テニスのフォアハンドでテイクバックをする時、「肘はどのように引いていけばいいのだろう?」と疑問に思うことはないですか?
これはプロ選手によっても様々なテイクバックの形がありますが、僕がおすすめしたいのは、なるべく無駄な動きを省いた、効率的なテイクバック方法です。
このページでは、簡単な図を用いながら、テイクバック時の肘の位置や動き方について解説していきます。
フォアハンドテイクバックの形を3つに分類
まず、フォアハンドのテイクバックの形には、主に3種類あります。
肘をよく伸ばしたテイクバック
肘を開いたテイクバックをする人は、腕の遠心力でボールを打ち返そうと考えている人です。
回転はよくかかりますが、テイクバックの動作が大きくなってしまうので、振り遅れの原因になります。
もし今後もっとレベルアップしていきたいのであれば、このテイクバックはしないほうが良いです。
肘を90℃(直角)に曲げたテイクバック
肘をおよそ直角(90°)に曲げたテイクバックは、コンパクトで理想形です。
ラリー戦が得意な錦織選手もこの形ですし、ほかの多くの選手もそうです。
肘を曲げて肘から引いていくテイクバック
肘を90°よりも曲げてテイクバックしていく方法です。ただ、これについてはやっている人はいないかもしれません。
イメージ的に、アンディ・ロディック選手がこの形のテイクバックかなと思っていましたが、実際は肘は直角でした。
結局、ボールを打つ瞬間は肘が開きますから、窮屈に曲げていれば曲げているほど、開くまでに時間がかかってしまいます。
そのため、効率的ではありませんね!
フォアハンドテイクバックは肘を90°に!
上記でいくつかのテイクバックを見てきましたが、肘を直角(90°)に曲げた状態でテイクバックをするのが最も効率的です。
そして、肘が直角であれば、肘から先行してテイクバックしていこうが、肘と腕を同時くらいにテイクバックしていこうが、どちらでも良いです。
テイクバックの引き方は、人の好みや、ボールの軌道(高いか低いか)によって多少左右されます。