僕はこれまで有料放送GAORAなどでテニスの試合を何回も見てきましたが、プロの選手がアンダーサーブを打っているところは一度も見たことがありません。
しかし、過去にプロの選手がアンダーサーブを打ったことがあるようです。
ここでは、どんな選手がどんな場面でアンダーサーブを使ったのかを紹介していきたいと思います。
プロが試合中に放ったアンダーサーブ
全仏オープンにてマイケル・チャンが魅せた!
1989年の全仏オープン、この時、マイケル・チャンは17歳でした。
4回戦の相手は世界No.1のレンドル。最初の2セットはレンドルに取られ、後がないピンチとなりましたが、ここからマイケル・チャンの快進撃が始まります。
体力も限界に近い状態でしたが、お得意の粘りのプレーと、アンダーサーブなどを織り交ぜた奇襲攻撃で、なんと逆転勝利を収めたのでした。
また、決勝戦では世界ランク3位だったエドバーグをフルセットの末に倒し、見事優勝を果たしたのでした。
勝利への執念がすごいです。これは見習いたいところ。
ATPツアーマスターズ1000にてベルディッチの鮮やかな技
2013年、ATPツアーマスターズ1000の、モントリオールで行われたロジャーズ・カップ。
ベルディッチがエースを奪うほどの鮮やかなアンダーサーブを打ちました。動画の最後のほうにアンダーサーブのリプレイが流れます。くしくもアンサーサーブによるポイントは認められませんでしたが、ネットすれすれでバウンドしないアンダーサーブは一見の価値アリです。
多くの人はアンダーサーブを打つ時に横回転をかけて安定させますが、ベルディッチはまさかの「ポーン」と打っただけのもの。ネットとの距離感覚が完璧で、ものすごいコントロール力です。
ただこれが通用するのも、プロの選手のサーブのレベルが高く、リターン側がベースラインよりも下がって構えるから。基本、プロの選手は相手がアンダーサーブを打ってくることなんて考えていませんから、下がった状態でネット手前にボールを落とされれば、そりゃ取れませんよね。
まとめ
アンダーサーブは何度も打つようなサーブではありませんが、自分よりも強い相手を動揺させたり、調子を狂わせる効果がありますから、戦略的に使ってみてもいいでしょう。
試合の流れが変わるかもしれませんよ!