「チューリッヒの公理」で振り返る僕の仮想通貨【投機】失敗遍歴

仮想通貨取引所BlocktradeのBTTトークンに将来性はあるか

STOのことをちょっと調べ始めたら、Blocktradeに目が行きました。

関連コインテレグラフの「仮想通貨2019年大予測」を読んで感じたSTOの可能性

 

こんな風に、あからさまに提携先が多いので、目につかないほうがおかしいレベルでした。

 

さらに、この取引所は独自にトークン$BTTを発行していました。総発行枚数はおよそ57,000,000枚しかないのに、2019/1/27時点でCMC700位台。価格はジリジリ下がって2円ほど。

 

2018年に取引所トークンが流行りましたが、BTTは今後どうなるのか?

 

今回は、取引所BlocktradeとBTTトークンの使い道について書いていきたいと思います。

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Blocktradeとは?

Blocktrade.com is a top-tier trading facility for Security Tokens, Crypto Assets, Crypto Traded Indices™ and other tokenised assets.

With a clear vision of establishing the New financial world ecosystem, we are about to become the first fully MiFID II compliant crypto exchange and are partnering with security token issuers, market makers and other financial institutions, sharing the same high standards and values.

Acquiring the license for listing security tokens in a completely regulated manner, Blocktrade.com is opening the floodgates for institutional capital to join the crypto markets. In order to exceed expectations of retail as well as institutional traders, Blocktrade.com trading venue is built on high performance, superior security and outstanding customer experience.

Blocktrade.comは、セキュリティトークン、仮想通貨、仮想通貨インデックス、およびその他のトークン化された資産の最高レベルの取引所です。

新しい金融世界のエコシステムを確立するという明確なビジョンを持ち、私たちはMiFID IIに完全に準拠した最初の取引所となり、セキュリティトークン発行者、マーケットメーカーおよび他の金融機関と提携し、高い基準と価値を共有します。

Blocktrade.comは、セキュリティトークンを完全に規制された方法で上場するためのライセンスを取得し、機関投資家が仮想通貨市場に参入するための門戸を開きます。機関投資家だけでなく小売業者の期待をも超えるために、Blocktrade.comの取引場所は高性能、優れたセキュリティ、および卓越した顧客視点に基づいて構築されています。)

引用:About us|Blocktrade

Blocktradeはセキュリティートークンの取り扱いを目指している取引所。

 

キーワードは「MiFID II」です。

公式サイトhttps://www.blocktrade.com

BlocktradeはFMAに承認されるかどうかが鍵

Blocktradeは「MiFID II」に準拠した取引所を目指しています。

 

【MiFID IIとは】

欧州連合(EU)の金融・資本市場に係る包括的な新規制。2018年1月に施行された第2次金融商品市場指令(Markets in Financial Instruments Directive 2)の略称。MiFID2は2007年に施行されたMiFID(金融商品市場指令)制定以降に生じたアルゴリズム取引など市場環境を取り巻く変化への対応や、デリバティブ取引に関するルール導入、株式以外の金融商品への規制適用など投資家保護の強化と市場の透明性向上を図るために策定された。投資会社はブローカーに支払う売買手数料とリサーチに対する対価の分離なども求められる。

引用:MiFID 2(みふぃっどつー)|野村證券

 

しかしまだ、認可が下りるかは分かっていません。

 

Blocktradeは2018年8月8日にこんなニュースを発表しています。

The readers might have gotten the feeling that FMA has already approved our license application, which is not correct.

(読者はFMAがすでに私たちのライセンス申請を承認しているという感覚を得たかもしれませんが、それは正しくありません。)

We are aiming to be the first fully licensed crypto asset trading facility regulated by Financial Markets Authority (FMA) in Liechtenstein. Blocktrade.com will be regulated under the MiFID II framework and is pending approval by the FMA, a member of ESMA (European Securities and Markets Authority).

(私たちはリヒテンシュタインの金融市場局(FMA)によって規制され、完全に認可された初の仮想通貨取引所を目指しています。 Blocktradeは、MiFID IIの枠組みの下で規制され、ESMA(欧州証券市場監督局)のメンバーであるFMAによる承認待ちです。)

引用:Blocktrade.com regulation status: Official statement|Blocktrade

「pending」なので、FMAにはすでに申請しているが、まだ認可は下りておらず、承認待ちってことですね。

 

BTTのチャートを見てみると、ビットコインの価格変動につられるような形で、2019年1月現在は超絶下降トレンドに突入しています。

 

万が一、FMAから認可が下りなければ、短期勢は当然売るでしょうから、無価値になる可能性があります。認可いつ下りるんだろう?

