僕はモーサテを見るのが日課となっています。で、毎週火曜日「リーダーの栞」のあとに紹介されるビジネス書ランキングで、ずっとランクインしている「学びを結果に変えるアウトプット大全」が気になっていました。
これだけ長くランクインする理由は、みんなから評価されていて、口伝えで次々に購入する人が多いからではないか、と思いました。
そこで、試しに読んでみることに。
今回は、この本を読んだ感想や、ためになった内容について書いていきたいと思います。
「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読んだ感想
まるでブログを読んでいるみたい
珍しいことに、この本は文章が横書き。
それだけではなく、アウトプットの方法などが、それぞれ単発で説明されています。このような構成はよくブログで見られるので、まるでブログを読んでいるかのような気持ちになりました。
「自己紹介が遅れました」って情報商材かw
途中、「自己紹介が遅れました」と書いてあって、まるで情報商材かと思いましたw
アウトプットの小技が勢揃いしていて辞書的存在
アウトプット大全は、この1冊を通して「正しいアウトプット法」を教えてくれていますが、内容的には豊富なアウトプット手段を次々に紹介していて、辞書的な存在だなと思いました。
1回読んだだけで習得するのは難しいので、特に重要に思った部分は付箋を貼るなりして、実際にアウトプットして習得していかなければなりませんね。
読んでいて勉強になったのは以下の17つです。
- 体を動かすと信号が小脳・海馬を経由するので、運動しながら何かを覚えるのがいい
- インプット:アウトプット=3:7が理想
- アウトプットにフィードバックは不可欠(短所克服&長所伸展・広げる&深める・なぜ?の解決・人に教えてもらう)
- ポジティブで仕事も人生も結婚生活もすべてうまくいく(ポジティビティ比率が5:1を下回ると離婚する確率が高くなる)
- 悪口は自分を蝕んでいる(ストレスホルモンのコルチゾールが増えて認知症リスクが高まる)
- ギブ&ギブの精神
- 効果的なほめ方(結果ではなく強化すべき行動をほめる・具体的にほめる・承認欲求をうまく刺激する[褒美でお金や物を与えてもすぐに慣れてしまう])
- タイピングより手書きが良い(研究の結果、手書きのほうが成績が良くなり、長期に渡って記憶が定着。新しいアイデアも思いつきやすくなる。手書きの時だけブローカ野という言語処理にかかわる部分が活性化)
- アウトプットはSNSやブログなど第三者に見てもらえる手段で発信するとフィードバックできるので良い
- TODOリストの3原則がいい!(手書きで紙に書いて、常に机に置いといて、終えたら豪快に斜線で消す)
- ぼーっとするのも大事(通常の15倍ものエネルギーを消費している)
- 文字より絵のほうが記憶に残りやすい(視覚を使った認識は動物的で処理速度も速い)
- 「教える」が万能すぎる(アウトプットであり、フィードバックであり、さらなるインプットでもある)
- 脳はマルチタスクができない
- 有酸素運動で脳細胞が増える(逆にストレスホルモンのコルチゾールは細胞が増えるのを阻害する)
- ハインリッヒの法則が面白い(大きな事故:小さな事故:ヒヤリハット=1:29:300)
- 健康(体重・気分・睡眠時間)を毎日記録するのが初心者にオススメで簡単なアウトプット
「運動しながら覚えるのがいい」というのは聞いたことがあったんですが、初めてその仕組みを知りました。
手書きが良いと知って、仕事で行き詰った時は紙にアイデアをまとめるようになりました。
どんどんアウトプットを実行していかないと、人間は成長できないことを知りました。
「ほめ方」については、子どもを育てる時にとてもいいなと感じました。
「20分の運動でもドーパミンが分泌し、運動直後から集中力・記憶力・モチベなどがUPする」と書いてありましたが、だから僕自身、仕事が煮詰まった時にランニングしていたんだなと思いました。ランニングするとスッキリするのは実感していたし、自然と実行してたんですよね。
日頃から啓発本を読んでいる人はすでに知っていることも多そう
日頃から啓発本をよく読んでいる人は、「もうこれ知ってるよ」と感じることも多いかもしれません。
ただ、それ以上にアウトプット法が盛りだくさんで紹介されているので、かなり勉強になると思います。
自分をさらに補強するためにも、1度読んでみることをオススメします。
参考図書に「幸福優位7つの法則」があった
読み終わって最後に記載されている参考図書を見てみると、「幸福優位7つの法則」がありました。
この本は僕が当ブログを始めるキッカケになった本です。
「アウトプット大全」よりもまず「幸福優位7つの法則」を読んだほうがいいです。
まとめ
この本を読んで、アウトプットの重要性が分かりました。サラリーマン向けの内容もたくさんあるので、万人が読んで勉強になる本でしょうな。
ただ、アウトプット法がたくさんありすぎて、何があったか忘れてしまいそうになるし、すべてを習得するには時間がかかりそう。
まずは、どの方法を身につけたいか自分で厳選し、実際に行動(アウトプット)して、少しずつ自己成長につなげていきたいです。
僕の場合は、これから新しい仕事にチャレンジしようと思っていますが、特にフィードバックを重視してやっていきたいと思いました。