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「チューリッヒの公理」で振り返る僕の仮想通貨【投機】失敗遍歴

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先日、「マネーの公理」という本を読んでいたら、自分がどれほどチューリッヒの公理に反した投資方法をしていたか気付かされました…。

関連書評「マネーの公理」は投機に失敗する人の特徴を具体的に教えてくれた

 

もうそれは…、失敗の連続で…、だから仮想通貨で大損したんだなぁと納得…。

 

そこで今回は、これから仮想通貨などの投資を始める方が同じ失敗をしなくて済むように、僕がしでかした失敗の数々をチューリッヒの公理に沿って赤裸々に公開していきたいと思います。

 

ぜひ、反面教師として参考にしてみてください。

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チューリッヒの公理と仮想通貨【投機】失敗遍歴

致命的!バブル崩壊前に利確できなかった

第二の公理(強欲について)

常に早すぎるほど早く利食え。

2017年末にとんでもない仮想通貨バブルが発生しました。

僕が初めて仮想通貨を購入したのは2017年の5~10月だったので、買うタイミングとしては悪くなかったんです。

 

しかし、価格がどこまでも上がっていく中で、どんどん強欲になっていきました。ブログでも「人生イージーモードや!」「来年には億り人や!」とか言っていましたから…。さらに悪いことに、バブルが崩壊した後も、半年くらいは浮かれ続け、「またすぐにバブルが来る!」と期待していました。

 

しかし、結果はご覧の通り。僕の770万円は一度5,000万円まで上がるも、結局今は50万円にまで萎んでしまいました。

 

チューリッヒの第二の公理は「常に早すぎるほど早く利食え。」と説いています。勝利は短期的なもので、それ以上利益が大きくなることはない。だから幸運を引き伸ばしてはいけない。もしバブルに酔って乗り続けると崖から転げ落ち、お金は消える…。

 

利益が出ているのは単に運が良かっただけだから、利益が出ているうちに利確しようってことです。でもこれはとても難しいと思いました。どうしても上がっている時は「もう少し上がったところで…」「○○円になるまで…」と利確を後回しにしてしまいがちです。「利確した後にさらに上がって行ってしまったらどうしよう…」という考えも付きまといます。

 

しかし、お金持ちになるためには、勇気を振り絞って利確しないと、敗北者になってしまうのです。

2018年前半はずっと祈っていてるばかりだった

第三の公理(希望について)

船が沈み始めたら祈るな、飛び込め。

バブル崩壊後は、「あと数ヶ月したらまた上がる始まるんじゃないか?」「頼むからもう下げ止まってくれ…」と祈ってばかりでした。

 

やがて、含み益は消え失せ、今は特大の含み損です。

 

本当なら、含み益が4,000万円→1,000万円に下がったタイミングででも、さっさと利確してしまうべきだったんです。

 

そういえば「副公理Ⅲ」には「含み益が増えると新しいポジションと錯覚してしまう」と書いてありました。ということは「含み益が4,000万円→1,000万円に下がった」と発言している時点で錯覚しています。本当なら「“770万→4,000万”から“770万→1,770万”になった」だけであって、含み益が出ている間は上がっている状態と認識していなければなりませんから。

 

利確して含み益4,000万円を獲得したわけではないのに、あたかもその含み益がすでに自分のものになったと錯覚し、そこから「下がってしまった…」と認識してしまうと、まだ含み益がある状態でも「また元に戻ってくれ…」と祈ってしまい、利確が遅れ、最終的にはお金を失ってしまうのです。

ブログやTwitterのインフルエンサーをガッツリ信じてしまった

第四の公理(予測について)

人間の行動は予測することはできない。誰であれ、未来がわかると言う人をたとえわずかでも信じてはいけない。

バブル崩壊後の仮想通貨の世界は移り変わりが速くて、短期戦・情報戦みたいなところがありました。そして、情報を察知するのがうまい人は、早い段階で仕込み、ブログやTwitterで発信します。

 

