで電話をしてくれました。その時は意識が朦朧としながらも、なんとかスマホを操作して、「うん」「分かった」程度の簡単な会話はできていました。

 

ただ今思うと、スムーズにスマホを操作できていなかったなぁ…。

 

また、電話中に1度意識が飛び、体が崩れそうになるのを感じました。幸い、意識が飛んだのは体感で0.5秒くらい。でもフラフラでヤバイ状態…。

 

「早く、もっと水を買って飲まなきゃ…!かなりヤバイ…!」

 

そう思って、自動販売機に向かいました。まっすぐ歩けず、フラフラとした状態。たぶん近くで見ていた人は恐怖を感じたことでしょう。ただ、自動販売機でスムーズに水が買えない…!

視界の8割が白くぼやけて自動販売機で水が買えない…!

なんとか自動販売機の前までたどり着いたのはいいものの、意識が朦朧とした状態で、さらに視界の8割が白くぼんやりしていたので、どこにお金を入れればいいのかも分かりません…!

 

「集中しないと…!」と思っても、抗うことができないほどの意識障害と視覚障害。

 

2~3秒経つと視界が見えるようになったので、その隙に水を買いました。水を買っている時考えていたことは「普通、ここまでヤバイと人に助けを求めるんだろうな…、受付に行って助けを呼ぶレベルなんだろうな…」でした。

 

そして決意。受付に行って従業員に救急車を呼んでもらおう…!

1階の受付に向かう途中で意識が2回飛ぶ

目は腫れ、顔はお酒とあいまって発疹でほてり、視界は目の前の真ん中以外が白くぼやけた状況。そして、いつ倒れてもおかしくないくらい意識がフラフラ。例えるなら、2日連続徹夜で一睡もしていない状態で、今にも寝落ちしてしまうくらい、意識が一瞬で遠のいてしまうような状態です。

 

「せっかく婚約したのに、ここで死ぬわけにはいかない…!!!」

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そう考えながら階段近くまで歩いたと思ったら急に意識が飛びました…。気付いたら壁にもたれかかっていてモゾモゾしている状態。「あれ?ここどこ?」と薄い意識の中で思っていました。さらに体の自由が利かない…、コントロールできない…。

 

と思ったら、ここでまた意識が飛びます。

 

次に意識が戻ると、近くにあった看板の裏側に倒れていてモゾモゾ…。また「あれ?ここどこ?立ち上がれない…」と薄い意識の中で思っていました。普通にこれ見てた人、恐怖でしかないと思います。ゾンビかと思うくらい異様な有様…。

 

ここからなんとか意識が戻り、階段を一気に駆け下りました。階段下りている途中で意識が飛ばなくて良かったと心の底から思います。視界に受付が写り、なんとかそこまでたどり着くと、意識朦朧とした中、従業員に「ピーナッツ、クルミアレルギーで、○×△※※…」

完全に意識が飛んで床に頭を強打…

なんとか受付にたどり着いたのですが、説明している途中で意識を失い、意識が戻った時には目の前に友人の顔と複数の従業員の顔がありました…

 

なんと床に倒れていたのです…。その際、頭を強打していました。あとで聞くと、3秒ほど意識が飛んでいたようです。

 

5分ほどで消防隊が来てベッドのある部屋に一時的に運ばれ、いろいろと聞き取りがされました。それからさらに5分後、救急車が到着し、聞き取りをされながら病院に運ばれていきました。運ばれている最中、意識はあったものの、またアレルギー物質が頭に上ってきて、意識が遠のきそうになる状況になっていたので、意識をしっかり保とうと努力していました。

※正確には、アナフィラキシーショックが起きると全身の血管が緩む(広がる)ので、急激な血圧低下で意識を失うショック症状が起きることがあります

CT検査と点滴で初入院

アレルギー症状を抑える点滴を開始

病院に運ばれると、アレルギー以外に入院歴や持病のことなど、色々な質問をされました。と同時に点滴も開始されました。この点滴はアレルギー症状を抑えてくれる作用があるそうな。

 

点滴は好きではないですが、もうこの時は「早くブッ刺して楽にしてくれ…!」と本気で思いました。

 

また、このタイミングでお医者さんから「アナフィラキシーショックは48時間以内に第2波が来ることがあるから、今日は入院だよ」と言われました。第2波があることはこれまで知らなかったので、勉強になりました。

CT検査とレントゲン

続いて、頭を床に強打していたので、頭部だけCTスキャンされ、あとは胸のレントゲンを撮りました。

 

何も言われなかったので異常はなかったみたい。頭の傷も、皮膚表面に少し血が滲んだくらいで、針で縫う必要はないと言われました。良かった…、後遺症とかなくて。今後、何かしらの後遺症に気付くかもしれないけど…。

点滴されながら1泊の入院

点滴はされ続けているので、トイレに行く時も、よくドラマなんかで見る点滴がぶら下がったガラガラを引きずりながら移動します。

 

頭は、脳の表面が全体的にジーンとしていて、「脳細胞がだいぶ死んだんじゃないか…」と思うほどでした。

 

この状態で安静にして、1泊、緊急病棟のベッドで過ごしました。ぐっすり寝ました。次の日起きると、目の腫れも収まっていて、かなり回復していました。

飲み薬とエピペンをもらって退院

まさか自分もエピペン(自己注射製剤)を持つことになるとは…。でも、これは絶対に持っていたほうが安心です。いざという時に自分の命を守ってくれるものですから…。一緒に練習用トレーナーももらいました。

 

エピペンにはアドレナリンが充填されていて、アナフィラキシーショックが起きた時に使うと、血管を縮めて心臓の機能を高め、血圧を上げる(通常の状態に戻す)作用があります。ほかにも、アナフィラキシーショックを起こす物質の放出を抑える作用もあるみたい。即効性ありです!

 

 

公式サイトEPIPEN エピペンを処方された患者様とご家族のためのページ

まとめ

アナフィラキシーショックを発症してからもう48時間経っているので、ひとまず安心です。今思うと、クルミを食べてから起きた喉の腫れが第1派で、1時間後に発症したアナフィラキシーショックが第2波だったのかも。分からんけど。

 

それにしても、もうあんな危機的状況には陥りたくないです。

 

これからはさらに食べるものには注意して、「迷ったら食べない」を徹底しようと思いました。食べたことないお店・料理は警戒して、こだわりの料理を出すお店は特に注意。隠し味にナッツを入れているところも多いでしょうから。

 

はぁ、ホント生きてて良かった…。まさか病院で年越しすることになるとは…。

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追記:料金は26,000円弱でした

救急車で対応してもらい、1泊して、朝食付き。点滴とCT検査、レントゲンあり。エピペンと飲み薬をもらいました。

 

その料金は26,000円弱でした。思っていたほど高くなくてホッとしています。

 

本当に感謝しかないです…!