Blocktradeは期待を込めた提携が多い印象

Blocktradeはやたらと提携が多いです。

 

でも本当に提携しているのか疑問だったので、提携先がBlocktradeとの提携を発表しているか確認してみました。

 

提携は嘘ではない模様。

 

そりゃ、プラットフォーム系からしたら上場させてもらえる取引所(それも金融庁に認可済み)が必要だし、取引所にとってもセキュリティートークンが上場してくれなきゃ意味ないから、提携くらいするか。

BTTの使い道が熱い、Burnだけに

BTTを買う人は、その少ない総量のくせに、使用後即刻バーンされることに注目していることでしょう。

 

では、BTTにはどんな用途があるのでしょうか?

 

その前にBTTの仕様をおさらい。

※ちなみにホワイトペーパーはありません。ベータ版取引所作る前にWP作っといて欲しいよね。

BTTの仕様

BTT Specifications

BTT is a payment token powering the Blocktrade.com ecosystem.

Type: ERC20 (custom Ethereum token)

Circulating supply: 57,602,252.84 BTT*

Total supply: 57,746,762 BTT

Decimals: 18

Contract address: 0x24171bcfb9d600ff8392387f5cc3171d07ebb266

Markets: Blocktrade.com, IDEX, Radar relay, LATOKEN (BTT/ETH, BTT/BTC)

*Circulating supply depends on the token burn rate and is defined as Total supply – Amount in the BTT Black Hole as laid out below. The circulating supply number on the website will be updated manually from time to time. Minor discrepancies are possible.

(【BTTの仕様

BTTは、Blocktrade.comエコシステムを強化する支払いトークンです。

タイプ:ERC20(カスタムEthereumトークン)

循環供給量:57,602,252.84 BTT *

総供給量:57,746,762 BTT

Decimals: 18

Contract address: 0x24171bcfb9d600ff8392387f5cc3171d07ebb266

マーケット: Blocktrade.com, IDEX, Radar relay, LATOKEN (BTT/ETH, BTT/BTC)

*循環供給量はBurnの割合によって決まり、以下に示すように、「総供給量 – BTTブラックホール内の量」と定義されます。ウェブサイト上の循環供給量は時々手動で更新されます。多少の食い違いがある可能性があります。)

※BTTブラックホールとは、https://etherscan.io/address/0x24171BCFb9D600Ff8392387F5cC3171d07ebb266#tokentxnsのこと

 

【BTT Functionality】

BTT has one primary, but not the only, function: it is to be used for membership fees on Blocktrade.com Exchange. Exchange Members will be able to pay the membership fees with EUR or BTT. The pricing, and consequently the amount of BTT spent on the fees, is dynamic. Startups/projects that are issuing security tokens and would like to list them at Blocktrade.com can pay the listing fees with BTTs and ensure themselves a faster way to go through the process. A full membership comparison is available on the website.

BTT has been issued as a coupon providing access to otherwise inaccessible or more expensive perquisites and features for token holders within the Blocktrade.com platform. In line with their issuance as a one-time offer, the tokens will be made permanently inaccessible once spent for the services provided by the Blocktrade.com platform. Blocktrade.com will be sending spent BTT to an empty smart contract, where they will remain inaccessible forever. Batching and/or buffer period between the time when the tokens are spent and when they are sent to the empty smart contract may be impossed by Blocktrade.com (to account for refund timelines and/or high transaction cost etc.).

The empty smart contract (“BTT Black Hole”; do not send ETH or tokens to this address): 0x24171BCFb9D600Ff8392387F5cC3171d07ebb266

(【BTTの機能】

BTTには、主要な機能が1つありますが、それだけではありません。Blocktrade取引所の会費に使用されます。会員は、会費をEURまたはBTTで支払うことができます。BTTの価値、および費用として費やされたBTTの額は動的です。セキュリティトークンを発行していて、かつ、それらトークンをBlocktradeに上場させたいスタートアップ/プロジェクトは、BTTで上場費用を支払うことができ、迅速に上場プロセスが行われることを保障します。会員についての詳細の比較はウェブサイトで見ることができます。

BTTは、Blocktradeプラットフォーム上のトークン保有者のために、ほかでは手に入らないクーポンや特別な権利、機能として発行されています。BTTの追加発行はなく、Blocktradeプラットフォーム上のサービスで一度使用されると、そのトークンには永久にアクセスできなくなります。Blocktradeは使われたBTTを、私たちがアクセスできない空のスマートコントラクトに移します。トークンが使われてから空のスマートコントラクトに移されるまでの一括処理および/または処理されるまでの時間は、Blocktradeが管理しています(払い戻しのスケジュールおよび/または高い取引費用などを計上するため)。

