フォアハンドの威力が弱いと、せっかくチャンスが来てもウィナーで決められず、情けなくなることってありますよね?
また、試合でラリー戦になっても、フォアの威力がないとまず相手の体勢を崩すことは出来ません。
僕もテニスを始めてまだ2年くらいの時は、コースの打ち分けで相手を左右に走らせることは出来るのに、思いっきりエース級のショットが打てないので、何度も相手に拾われて、結局自分のミスで失点してしまうことが何回もありました。
しかし、今では少し浅くなったボールをコートの隅にエースで決められたり、コートの後ろのほうからカウンターで相手を追いやることも出来るまでに成長しました。
そこでこのページでは、僕がどのようにして威力の高いフォアハンドを打てるようになったかを紹介していきたいと思います。
僕の意識を大きく変えた出来事
それまでは試合になると全然いつも通りのショットが打てなくなってしまう僕。
しかし、ある時友人の試合を見て、僕の意識を大きく変えたのです!その友人は、ここぞとばかりにフォアハンドをフルスイングして、ありったけのパワーで相手コートに叩き込んでいました。
それを見て、僕は「せっかくテニスをするなら、自分の持てる力をフルで使って、思いっきり相手に打ち込みたい!」と思うように。
これまでは試合中「ミスをしたくない」しか考えていませんでしたが、「別にミスをしていいから相手コートに気持ちよくボールを叩き込みたい!」と思えるようになったのです。
威力のあるフォアハンドを打つには速いスイングが超大事
まず、威力の高いフォアハンドを打つためには、スイングを速くする必要があります。インパクト時に一番スイングスピードが速くなるようにするのです。
スイングを速くするということは、その分ミスする確率は上がりますが、逆に考えると回転量は増えるのでアウトしにくくなりますから、僕は思いっきり打っちゃえばいいと思います。
とにかく、“思いっきり”が大事です。
また、スイングが速いと相手にコースを読まれにくく、相手の動きを止めることが出来ます。これも、僕がウィナーを決められるようになった要因です。
威力のあるフォアハンドを打つには体の大きな筋肉を利用するべし
テニス初心者の人は、フォアハンドのスイングを速くすると聞いて、腕を速く振ることだと理解してしまう人がいます。
しかし、それは完全な間違いです。
腕の筋肉の大きさなんてたかが知れているので、腕主体のフォアハンドじゃあ威力のあるフォアを打つことは出来ません。大事なのは、体幹(腹筋や胸筋)や太ももの筋肉を使うことです。
今その場で、腕を左右にまっすぐ肩の高さまで上げて(Tの字になるように)、体幹をひねる動きをしてみてください。その時、自然と腕も振られると思いますが、この、体幹のひねりの動きを主体とした腕の振り(スイング)が、フォアハンドの威力を増やすものになるのです。
だから実際にフォアハンドを打つ時は(右利きの場合)、肩を入れて体幹をひねり、体幹のひねりを戻す回転スピードでスイングをし、ボールを捕らえていきます。
またその際、体幹の回転スピードを爆発的に速くするため、右ひざを曲げて(右利きの場合)、地面を踏み込むようにタメを作ってください。そうすることで、地面からの反発エネルギーを使うことが出来、スイングのスタートダッシュが決まります。
まとめ:基本も大事
ここまで、威力の出るフォアハンドストロークを打つコツを説明してきましたが、絶対に忘れていはけないことは、基本です。
打点が一定(一番自分の力が出る場所)であることはもちろんですが、そのためにはフットワークがしっかりと行われていなければなりませんよね?
「速いフォアを打ちたい!」とばかり思っていると、焦って打点が狂うことがよくあります。気を付けましょう。