「チューリッヒの公理」で振り返る僕の仮想通貨【投機】失敗遍歴

コインテレグラフの「仮想通貨2019年大予測」を読んで感じたSTOの可能性

コインテレグラフは、2019年初めに「新年特集 今後はどうなる?仮想通貨50人の2019年大予測」という記事を公開しています。

 

参考新年特集 今後はどうなる?仮想通貨50人の2019年大予測

 

仮想通貨業界の最前線で活躍している多くの専門家が、今後について言及しており、とても興味深かったです。

 

そこで今回は、50人全員のコメントを読んで感じたことを書いていきたいと思います。

Sponsored Link

今後注目を集めるジャンルとは

まず、一番多くの専門家に注目されているのが「ブロックチェーンの現実社会での応用」だ。また「規制」にも多くの人が注目。「STO(証券トークン)」への期待も集まっている。さらに「金融商品としてのビットコイン」「ブロックチェーンゲーム」「 dApps (ブロックチェーンを使ったアプリ)」「 ステーブルコイン 」「 金融機関向け仮想通貨カストディ(保管業務) 」等が注目されている。

なるほど、STOはよく聞きますが、金融業界で仮想通貨が広まるためには、セキュリティ面(カストディ)も重要になってくるんですね。

 

今後注目を集めるジャンル
  • 金融(STO、ETF等)
  • ゲーム
  • アプリ(dApps)
  • ステーブルコイン
  • カストディ

 

カストディについては、2018年10月18日に、ゴールドマンサックスや投資家によって創業された会社「Galaxy Digital Ventures」がカストディ企業「BitGo」に出資。BitGoはサウスダコタ州からカストディアン(管理企業)としての認可も受けているので、なかなか順調やん。

STOについてのコメント

STOに言及している人たちのコメントを一部集めてみました。

 

仮想通貨業界の「大企業化・金融化」が続き、株式・債権・通貨・商品がデジタル化されていくだろう。

 

(仮想通貨やビットコインは)使いやすくなければ普及しない。2019年は商用シーンで活用されるコインが注目されていくだろう。

この話はSTOに限りませんが、とにかく実際に使われなければ意味がないってことですね。

 

カストディ、STO、トークン化、G20だ。

来年後半のカギとなるポイントを予想するのは難しいが、少なくとも前半のテーマはこれらになるだろう。これらは全て仮想通貨の現実社会における普及と規制が関わっている問題だ。

 

2019年、仮想通貨業界で一番話題となるのはSTOとデジタル資産のカストディだろう。

 

まず、規制が仮想通貨業界に導入されるにつれ商業的な応用がふえる。つまり規制がクリアになれば米金融業界、それに伴い大量の資金が参入してくるということだ。そうなると仮想通貨のETF、投資信託、ヘッジファンド、ストラクチャード商品、デリバティブ等が出てくるだろう。

また、2019年は「STO(セキュリティ・トークン・オファリング)」の年になるだろう。STOが面白いのは中小企業でもIPOのような資金調達が容易になるということだ。株式をトークン化して流動性を得ることができるわけで、ベンチャーキャピタルからの調達の代替となる。これは安定した株式市場のないエチオピアのような国にとっては非常に面白いものになるだろう。エチオピアには株式市場がないが1億の人口を抱える上、毎年10%の経済成長率を誇っている。一方で同国の企業は流動性を得ることが難しい状態だ。資金調達をするためには現状では国を出るしかないが、証券トークンの仕組みを活かせばこの問題を解決できる。だから2019年の重要な動きはSTOが立ち上がり受容されていくかだ。

STOがどのように実世界に役立つのか、その具体例を説明してくれています。STOが可能になれば株式市場がないような小国でも自国で資金を集められるようになり、経済発展がスピードアップしていくかもしれないのか!

STOについて調べてみた

STO用トークンのプラットフォーム構築を目指すpolymathのTwitterを見ていると、ある画像を発見しました。

これは『Digital Securities Market Research 2019 by Kepler Finance』のページ内で公開されていた、デジタル証券市場の現状を表したものです。

 

一番目を引くのがPOLYMATH(ポリマス)。円がデケェ!STO用のトークンプラットフォームを構築しているUSAのチームで、提携先はたくさん。カストディアンのBitGoとも提携しています。

 

NEUFUNDもSTO用プラットフォーム系でBinanceと提携しています。でもバイナンスは規制を逃れるためにマルタに移ったけど、STOは規制下で行われるべき資金調達法だから、なんか矛盾してる気がした。