空のスマートコントラクト(「通称BTTブラックホール」;このアドレスにイーサリアムや他のトークンを送金しないでください: 0x24171BCFb9D600Ff8392387F5cC3171d07ebb266))

引用:BTT Token|Blocktrade

 

今のところ、BTTの用途は会費の支払いしか明らかになっていません。

 

しかし、上の文章を読むと、ほかにもBTT保有者を優遇するサービスをいくつか考えてるっぽいです。じゃなきゃ「BTTは、Blocktradeプラットフォーム上のトークン保有者のために、ほかでは手に入らないクーポンや特別な権利、機能として発行されています。」なんて書かないから。

 

ライバルとなる他のデジタル証券取引所との差別化は非常に重要なことですから、FMAから認可が下りた暁には、しっかり頑張ってもらいたい。

BTTの使い道

続いて、BTTがどんな使われ方をするのか、現時点で決まっていることを確認していきましょう。『Fee schedule』のページを見ると、主に、会費をBTTで支払えるようになっています。

 

【一般投資家の会費】

  • 会員ではない場合:取引手数料0.3%
  • Basic会員:
    • 月額29ユーロ/年間290ユーロ
    • BTT払いなら月額14.5ユーロ/年間145ユーロ
    • 取引手数料0.08%
  • Advance会員:
    • 月額129ユーロ/年間1290ユーロ
    • BTT払いなら月額64.5ユーロ/年間645ユーロ
    • 取引手数料0.04%
  • Premium会員:
    • 月額1,000ユーロ/年間10,000ユーロ
    • BTT払いなら月額500ユーロ/年間5,000ユーロ
    • 取引手数料0.01%

 

【機関投資家の会費】

  • Standard会員:
    • 月額1,000ユーロ/年間10,000ユーロ
    • BTT払いなら月額500ユーロ/年間5,000ユーロ
    • 取引手数料0.05%
    • API制限:100/秒
    • RestAPI、Websocket
  • Professional会員
    • 月額10,000ユーロ/年間100,000ユーロ
    • BTT払いなら月額5,000ユーロ/年間50,000ユーロ
    • 取引手数料0.01%
    • API制限:1000/秒
    • FIX API、Colocation

 

 

BTTで会費を払うと、通常の半額になります。では、Blocktradeを使う人は誰もが会員になったほうがいいのでしょうか?軽く計算してみました。

 

すると、月額料金(BTT払い)で考えた場合、一般投資家の方でBasic会員になったほうがいい人は、月に100万円以上の取引をする人。Basic会員からAdvance会員になったほうがいい人は月に1,500万円以上の取引をする人。Advance会員からPremium会員になったほうがいい人は月に2億1,000万円以上の取引をする人。

 

僕の場合、Blocktradeを使ったとしても、会員になる必要がないことが分かりました。月に100万円以上の取引なんてできないから。

 

機関投資家は規模感がよく分からないから考えない。

 

あと月額料金は、市場競争の中で、今後下げていくかもしれないし、不透明な部分も多い気がします。

BTTの価格予想をしてみよう(2019/1時点)

※デジタル証券取引所になる予定のBlocktradeと仮想通貨取引所を比べるのは愚考かもしれないけど…

仮に、今のところ利用価値のないZaifトークンと同じ時価総額になったらどうなるか。BTTトークンの価格を2円とし、流通量を5,400万枚と仮定。この時点でBTTの時価総額は5,400万枚×2円=1億800万円。

 

Zaifトークンの総枚数は90億枚だけど、流通量を半分の45億枚だと仮定し、価格を0.15円とすると、時価総額は4,500,000,000枚×0.15円=6億7,500万円。だいたい6倍だから、BTTは12円になります。

 

BiboxのBIXトークンと同じ時価総額(15億円)になってやっと57円くらい。

 

では、別の視点から考えてみます。2018年末のZaifの利用者口座数は73万口座らしいです。Blocktradeで73万人が口座開設したとして、そのうちの1%(7300人)がBasic会員になったとします。また、条件として、思ったほどBTTが値上りせず、年間で流通量の10%がBurnすることになったと仮定します。

 

Basic会員費がおよそ月額1,800円(BTT払い)で、それを月に7300人が払うと合計13,140,000円/月=157,680,000円/年。

 

157,680,000円/年が総流通量の10%に当たるならば、時価総額は157,680,000円を単純に10倍して1,576,800,000円。あ、これだとさっきのBIXトークンの時価総額と同じになるから、57円くらいか。

まとめ

Blocktradeはまだ何も始まっていません。一応Beta版の取引所はリリースされていますが、これは始まったうちに入りません。

 

また、テレグラムを見ていても、価格が下がっていることに不安を抱いている人や、「みんな1セントまで下がるのを待っているか、ライセンスが取得できるまで様子見しているから買わないんだ」といった声がありました。

 

ビットコインにつられて価格が下がるのは仕方ないことだと思いますが、とにかく、FMAからの認可はしっかり下りてほしいです。

追記:スロベニアで関心が高いのはなぜか?

