テニスでサーブを打っていて、「打点が低いよ」と注意されたことはありませんか?また、打点を高くしたいのにどうしても低くなってしまって、弱いボールしか打てない状況に陥ってはいませんか?
打点を高くしたい思いがあるのに、低くなってしまうのには致命的な問題があります。
そこで今回は、サーブの打点が低くなってしまう原因と、解決するために心掛けたい技術を紹介していきたいと思います。
サーブの打点が低くなってしまう原因
グリップをコンチネンタルで持っていないから
まず、サーブを打つ時にコンチネンタルグリップでラケットを持っていない人は、高い打点でボールを打ちづらいです。
例えば、俗に言う「羽子板サーブ」のグリップ(ウエスタングリップ)では、高い打点で打つのは難しいでしょう。
※ウエスタングリップ:ラケットを地面に置いて、真上からグリップを握った時の持ち方
なぜなら、羽子板サーブは肘の曲げ伸ばしを使って打つ方法であり、これだと必然的に体に近くないと力が入らないからです。
羽子板サーブで高い打点に修正しようとしても限界があるので、どうしてもグリップ自体をコンチネンタルに変えるしかないのです。
コンチネンタルグリップなら高い打点でサーブを打つことが出来る
コンチネンタルグリップでサーブを打てば、高い打点でも力を入れてボールを打つことが可能になります。
なぜなら、羽子板サーブのように肘の曲げ伸ばしは使わず、腕の内転を利用してボールを叩くからです。
この“腕の内転”のことを「プロネーション」と呼びます。ちょっと小難しい響きですが、要するに、うちわを持ってあおぐ時の、腕のひねる動きのことです。
この動作はたとえ腕を真上にまっすぐ上げていても出来ますよね?だから、高い打点でサーブが打てるのです。
また、羽子板サーブは主に腕の力しか使わないので威力が出ませんが、コンチネンタルグリップでプロネーションを使ったサーブは、体全体を使うことになるので、とてつもない力が出せます。
コンチネンタルグリップでプロネーションの動きを利用したサーブの練習方法
ぶっちゃけ、初心者の人がいきなりプロネーションの動きを習得するのは難しいです。ちょうど2週間くらい前にテニス初心者の人にサーブのプロネーションの動きを教えたのですが、筋力がないからかうまく出来ていませんでした。
ですから、いきなりボールを使った練習をするのではなく、うちわを使って徐々に動きを体に覚えさせていきましょう。
詳しい練習方法は『テニスのサーブで使うプロネーションの動きの練習方法』のページで紹介していますから、そちらを見てください。
まとめ
実際は、コンチネンタルグリップ、プロネーションが出来ても、力強いサーブを打つための体の動きが出来ていなければもったいないことになるので、DVD『新井流フルスイングテニス塾 ~確率&スピードを自在に操る回転系サービス~』で勉強するなり、『テニスでスピードの速いサーブを打つコツはプロネーションなど!』のページを参考にするなりしてください。