 

OWN($CHX)もSTO用プラットフォーム系。ただ、polymathとは違ってドイツ発です。Twitterのフォロワー数も比較的多く、CMCで確認したら出来高もまぁまぁ多かったので、どっかの国で注目されてるっぽいです。

 

そして、プラットフォーム系とやたら提携している取引所Blocktrade。『About us』には、「MiFID IIに準拠した最初の取引所になることを目指す」と願望が書いてありました。

関連仮想通貨取引所BlocktradeのBTTトークンに将来性はあるか

【MiFID IIとは】

欧州連合(EU)の金融・資本市場に係る包括的な新規制。2018年1月に施行された第2次金融商品市場指令(Markets in Financial Instruments Directive 2)の略称。MiFID2は2007年に施行されたMiFID(金融商品市場指令)制定以降に生じたアルゴリズム取引など市場環境を取り巻く変化への対応や、デリバティブ取引に関するルール導入、株式以外の金融商品への規制適用など投資家保護の強化と市場の透明性向上を図るために策定された。投資会社はブローカーに支払う売買手数料とリサーチに対する対価の分離なども求められる。

引用:MiFID 2(みふぃっどつー)|野村證券

 

OpenFinanceNetworkもそれなりに提携先が多いなと感じました。ここはBlocktradeと同じでセキュリティートークンの取引所を目指しています。使い方としては、メタマスクと連携した状態で「Log in」ページに入り、アカウントを作ることで使えるようになるっぽいです。

 

SWARMはロゴがオリガミペイみたいでダサかったのでスルーしました。

※追記:SWARMはERC20トークンだけど、Stellarのブロックチェーン技術を基に作られていました

参考How Swarm is Working Toward a More “Stellar” Blockchain|Medium

 

あまり目立たないけど、上のほうに「Coinbese」や「R3」の文字が。R3は200社以上の企業(SBIや三菱、みずほも)と連携し、分散型台帳技術の開発をする企業。TokensoftのCEO「Mason Borda」は、BitGo在職時に、月に10億ドル以上の暗号資産を移動できるように機能を拡張し、コールドストレージのインフラを作ったようです。実力者やん。

参考About|TOKENSOFT

 

そして「Stellar」も提携してた。Stellarは毎年1%ずつ量が増えていくので、今まで印象は微妙でした。でも、TokensoftのCEOはこのように述べています。

Borda also listed out the reasons on why they chose to provide support for Stellar. The first thing he pointed out was the Stellar token’s easily programmable functionality. The tokens can support multiple functions like multi-signature authorizations, the distribution of dividends, limitations on who can hold tokens etc. The co-founder went to praise the ‘well-maintained and stable’ Stellar nodes. “The maturity of the toolsets around the Stellar infrastructure helped us start testing and get to production in days,” he said.

(またBorda(CEO)は、Stellarをサポートする理由を挙げました。まず最初に指摘したのは、Stellarトークンが簡単にプログラミングできることです。例えば、マルチシグ認証(NEMにも導入されている)、配当の分配、トークンを保有できるユーザーの制限など。共同創設者は“手入れが行き届き、安定している”Stellarの機能を賞賛しました。「よく作られているステラの性能は、数日でテストを開始し、形にするのに役立った」と語った。)

引用:Tokensoft to launch support for projects on Stellar Lumens protocol|BCfocus

 

さらにIBMは、Stellarブロックチェーン上で、米ドル連動のステーブルコイン「Stronghold USD」を発行しています。

 

ネーミングがクソダサくて流行る気がしません。命名したの誰やねん。

 

ただ、StellarってSTO用のプラットフォームにもなり得るんだなと分かりました。プログラミングが容易で、配当の分配もできるみたいだから。

 

まぁ、まだ使われるかは分かりませんが。

まとめ

ビットコインの下降トレンドは未だ継続中で、市場はまだまだ不安定。とてもじゃないですが、友人に「今のうちに仮想通貨買っておくといいよ」などと勧めることはできません。

 

しかーし、みんなが「まだ下がるかも…」と言うってことは、ほとんどの人が売り終わっているか悲観している状態で、売り圧もだいぶ減ってきた証拠。

 

トレードがうまい人なら下降トレンドが終わり、上昇トレンドに転じた段階で買い始めるのでしょうが、僕はそんなに器用じゃないんですよね。だから2019年は少しずつ仕込んでいこうと思います。数万円単位で。