僕も人の情報を参考にいくつもの仮想通貨を購入しました。例えば、XRP、XEM、ADA、TRX、PAC、PHR、TBAR、BNK、SPHTX、CHSB、SRN、ADK、IXT、NTK、FT、CNET、BC、JEX、OCX、ZIPです。

 

BNKに関しては僕も当ブログで紹介し、40万円ほどアフィリエイト報酬を得ていました。

 

これらの通貨が今後どうなるかは分かりません。実際、ADAやTRXなどは利確できたので利益をもたらしてくれました。また、この中に今後大きく価格が上昇するものもあるかもしれません。

 

ただ、いかに有名で、いかにフォロワー数の多いTwitterアカウントでも、その発言を信じて投資するようなことはしてはいけないと、チューリッヒの公理は説いています。だから当ブログも信じてはいけません。自分自身で調べたり、勉強して投資に対する判断力を付けたりして、最終的には自分の判断で行動しなければなりません。

 

発信媒体を持っている人は報酬のために発信している人がとても多いので、その発言は善意なのか、裏で報酬をもらっているのか、自分の脳ミソで判断しないといけないのです。

 

経済アナリストなどを信じたり、「投資歴○年」といった肩書きに尊敬の念を抱いてもダメ。

パターンやチャートに頼りきり、不測の事態を考えていなかった

第五の公理(パターンについて)

カオスは、それが整然と見え始めない限り危険ではない。

テクニカル分析でトレードをしている人は世界中にいるので、いくつか決まったチャートパターンが現れることがよくあります。

 

しかし、お金の世界は常にカオスなので、パターンやライン、インジケーターを信じ切ってはいけないようです。参考にする分にはいいけど、「ここは割らないはず」とか「ここから反発しないとおかしい」のように、絶対視してはいけないってこと。

 

以前、ビットコインにサイクルがあると考えたこともありましたが、それも信じてはいけないんですね。信じちゃってたよ。

関連歴史は繰り返す…!ビットコインのサイクル理論を考察してみた

根を下ろし、盲目になっていた

第六の公理(機動力について)

根を下ろしてはいけない。それは動きを鈍らせる。

1つの通貨に愛着や忠誠心を感じて、根を下ろしてしまうと、価格が下がってきてしまった時に、下落相場に捕まってしまいます。

 

僕も過去にいろいろな仮想通貨を購入していますが、下落し始めても愛着のせいで逃げ遅れています。いつも「下がってもどこかで下げ止まって上昇に転じるはず」なんて祈ってるだけです。

 

「マネーの公理」の本では「後悔の恐怖」という言葉が何度か出てきます。「損切りした後に上昇に転じるんじゃないか」「利確後にさらに上昇するんじゃないか」といった、将来起こりうる後悔への恐怖のこと。

 

しかし、どんな行動をしたって、後悔する可能性を秘めています。「損切りしなかったことでさらに下落してしまうんじゃないか」「利確せずにいたら下落に転じるんじゃないか」といったことも、「後悔の恐怖」の仲間に加える必要があります。

 

そして、どの仮想通貨にも単にお金を稼ぐために投機しているだけなんだから、ロゴにも愛着を感じるようなことはせず、「ロゴ=ただの汚れ or ただの模様」とでも思えばいいんでない?

含み益が出ると超楽観的になっていた

第九の公理(楽観と悲観について)

楽観は最高を期待することを意味し、自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。楽観のみで行動してはならない。

2017年末にバブルがやってきて、その後数ヶ月は本当に浮かれていました。冬季オリンピック観ながらメチャメチャ楽観的になっていて、その楽観を楽しんでたのを覚えています。

 

でもチューリッヒの公理は、「プロは楽観を持ち合わせていない。持っているのは自信」と説いています。自信というのは「最悪の事態に対処する術を知っていて、実行に移せる」ことから生まれます。

 

基本的に、ネガティブな発言より、ポジティブな発言をする経済アナリストが人気。みんなポジティブで楽観的な意見のほうを好んでしまう傾向にあるのです。しかしポジティブな意見というのは、正しい判断を狂わせる力を持っています。これには僕も注意しなければ!

