仮想通貨を持っている誰もが、ビットコインがどこまで上昇するのか興味を持っているのではないでしょうか?
なんたってビットコインはクリプト界の基軸通貨。現状、仮想通貨相場はビットコイン次第なところがあります。そう、儲かるためにはビットコインにMOONしてもらうしかないのです!
しかし、いくら考えたところで将来のビットコイン価格など分かりません。そこで、過去のBTCチャートから妄想を膨らませてみることにしました。
今回は、サイト「BLOCKCHAIN」から過去のBTCチャートデータを拝借し、2010年から1年ごとに振り返ってみることにします。激しく価格変動が起こった部分については、その時何が起こったのかも書いていきます。
一緒に妄想したい人はぜひ読んでみてください。
ビットコインの過去のチャート
2010年
2010年5月22日、とあるプログラマーが10,000BTCを使ってピザ2枚を購入しました。これが現実世界で初の取引とされています。それから5月22日は「ビットコイン・ピザ・デイ」と呼ばれるようになりました。
※2009年には取引が始まっていて1BTC=0.07円ほど
やがて、2010年末には30円ほどの価値になりました。
2011年
2011年は4月にアメリカのニュース雑誌「TIME」にビットコインが取り上げられ、6月に高騰。3,500円まで上がりました。しかしその月の6月19日にMt.GOXのハッキング疑惑があり、急激に下落しています。
結局、ズルズルと価格は落ち続け、年末は700円ほどに…。誰もがバブル崩壊だと嘆いたことでしょう。
2012年
2012年のBTC価格はものすごく緩やかに上昇しました。一部でビットコイン決済を導入するサービスが生まれたりもしたようです。
にしても、こんなに値動きがない相場は嫌になりますな。しかも2011年の高値は更新することができず。
2013年
既存の金融機関への不信感から、少しずつBTCにも注目が集まり始めました。3月には余裕で2011年の高値を更新し、4月には20,000円の値を付けました。その後急落。停滞期はあったものの、10月から徐々に勢いを盛り返し、12月には11万円に到達!が、その後すぐに中国が取引を禁止したことで下落。
完全なるバブルチャートですね。前期に高騰後、停滞、年末に大暴騰した形は、まるで2017年のリップルチャートのよう。
2014年
高騰しすぎた翌年、2014年は見事な下降トレンドです。2月にはMt.GOXのハッキングがニュースとなり、仮想通貨の信頼性が失われました。このニュースで「ビットコイン」を初めて聞いた人も多いかもしれません。年末価格は30,000円ほどに…。最高値から3分の1以下になってしまいました。
ただ、この年はビットフライヤー、コインチェックなど、様々な仮想通貨取引所が生まれた年でもありました。価格の盛り下がりとは裏腹に盛り上がる仮想通貨事業。
大暴騰後のMt.GOXハッキング事件とか、2017~2018年の大暴騰とコインチェックNEMハッキング事件に似てますね。
2015年
2015年はなんてつまらない相場なんでしょう。価格は20,000~40,000円を推移しています。しかし、完全に下げ止まり、年末には上昇の兆しを見せています。
2016年
2016年はきれいな上昇トレンドです。どこで買っていても年末にはみんなが勝ち組です。年末価格は10万円。ようやく2013年の最高値付近まで戻ってきました。
2017年
いい流れで始まった2017年。3月に最高値更新し、4月からは向かうところ敵ナシ!日本人の参入者も増え始め、価格はぐんぐん伸びていきました。
僕も仮想通貨を始めました。リップルを30円台で掴んだ5月組です。
年末にはビットコインが240万円ほどに!完全に浮かれていました。こんな急騰、2013年のチャートを知っていたら怖くてたまりません。出川組爆誕。
2018年
バブル崩壊後はディセンディングトライアングルを形成しながら推移し、2018年末にサポートラインを下抜けて絶望状態。しかし、この時が最高の買い増し時期となりました。
2019年
2019年5月に米投資ファンド「グレースケール」がCMを流すことが話題になり、相場は反転!大きな上昇を見せました。ただこれは一過性だったのでその後長い停滞が続きます。
2020年
コロナが世界的に流行しだし、2020年2月末から3月にかけて株価大暴落。それにつられるようにビットコインも3月中旬に暴落。しかし1ヶ月ほどで価格は戻り、2020年末には高値を更新してバブルが始まりました。
2021年
2021年は最高で約68,000ドル(780万円)まで上昇しました。ただ2017年末のバブルと比べると上昇率は高くなかったので拍子抜けした人も多かったのではないでしょうか。
2022年
2022年はインフレ退治のために、アメリカをはじめ世界的に政策金利を引き上げる動きがみられました。金利が上がると金回りが悪くなり投資意欲が抑えられるのでビットコインの価格も下落&停滞。
2022年末には「バブル後の暴落で前回バブルの最高値を下回ることはない」というアノマリーを破り一段と下落。この状況は4年前(2018年末)の下落に似ており、最高の買い増し時期となる可能性はあります。
2023年はどうなる?
4年前(2019年)を参考にするならば、価格は少し盛り返すも停滞が続くことになります。
また、インフレがなかなか収まらないとなれば高金利が続き、ビットコインの価格も上がりづらい状況が続くかもしれません。
まとめ
ビットコインが上昇するまではまだ時間がかかりそうな印象ですが、2024年には半減期が控えています。もし金融引き締め時でもビットコインが上がるということがあれば、各国の政策に左右されづらい資産であると認識されるかもしれません。
今後の動向に注目!