テニスDVD「新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~」を見た感想|評価・評判・口コミ・レビュー

今回、DVD「新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~」を見てみました。

 

僕はすでに新井流シリーズのDVD『新井流フルスイングテニス塾ワイパースイングZERO』や『新井流フルスイングテニス塾 実践ワイパースイング フォアハンド編』を持っていたのですが、このDVDでは両手打ちバックハンドも学べるということで、一度見てみたいと思って購入しました。

 

そこでこのページでは、このDVDを一通り見た感想や、どんな人におすすめ出来るのかを紹介していきたいと思います。

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「新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~」が自宅に届いた

日曜日に注文すると2日後の火曜日には自宅に到着しました。迅速な対応でした。

 

また、梱包も十分でした。

中身について

DVDは4枚組です。

 

Disc.1「フォアハンドスイング基本編」の収録時間は45分です。

 

Disc.2「フォアハンドスイング実践編」の収録時間は49分です。

 

Disc.1「両手打ちバックハンド基本編」の収録時間は47分です。

 

Disc.2「両手打ちバックハンド実践編」の収録時間は44分です。

「新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~」を見た感想

このDVDを見た感想は、「結局ワイパースイング習得のためのDVDだったな」でした。

 

新井さんはフォアハンド、両手打ちバックハンドを解説していますが、終始ワイパースイングの打ち方の紹介でした。

 

確かに、タイトル「新井流フルスイングテニス塾」とあるように、フルスイングしてボールを打つためにはワイパースイングが出来たほうが有利です。なぜなら、ワイパースイングの動き(プロネーション)をすることで腕をスムーズにフォロースルーの限界まで持っていけるからです。その分、スイングスピードを上げることが可能で、それこそフルスイングが出来ます。

 

ただ、テニスというのは、足を動かしボールへ追いつき、後ろ足の膝を曲げてタメを作り(この時体幹もひねる)、地面からの力も借りて体幹、腕へとパワーを伝達してボールに威力を与えます。あくまでワイパースイングは一部分に過ぎないのです。

 

だからこそ、ワイパースイングに重点を置き過ぎた内容にしてほしくなかったのが正直なところ。

 

【新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~】

  • 価格:19,800円(税込)24,800円(税込)
  • 送料:無料
  • オンコート練習会「優先申込み権」
  • 新井コーチが直接アドバイス!「30日間メールサポート」
  • 90日間完全満足保証(返金保証)

 

公式サイト新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンド・両手打ちバック編~

「新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~」の内容

DVDの大まかな内容は、以下のようになっています。

 

【Disc.1 攻撃力がアップするフォアハンドスイング基本編】

  • 攻撃の基本 理論編
  • ワイパーの基本動作① グリップ
  • ワイパーの基本動作② 回転
  • ワイパーの基本動作③ 身体の使い方
  • ワイパーの基本動作④ 女性モデル
  • ワイパーの基本動作⑤ ワイパースイングのまとめ
  • ワイパーの基本動作⑥ 失敗例
  • リストのウォームアップ ~実践編~
  • フルスイングのためのウォーミングアップ ~実践編~

 

【Disc.2 攻撃力がアップするフォアハンドスイング実践編】

  • 6種類のフォアハンド ~高い打点~
  • 6種類のフォアハンド ~腰の打点~
  • 6種類のフォアハンド ~深いボール~
  • 6種類のフォアハンド ~トップスピンロブ~
  • 6種類のフォアハンド ~ライジング・ドライブボレー~
  • 6種類のフォアハンド ~ネットよりも低い打点~
  • ラリー中でのワイパースイング
  • 個人練習のためのチェックリスト

 

【Disc.1 攻撃力がアップする両手打ちバックハンド基本編】

  • 攻撃の基本 理論編
  • ワイパーの基本動作① グリップ
  • ワイパーの基本動作② 回転
  • ワイパーの基本動作③ 左手
  • ワイパーの基本動作④ 身体の使い方
  • ワイパーの基本動作⑤ ワイパースイングまとめ
  • リストのウォームアップ ~実践編~
  • フルスイングのためのウォーミングアップ ~実践編~

 

