警察採用試験がどの程度の難易度か、気になっている人も多いのではないでしょうか?
受ける前は僕も気になってました。でも実際受けてみたら、全く難しくありませんでした。日東駒専レベルで、高校の授業にもついていけなかった僕でさえ合格することができたんですから。
ただしこれは、しっかり準備をして挑んだ場合の話です。また、あくまで「ほかの公務員試験と比べて警察採用試験は難易度が低い」ということを言っています。
そこで今回は、どうして警察採用試験は難易度が低いと言えるのか、その理由をもっと詳しく紹介していこうと思います。
警察官採用試験の難易度が高くない5つの理由
教養試験は6割でOK
警察採用試験の不安要素の1つが教養試験です。勉強する範囲がかなり広いので、事前に対策しておかないと合格ラインに届きません。
ただ、教養試験はだいたい6割取れれば合格できる認識でOKです。50題あれば30題を正解すればいい。
僕は理系だったので、知能分野(判断推理、数的処理など)にとことん時間をかけ、すべて正解するつもりで解いていきました。で、知識分野はほぼ勘。分からない問題については勘で答えたほうが当たるんでね。
要するに、すべて完璧に勉強する必要はないってこと。特に警察採用試験は問題のレベルが低いので、得意な科目に絞って対策しておけば大丈夫です。
論作文は理想の警察官像を明確にしておけば乗り越えられる
これについては断定できませんが、論作文は警察に関係するテーマが与えられる可能性が高いと感じています。
なので、あらかじめどんな警察官を目指したいのか、理想の警察官像を明確にしておくことをオススメします。
国語試験はやればできる
国語試験は漢字の読み書きです。7割以上の正解が必要ですが、勉強さえすれば誰でも取れますよね。ただ覚えればいいだけなんですから。
僕はこの本で徹底的に勉強したことでギリギリ7割以上の点数を取ることができました。
面接はごく普通の対策でOK
2次試験の面接は、普通に民間企業の面接と同じような内容です。また、大きな体育館で一斉に行われるので、周りがガヤガヤしており、そんなに緊張もしませんでした。
「何か気になるニュースはありますか?」と聞かれたので、最近の事件など、警察官がらみのものを把握しておくといいかもしれません。自分の考えも練っておいて。
あと、嘘はつかないほうがいいです。僕の面接官3人のうち、1人は嘘を見抜く力がある人でした。その人は終始顔をジッと見ていたし、微妙な表情筋の動きから嘘を見抜いたのでしょう。1つ嘘をついたんですが、面接の最後にも念を押して「本当に○○?」と聞かれたので、結構ビビリました(ちなみに嘘はつき通した)。
体力検査はしっかり筋トレしておけばこなせる
腕立て伏せをゆっくり顎付き30回。腹筋もしっかり鍛えておいてすばやく上体おこしができるように。バービーテストは嫌というほどスクワットして下半身を鍛えておこう。反復横跳びはジョギングなどをして持久力をつけておくのも効果的。
これでバッチリです。
余談ですが、筋力に自信がない人は、懸垂とスクワット、シャトルランを本気でやっておいたほうがいいです。懸垂は最低でも余裕で3回はできるように。スクワットも休憩なしで50回できるようにしておくのが理想です。じゃないと警察学校入ってから体力測定をした時に、あまりにクラス内順位が低くて後悔することになります。
努力じゃどうにもならないこともある
警察採用試験には、努力ではどうにもならない部分があります。
例えば、身体検査や身内調査。身体検査は、視力、色覚、聴力以外にも、関節は正常か、頭に傷はないかなど、いろいろ。身内調査は親族や親族につながりのある人、企業などが調査対象でしょう。
試験に合格するには運要素も必要。
まとめ
僕は警察採用試験が行われる4ヶ月前に試験を受けることを決め、時間がない中、優先順位を決めて対策していきました。
焦っていたので、1日10時間以上は勉強していましたが、それでも合格することができました。あとこの試験以外にも市役所の試験をいくつか受けましたが、圧倒的に警察採用試験のほうが簡単でした。
結論、警察採用試験は、勉強をしっかりやるかやらないかの違いで合否が決まると思えばいいでしょう。ただし運要素も必要。