テニスのフォアハンドストロークを打つ時は、手首を背屈(自分側に曲げる)させますよね?
ただ、どれくらいの角度で曲げればいいのか、イマイチピンと来ていない人もいるかと思います。
そこで今回は、テイクバック時・インパクト時の手首の角度と、角度が変化していく流れについて解説していきたいと思います。
フォアハンドの手首の背屈角度
テイクバック時
まず、テイクバックを始めた瞬間から、自然と手首は背屈します。ただ注意しなければならないことは、手首に力を入れないことです。
なので、90°近くまで曲げるような事態にはまずなりません。
僕の場合だとだいたい150°くらい。そんなもんで十分です。
もし、テイクバックをしている時点で手首に力を入れて、意識的に背屈させている人は、腕全体が力んでしまうため、硬い動きになってしまいます。なにより腕が疲れてしまいます。
インパクト時
実際にボールを打つ時(インパクト時)は、テイクバックの時よりも手首を背屈させます。
しかし、それでも角度は120~135°くらいです。
90°近くまで曲げる人は、打点が前過ぎていたり、体に近すぎるところで打っている可能性があります。
テイクバックからインパクトまでの手首の角度の流れ
テイクバックをする時は、先程も言った通り、手首に力は加えません。軽~く背屈させるだけです。
そこからインパクトする打点までラケットを振っていきますが、この時にようやく手首の背屈の角度が150°→120~135°に変わります。
イメージとしては、スイングの動きに合わせて自然と手首が曲がっていく感じです。
そして、インパクト時にはボールの威力に打ち負けないように、グッとグリップを握りますね?この瞬間は手首にも力が入っているので、手首の背屈角度はキッチリと固定されている状態となります。
で、ボールがラケットから離れた瞬間から、手首に加えていた力は解放され、もう背屈させる必要はありません。フォロースルーをしっかり行いましょう。
まとめ
色々と書いてきましたが、手首の背屈加減はグリップの持ち方によっても変わってきますし、打点によっても変化します。
僕の場合はウエスタングリップなので、上記のような解説になります。
重要なことは、テイクバック時は無理をして背屈させる必要などないこと。インパクトの直前までは力を抜き、体幹を使った素早いスイングが出来るようにしましょう。