【Disc.2 攻撃力がアップする両手打ちバックハンド実践編】

  • 6種類のバックハンド ~高い打点~
  • 6種類のバックハンド ~腰の打点~
  • 6種類のバックハンド ~深いボール~
  • 6種類のバックハンド ~トップスピンロブ~
  • 6種類のバックハンド ~ライジング・ドライブボレー~
  • 6種類のバックハンド ~ネットよりも低い打点~
  • ラリー中のワイパースイング
  • 個人練習のためのチェックリスト

Disc.1 攻撃力がアップするフォアハンドスイング基本編

攻撃の基本 理論編

フルスイングの理論が、新井さん独自の考え方で語られています。正直な感想として、話が長いなと感じました。

ワイパーの基本動作① グリップ

3つのグリップの持ち方と、それぞれの打ち方について説明してくれています。

 

時折、新井さんが「こういう風に打ちます」とアバウトに解説することがあり、感覚的な教え方だなぁと思いました。映像をよく見て打ち方を真似しましょう。

 

特に、打点の位置腕の振り方に注目しましょう。まぁイメージ映像もありますから、初心者でも理解できると思います。

ワイパーの基本動作② 回転

ボールに回転をかけるためのワイパースイングについて教えてくれます。

 

教え方は、DVD『新井流フルスイングテニス塾ワイパースイングZERO』や『新井流フルスイングテニス塾 実践ワイパースイング フォアハンド編』と同じでした。

ワイパーの基本動作③ 身体の使い方

ボールの高さの違いによって、ワイパースイングでのラケットの振り方やボールを叩く位置がどう異なってくるのかが分かります。

 

丁寧に教えてくれています。内容は『新井流フルスイングテニス塾 実践ワイパースイング フォアハンド編』とほぼ同じです。

ワイパーの基本動作④ 女性モデル

ただ女性が打っているだけです。特に解説もありませんでした。

ワイパーの基本動作⑤ ワイパースイングのまとめ

先程教えてくれたことをもう1度説明しています。

ワイパーの基本動作⑥ 失敗例

3つのよくある失敗例が紹介されています。2つ目の失敗例は、多くの人がやりがちなので、よく聞いて改善するべきです。

リストのウォームアップ ~実践編~

ワイパースイングを身に付けるための腕の使い方の練習を、実際にボールを打って修得していきます。

 

生徒らしき4人の女性の人が出てきて、練習しています。

 

うまく出来ている人、新井さんに注意を受けてしまう人など、良い例悪い例を見ながら学べるので、勉強になると思いました。

 

中にはイースタングリップで器用にワイパースイングをしている人もいます。ちょっと窮屈そうですけど、うまいです。

フルスイングのためのウォーミングアップ ~実践編~

今まで教わったことと、ウォームアップなどを踏まえ、実践的なフルスイングの方法を教えてくれています。

 

ただ、これを見ていて、いくつか気になる点がありました。

 

1つは女性のモデルさんたちがあまりうまくないこと。1人黒いウェアを着ている人は比較的うまかったのですが、他の人たちは新井さんのアドバイスをしっかり再現できていなかったので、初心者には見ても分かりづらいと感じました。

 

あと、そもそもフルスイングするためのコツが、ちょっと的外れな気がしました。ん~、まだDVDが基本編だからかなぁ?なぜか下半身の使い方がほとんど紹介されていません

 

僕は、テニスには足や膝や重心の動きがかなり重要だと思っているので、それらについての解説がなかったことが残念でした。

 

フルスイングするためには足への重心のタメと、地面から蹴り上げたパワーを上半身(体幹や腕)に伝える必要があるというのに…。

 

なんだかしっくりきませんでした。

Disc.2 攻撃力がアップするフォアハンドスイング実践編

6種類のフォアハンド ~高い打点~

普通に高い打点でワイパースイングを行っています。

 

このpartに限ったことではありませんが、Replayとスローモーションが多すぎると感じました。

6種類のフォアハンド ~腰の打点~

ただただ女性のモデルの人が腰の位置の打点でワイパースイングをしています。

 

解説は少なめです。「見て覚えてください」ということなのでしょうか?