Blocktradeは、ホームページによるとリヒテンシュタインを拠点に動いてるらしいんですが、Googleトレンドで「blocktrade」を調べてみると、なぜかスロベニアで関心が高いんですよね。

 

そう思ってLinkedinを調べてみると、BlocktradeのCEOであるLuka Guboさんは、リュブリャナ大学(スロベニアで最初に出来た大学で、一番大きい大学でもある)出身なのかな?

また、スロベニアの首都リュブリャナにある謎のファンド「Sklad FT Quant」のファンドマネージャーをしており、本も執筆しているとか。あと、4つのプライベートファンドのシャープレシオ(運用の効率)を高めることに成功したらしい。

 

もしかしたら、スロベニアではちょっとした有名人なのかもしれない。出世しすぎたマリオ。

追記:FMAから承認されるのはまだまだ

承認までに時間がかかるのはなぜか?それは、多国間取引所を運営する完全に規制された投資会社であるために、MiFID IIライセンスを取得する過程にある中で、私達は第4次アンチマネーロンダリング指令を含む全ての規則と法律に従う必要があります。

たしかに調べてみると、EU加盟国は2017年6月26日以降、AML(アンチマネーロンダリング)の第4指令を遵守しなければならないようになっています。Blocktradeは多国籍間サービスということもあり、多くの時間がかかっているのかもしれませんね。

 

そしてすでに第5次AML指令も施行されており、2020年1月20日までにEU加盟国はこれに遵守しなければならないという…。こりゃセキュリティートークン取引所になるのはかなり大変だわ。

 

中国で仮想通貨取引所がポンポンできたようなカオスな時代とはおさらば。

追記:リヒテンシュタインは先をゆく

Additionally, Liechtenstein has also been taking the lead in the development in the race to become the leading crypto nation in Europe. They issued their first document on ICOs in 2017. The Financial Market Authority (FMA) recommends that ICOs be clarified with the FMA in advance, explaining that activities relating to financial instruments were subject to licensing.

(さらに、リヒテンシュタインはヨーロッパでも有数の暗号通貨国家になるため、レースの発展においても主導的な役割を果たしてきました。同国は2017年にICOに関する初となる文書を発表しました。リヒテンシュタインの金融市場局 (FMA) は、金融商品に関連する活動はライセンスが必要だと説明し、ICOは事前に精査すべきと推奨しました。)

引用:Will Security Tokens Make 2019 the Year of Finance Innovation?|Blockchain Land

リヒテンシュタインの金融庁「FMA」は先駆けて、ICOはライセンスが必要な活動であることを発表していたようです。

 

なるほどリヒテンシュタインは暗号通貨に対して積極的なのか。なら認可はよ頼むで。

追記:リヒテンシュタインは先をゆく2

リヒテンシュタインは、アドリアン・ハスラー首相がブロックチェーンに好意的です。

 

ハスラー首相はブロックチェーン技術について、「ビットコインのような暗号通貨だけではなく、他にもいくつかの用途がある」と述べており、近い将来、財産や自動車、音楽ライセンス、証券などもブロックチェーン技術に置き換わると予測しています。

参考Liechtenstein To Support Blockchain With New Regulations|COINTELEGRAPH

追記:SEPAを使ってフィアット建て取引が容易に

Blocktrade.comはFIAT(EUR)ペアを発表しました!あなたはSEPAを通して€URをデポジットすることができます。

 

Blocktradeは、ユーロ建てで仮想通貨取引が行えるようになりました。

SEPASingle Euro Payments Area/単一ユーロ決済圏)とは、SEPAに加盟している銀行同士の送金なら、国外の送金でも国内の振込同様に手軽に行える送金方法のこと。

 

ユーロ建てで取引が行えるのは当然です、デジタル証券取引所を目指すのであれば。

追記:祝!2019年初BURN

2019年の初バーンは3月18日。16,321.44895BTTがブラックホールに吸い込まれていきました。BTTは現時点でおよそ2.2円くらいだから、だいたい35,000円分がバーンされたことになります。

 

循環供給量が57,602,252.84BTTだったとすると、たった0.02%のバーンか。

 

とても少ないBurnですが、まだセキュリティートークン取引所が稼動していないのに、どうしてBurnされたんだ?分からん。でも1つ言えることは、Burnされたということは、裏で何かしらの動きがあったということ。運営はただFMAの認可を待っていただけじゃあなかったんだ。

 

うん、悪くない。