「チューリッヒの公理」で振り返る僕の仮想通貨【投機】失敗遍歴

ダウ理論におけるトレンド転換の定義とエントリーポイント

以前、本「マーケットのテクニカル分析」でダウ理論について学びました。

関連書評「マーケットのテクニカル分析」はトレーダーが読むべき絶対的教科書だった

 

この本の中では、チャートパターンには「継続パターン」と「転換パターン」があると説明されていました。

関連図解で分かりやすく!投機家なら知っておきたい「ダウ理論」とは?

 

トレードをする上での一番の理想は底で買って天井で売ること(天井で売って底で決済)。要するに、転換パターンを見極めることができれば、大きな利益を生み出すチャンスにつながるのです。

 

しかし残念なことに、チャートはそんなに基本通りの動きをしてくれません。さらに、チャンスが訪れるタイミングはごくわずか。それを逃すと次のチャンスまで我慢強く待たなければなりません…。

 

では、いったいどうしたらダウ理論に沿う形で、トレンド転換を判断し、トレードしていけばいいのでしょうか?

 

このページでは、ダウ理論における転換パターンの定義と、勝負をかけるべきエントリーポイントについて書いていきたいと思います。本当に実践で使えるのか、実際にトレードもしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

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ダウ理論におけるトレンド転換の定義をおさらい

まずはダウ理論のトレンド転換について、おさらいしていきましょう。

 

ダウ理論によると、トレンドには3種類あるといいます。

簡単に言えば「大きなトレンド」「中くらいのトレンド」「小さなトレンド」です。でも僕は、時間足の数だけトレンドはあると思っていますけどね。

 

さて、トレンドの定義は以下のようになっています。

トレンドの定義
  • 上昇トレンド:高値&安値を切り上げていく
  • 下降トレンド:高値&安値を切り下げていく

 

上記のことから、トレンド転換の定義は、高値&安値を切り上げていく上昇トレンドが、高値を更新しなくなり、やがて直近安値を下回ってしまった時。

 

または、高値&安値を切り下げていく下降トレンドが、安値を更新しなくなり、やがて直近高値を上回ってしまった時。

 

となります。

具体的なエントリーポイントとは?

では次に、実際のチャートを用いて、具体的なエントリーポイントを考えていきたいと思います。

トレンド転換しそうな相場を見つける

ちょうどEURGBPでスイングトレードができそうだったので、チャレンジしてみました。

 

日足チャートを軸に考えていきます。

チャートだけだと何も分かりませんが…

RSI(買われすぎ売られすぎ)とストキャスティクス(売買タイミング)を表示させると、RSIが30%を下回っており、ストキャスティクスは買いのシグナルをちょっと示していることが分かりました。

 

日足チャートの状況をもっと長期の視点で考察するために、より大きな時間足で見ると、

月足チャートでは、直近でレンジ相場が続いていることが分かりました。

 

さらに、日足チャートをより細かく見るために、4時間足チャートを開いてみると、

明らかに下降トレンドですが、直近では高値&安値が切り上がっているように見えます。さらに、

下降トレンドラインを引いてみると、ローソク足が実体をともなってラインを割っています。これはもしかしたら、下降トレンドが終了し、これから上昇トレンドに転換するか、レンジ相場に突入するのではないかと考えました。

妥当なエントリーポイントを考える

それでは、エントリーポイントを考えていきます。

 

そもそも、このトレンド転換しそうな場面は、本当に妥当なエントリーポイントとなり得るのでしょうか?

あらためて日足チャートのRSIとストキャスティクスを確認してみます。RSIが30%を下回っており、ストキャスティクスは買いのシグナルをちょっと示しているので、今からトレードするならロング(スイングトレードをするなら)。

 

でもここで焦って買わず、日足よりも短い時間足でチャートの状況を細かく見ていくことにしました。

1時間足チャートで見ると、このまま上がっていってしまう可能性もあるが、できれば上昇トレンドライン辺りでロングしたいなと感じました。上のチャートで言うと、2つの○で示した辺りがエントリーポイントの目安です。

(実際は、この時5分足チャートを観察しており、短期的に上昇トレンドに転じた時点でエントリーしていました。しかしその後、15分足チャートにおいて下降トレンドが始まってしまったので、手動で損切りして-33.71ドル(約3,674円)の損失)