6種類のフォアハンド ~深いボール~

深いボールを打つ時のアドバイスが乏しいように思いました。

 

これを見る人は、膝の屈伸の動き(重心の置き方)に注目し、体幹も意識するべき。

6種類のフォアハンド ~トップスピンロブ~

ワイパースイングの動きを応用したトップスピンロブの打ち方を紹介してくれます。

 

この方法は、DVD『新井流フルスイングテニス塾 実践ワイパースイング フォアハンド編』や『新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~』の特典DVDにも収録されていたものです。

6種類のフォアハンド ~ライジング・ドライブボレー~

純粋に、この説明では難しいと思いました。まだ『新井流フルスイングテニス塾 実践ワイパースイング フォアハンド編』に収録されていた内容のほうがマシです。

 

もしライジングを学びたいのなら、『石井弘樹のSIMPLE TENNIS SERIES vol.1 フォアハンドストローク編』が断然良いです。

 

また、ドライブボレーについては、普段から打つ人は少ないでしょうし(ドライブボレーを打つくらいならボレーを打つ)、熱心に練習する必要もないと思います。

6種類のフォアハンド ~ネットよりも低い打点~

この教えは良かったです。たしかに僕もここで紹介されているイメージで打っています。

ラリー中でのワイパースイング

1人のうまい人に対して、3人が順番にラリーをしています。この時、ワイパースイングを意識して打つようにしています。

 

1人目はまずグリップがイースタンなので、ワイパースイングもしにくく、回転はかかりづらいです。若干ワイパースイングは取り入れてうまく返せていますけど。

 

2人目は手打ちになっていることが多いので、ボールに安定感がありません。テイクバックをする時にもっと身体を真横に向ける(左肩を前に持ってくる)と、体幹が使えていい球が打てると思いました。

 

3人目はよく体をひねっていて体幹が使えています。3人の中では一番いいボールが打てていました。あとはボールとの距離感を見抜く力と、打った後にもっと脱力するようにすれば、ぎこちなさがなくなると思いました。距離感が掴めていないので足がぴょんぴょんバタバタしています。

個人練習のためのチェックリスト

最後に、ワイパースイングの自主練の方法を順に教えてくれています。今までのまとめな感じ。

Disc.1 攻撃力がアップする両手打ちバックハンド基本編

攻撃の基本 理論編

両手打ちバックハンドとワイパー、試合での安定性について話をしています。

ワイパーの基本動作① グリップ

ワイパースイングがしやすい両手打ちバックハンドのグリップの持ち方が紹介されていました。

 

僕は右手がコンチネンタルで持っているので、本来ワイパースイングが打ちにくい持ち方だったようです。それでも無理やりワイパースイングで打っていますけどね。

ワイパーの基本動作② 回転

打ち終わり(フィニッシュ)の解説がゲイブ・ハラミロさんとは異なります。

 

違いを具体的に言うと、フォロースルーが上に行って体から離れた場所にラケットが行くのか、それともフォロースルーが下に行ってラケットが体の近くに来るのか、です。

 

実際はどちらでもワイパースイングは出来ますから、打ちやすいほうでいいと思います。僕はゲイブさんの方法でいつも打っています。

ワイパーの基本動作③ 左手

左手に加える力加減についてはその通りだと思いました。

ワイパーの基本動作④ 身体の使い方

色々な高さのボールを両手打ちバックハンドで打っています。ラケットを構える高さや、打ち終わりの身体の使い方を説明しています。

 

このpartの最後に、なんと「フィニッシュは上でもいいです」との説明が!というか、絶対フィニッシュはラケットが顔の横に来るくらいフォロースルーしたほうがいいです。

 

こっちのほうが打ちやすいですし、思いっきり振り切れますし、一般的。プロを見ていてもほとんどがこのフォロースルーです。

ワイパーの基本動作⑤ ワイパースイングまとめ

これまでのおさらいを実践しています。

リストのウォームアップ ~実践編~

両手打ちバックハンドのワイパースイングをスムーズに出来るようにするため、4人の生徒さんが順を追って練習を行っています。

 

高い打点のボールを打つ時に、手だけの振りでボールを打っている人は力が伝わらず、ネットにかかっていることがあります。

 