 

なんつーか、本当に感情を無にするというか、感情的になってはいけないんですな。難しいけど。

大多数の意見に流されていた(Twitterやテレグラムなどのコミュニティは危険)

第十の公理(コンセンサスについて)

大多数の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている。

第四の公理でもそうですが、誰かの発言や、大勢の発言は、そのほとんどが間違っていることが多いので、信じちゃいけません。

 

僕が犯した失態は、Twitterで「SPHTXがこれからどこか大きな取引所に上場する」という情報を鵜呑みにして、何の躊躇もなく購入してしまったこと。

これにより、僕は頂点を作り出すことに成功しました。未だにこの価格は更新されていません。

 

このように、他人の発言に踊らされてはいけないのです。

 

その後、中国で配当系取引所トークンブームがありましたが、それについても痛い目に遭いました。これを機に、中国系の仮想通貨は信用しないことにしました。中国は金を稼ぐことに貪欲で、流行を見つけたらものすごいスピード感でバブルを作り出していきます。チューリッヒの公理に忠実な人だったらかなり稼いだと思います。

 

まぁ、今後は中国以外でもこういった流れになっていくかもしれないから、どの市場でも注意はしないといけないんだけど、特に中国の仮想通貨の流行にはコリゴリです。バイナンスは便利だから使うけど。

 

とにかく、「みんなが言っているから…」という理由で投資を始めてはダメで、安易に流行に乗ってもいけないんです。それを言ったら仮想通貨への投資も止めたほうがいいように思えてきたよ。止めないけど。

執着している(今も…)

第十一の公理(執着について)

もし最初にうまくいかなければ忘れろ。

僕は未だに仮想通貨への投機に取り憑かれています。執着している自覚があります。「仮想通貨で損失を取り返してやりたい!」と、そう思っています。

 

でもチューリッヒの公理は「間違っても投資対象を擬人化してはいけない」「人間には自分の判断の正しさを立証したいという願望があるが、1つの投資対象から利益を搾り出そうとしてはいけない」と説いています。

 

ってことは、僕は間違った行いを続けているということか…。

 

間違っても、1つの投資対象に惚れ込んではいけないし、愛着を持ってはいけない。つい最近までドージコインに愛着湧いてたから、ホントアカンわ。もう売ったけど。でも好きな仮想通貨には愛着湧いちゃう。困ったなぁ。

 

また、副公理ⅩⅥは「ナンピン買いで悪い投資を何とかしようとするな」と言っています。毎回「買い増し♪」とか言ってる人は完全に投資の仕方を間違っていて、今回救われたとしても、その救われた経験を元に今後もナンピン投資が止められず、いつか痛い目みるってことか。ナンピンを止める方法は「今それを持っていなくても買うか?」と自分に問うてみることです。

なぜか「長期的に見れば上がるだろう」としか考えていなかった

第十二の公理(計画について)

長期計画は、「将来を管理できる」という危険な確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ。

未来は誰にも分かりません。それなのに将来を計画しようとするのは無益であり、危険であると説いています。

 

仮想通貨に関して言えば、僕はすでに長期投資に突入しています。もう今さら止められない。

 

ただ、「これは長期投資だから」「○年スパンで見てるから」と言った発言は完全に間違っていて、単に自分の間違った投資を正当化しているだけ。僕自身、間違った投資方法を続けていることを自覚しなければいけません。

 

「根を下ろしてはいけない」第六の公理と、「フットワークを軽くする」第二・第三の公理を駆使すべし!ってことね!

まとめ

第一の公理(リスクについて)

心配なことがないなら、十分なリスクをとっていない。

これについてはメチャメチャ実行に移せてるんですよね。貯金の半分を仮想通貨に注ぎ込んだんだから。リスク取り過ぎてる感ある。まぁ当時はただ愚かだっただけなんだけども。

 

投機の成功には運要素がとても強いから、チューリッヒの公理を意識しつつ、今後も仮想通貨投機に励むよ。