あらかじめ損切りラインを考えておく

エントリーポイントを考えたら、実際にポジションを持つ前に、損切りラインも考えておきます。

 

なぜならチャート分析は絶対ではなく、主観も入ってしまっているから。見立てが間違っていた場合は早めに損切りして撤退しないと、大損して再起不能になります。

 

さて、考え方によっては、

レンジ相場のサポートラインの少し下に損切りラインを設定するのもいいですが、

 

今回は4時間足(1時間足)チャートの高値&安値を見てトレンド転換を判断しているので、

直近の安値の少し下辺りに損切りラインを設定するのが無難かなと考えました。これを下抜けるようならトレンド転換は失敗と判断します(ダウ理論の定義に従うならそうなる)。

利確ポイントの想定

利確ポイントは最も難しいところ。

 

これに関しては、複数の方法を臨機応変に使っていきます。

 

まず、想定した通りに上昇してくれれば、安値が切り上がったタイミングで、その安値のちょっと下に損切りラインを引き上げます。こうすることで、寝てる間に相場大変動があっても確実に利益を残します(または、損失を最小に抑える)。

 

そして、僕の理想としては、

日足チャートにおいて、ストキャスティクスの緑の線(%K)が80%付近まで上がってきた辺りで手動で利確したいなと思っています。

 

ほかには、RSIのグラフにトレンドラインを引いて、それを割ったら手動で損切りを考えることも。

エントリーポイントの到来

1時間足チャート。しばらく待っていると、ちょうど上昇トレンドライン付近までチャートが落ちて来てくれました。

 

ロングし、損切りラインは直近安値のちょっと下に設定。

翌日

しばらくトレンドラインを割った場面があって、一時的なダマシなのか、そのまま下落していってしまうのか非常に不安でしたが、なんとか持ち直して上昇に転じました。

 

高値&安値の切り上げが確認できたので、新しくできた安値のちょっと下に損切りラインを引き上げました。

 

今後の願望としては、

とりあえず日足チャートのRSIに引ける下降トレンドラインを上抜けて欲しいです。

 

しばらく観察していると、調整が入りました。

なんとなく、4時間足チャートのRSIに引ける上昇トレンドラインは下抜けないで欲しいです。これを下抜けるようなら手動で利確する可能性があります。なぜなら、

日足チャートをダウ理論に当てはめてみると、ここから下落し始めても不思議ではないからです。できれば、日足チャートのRSIに引ける下降トレンドラインを上抜けるほどの上昇が欲しいです。

さらに翌日

高値&安値の切り上げが確認できたので、新しくできた安値のちょっと下に損切りラインを引き上げました。ただ、上昇の勢いが若干弱いのが気になりました。

 

しかし、よく見ると、

前回高値で引けるレジスタンスラインが、今回は新しい安値を作ったところでサポートラインとして機能しているので、この上昇はなかなか信頼できそうだとも感じました。

 

しばらく観察していると、

新しく引いた短期的な上昇トレンドラインを割り、方向感が曖昧になってきました。

 

そして、19時にEUのGDP発表を控えていたこと、そろそろ嫁と夕飯を食べる時間になってきたことから、新しい安値になりそうなところに損切りラインを引き上げ、一時休憩にすることにしました。

 

すると…、

大きく下げてしまい、決済されていました。

 

決済のタイミングとしては、4時間足チャートのRSIに引いた上昇トレンドラインも割っているのでまぁ納得することにしましょう。

 

66.1pipsで86.82ドル-スワップ2.2ドル=84.62ドル(約9,223円)の利益となりました。

 

今後さらにトレードしていくなら、

直近の安値と高値にフィボナッチ・リトレースメントを引いて、反発しやすい38.2・50・61.8に注目するか、次なる明確なチャンスが訪れるまで待つか、になると思います。

まとめ

最初のエントリーはちょっと焦りすぎた感がありました。あそこはフィボナッチ・リトレースメント的に38.2までしか戻っておらず、強気でエントリーする場面ではなかったかなと思いました。

 

ただ、ダウ理論は世界的に認識されている考え方であり、これを理解しているとトレードに役立つと実感。

 

いつもうまくいくとは限りませんが、利確や損切りの目安が分かるので、戦略を立てやすいなと思いました。