テニスのサーブを打つ時は、プロネーションを使ったほうが圧倒的に力強いフラットが打てますし、回転もかかりやすいです。
ですが、テニス初心者の中には、そもそも「プロネーション」という言葉を知らなかったり、どんな腕の動きなのか分からない人もいます。
そこで今回は、プロネーションの解説と、どんな風にプロネーションの動きを練習すればいいのかを説明していきたいと思います。
プロネーションとは?
「プロネーション」とは、単純に腕の内転のことを指しています。詳しくは、下の動画を見てください。
この動きは、実は日常生活でも自然と行っています。例えば、丸いドアノブをひねる時や、うちわをあおぐ時です。
これらの動きをする時は腕が回りますよね?これが「プロネーション」です。
プロネーションの動きの練習方法
うちわをコンチネンタルグリップで持ってあおぐ
プロネーションの動きを習得したいなら、うちわを使うのが効果的だと思います。これなら自宅でも出来ますよ!
まず、うちわをコンチネンタルグリップで持ちます。そして、適当にその場であおいでみてください。腕の内転の動きが確認できるはずです。
そうしたら、次はサーブの打点の位置でうちわをあおいでみましょう。
ここまで出来れば、あとはうちわをラケットに持ち替えて、同じ動きをすればいいだけです。でもラケットに持ち替える前に、十分うちわでプロネーションの動きを体に覚えさせてください。
ラケットをコンチネンタルグリップで持って、プロネーションの動きでボールをドリブルする
プロネーションの動きが分かったら、次はいよいよラケットを持って、プロネーションの練習をしていきます。
プロネーションの動きだけで、バスケのドリブルのように、ボールをドリブルしてみましょう。イメージとしては、ボールをはたく感じです。
これを何度も行って、“プロネーションでボールを叩く感覚”を養ってください。
サーブの素振りにプロネーションを組み込む
続いて、サーブの素振りを行います。
この時、いつものサーブのスイングにプロネーションを加えましょう。ドリブルでボールを叩く動きを、サーブの打点で行うのです。
いよいよサーブを打ってみる
ここまでやればプロネーションの動きはマスター出来ていると思うので、いよいよプロネーションでサーブを打ってみましょう。
いつものサーブのスイングにプロネーションが加わったことで、フラットサーブはより速く、スライスサーブはより回転がかかって切れていくようになります。
まとめ
中級者レベル以上のテニスプレーヤーはみんなプロネーションを使っていますから、少しでも早くこの技術を習得し、サーブを武器にしていきましょう。