そして何度見ても新井さんが教えるフィニッシュの形には違和感があります。見ていて思わず「おかしいだろこれ…」とつぶやいてしまいました…

フルスイングのためのウォーミングアップ ~実践編~

生徒4人が球出しのボールを打ち込んでいますが、「足を踏み込んではいけない」のアドバイスの意味が分かりませんでした。

 

明らかに打ち方がおかしい…。なんだか生徒さんが打ちにくそうです。

 

そもそも、生徒さんがうまくないので参考になりませんでした。いったいどんな打ち方が正解なのかイメージがしづらかったです。

Disc.2 攻撃力がアップする両手打ちバックハンド実践編

6種類のバックハンド ~高い打点~

Disc.1でもよく打っていた、高い打点のボールを打ち込む方法を教えてくれます。

6種類のバックハンド ~腰の打点~

ネットよりも低いくらいの腰の位置で、ワイパースイングを利用して両手打ちバックハンドを打っています。

 

よく回転がかかっていて、振り切っているところが良いです。

 

バックハンドが苦手な人にこそ、ワイパースイングは必須です。

6種類のバックハンド ~深いボール~

深いボールを、ワイパースイングを意識して返球しているだけです。

6種類のバックハンド ~トップスピンロブ~

フォアハンドと同じ要領でトップスピンロブを打っています。ワイパースイングが出来ればさほど難しい技術ではありません。

6種類のバックハンド ~ライジング・ドライブボレー~

ざっくりとした説明の後に映像を見せられるだけなので、これだけで初心者の人はライジングやドライブボレーが出来るようにはならないと感じました。

6種類のバックハンド ~ネットよりも低い打点~

ネットより低い打点でボールを打つのは、うまく回転がかけられないと難しいです。しかし、この方法を何度も練習することで出来るようになると思いました。

 

紹介されているイメージを忘れないようにしましょう。

ラリー中のワイパースイング

1人のうまい人と3人の生徒さんがラリーをしています。

 

1人目はほとんどワイパースイングが出来ていなかったように感じました。

 

2人目の人は、意識的にワイパースイングを使ってボールを打っています。これはフォロースルーのラケットの返り方で分かります。ボールに回転をかけられるようになれば、大抵のボールはコート内に収まってくれますから、この人は将来的にショットが安定すると思いました。

 

3人目の方は何か基礎からやり直したほうがいい気がしました。体が硬いのか分かりませんが、上半身と下半身がバラバラに動いているように見えます。このような人は『神谷流テニス最速上達法』から始めるべきです。

個人練習のためのチェックリスト

これまで学んできた打ち方を一通りやっています。まとめみたいな感じ。

まとめ

フルスイングでボールを打つためのDVD教材ですが、「この内容だけでフルスイングが出来るようになるんだろうか…?」と疑問に感じてしまいました。

 

もし、ワイパースイング(プロネーション)込みで、徹底してフォアハンド・両手打ちバックハンド・片手打ちバックハンドの基礎を固めたいのなら、圧倒的に『ゲイブ・ハラミロのMAKING CHAMPIONS』がおすすめです。なぜなら、正しいフォームを、“構え”~“打ち終わり”までかなり細かくpartに分けて説明してくれているからです。しかも、しっかりプロネーションの腕の動きも解説しています。

 

ゲイブさんはレベルが高く、「初心者向きじゃないかな?」とも思ったんですが、ゆくゆくはうまくなりたいのなら、早い段階でプロと同じ動きをしっかりと頭で理解しておくとかなり有利です。

 

また、ワイパースイングに強いこだわりがないのなら、『石井弘樹のSIMPLE TENNIS SERIES vol.1 フォアハンドストローク編』でフォアハンドを磨くのもおすすめ。初心者でも理解できるほど優しいのに、技術的にはレベルが高いです。

 

あえて「新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~」を誰かにおすすめするとしたら、ママさんかなぁ?いや…、本気でテニスをうまくなってほしい人にDVDを勧めるとしたら、他にもっといいやつにすると思います。

 

【新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンドスイング・両手打ちバックハンド~】

  • 価格:19,800円(税込)24,800円(税込)
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公式サイト新井流フルスイングテニス塾 ~攻撃力がアップするフォアハンド・両手打ちバック編~

DVDの購入方法

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