テニスを始めたばかりの人・まだまだテニスが上達していない人は、フォアハンドを打つ時の手首の使い方がよく分かっていません。
なので、「手首は固定させたほうがいいと言われるけど、本当なのだろうか?」「プロの選手は手首をうまく使っているように見えるけど?」などと考えてしまいます。結局、どうしたらいいのか混乱してしまうのです。
そこで今回は、フォアハンドを打つ時の正しい手首の使い方を紹介していきたいと思います。
正しい手首の使い方は、手首を使わないこと!
正しいフォアハンドを打ちたいのであれば、手首を使わないことを考えるべきです。「手首を使わない」と言うと語弊があるかもしれませんが、要するに、手首を返したり、変にこねくり回したりしないということです。
フォアハンドを打つ時は固定が正しいです。
120~90°くらいに手首を背屈させることで、ボールを打ってもラケット面・手元がぶれないようにしましょう。
プロの選手も基本的に手首を固定している
中には「プロの選手はショットを打つ時に手首を使っているように見えるけど?」と思っている人もいるでしょう。
どうしてそう見えるのか?
その理由は、スイング~インパクト~インパクト後の脱力が一瞬にして行われているからです。あなたが手首を使っているように見える場面は、インパクト時の腕の内転~インパクト後の脱力の部分です。
実際、手首は背屈されてしっかり固定されているのに、腕の内転を利用してフォアハンドを打っているので、手首が動いているように見えるだけ。
また、たまにプロの試合を見ていると、「手首が強いですね~」といった実況がされることがありますが、そういった場面は決まって左右に走らされてギリギリで追いついたショットを的確に返球している時です。これは、十分に手首を背屈させていないのにインパクト時に手首の強さで固定できているからであって、手首を使って(動かして)打っているわけではないです。やはり固定が基本!
まとめ
フォアハンドにおいて、正しい手首の使い方は、インパクト時に手首が背屈されていて、しっかりと固定されていることです。
それによって、体重移動・体幹の回転を利用した力がうまくラケットに伝わり、最終的にボールの威力を増すことにつながります。
逆にインパクト時に変に手首を動かすようなことをしてしまうと、せっかく体全体で打とうとしているのに、ラケットに力が集まりません。また、相手のボールの威力によって、ラケットがブレ、安定したショットを打つことは不可能になります。
注意しましょう。