テニスをしている時、ふと1つの疑問が湧いてきました。
果たして、テニスは足の速い人が有利になるスポーツなのだろうか?
だって、足さえ速ければ、相手のどんなボールにも追いつくことが出来ますからね。足が速い人は無敵のような気がします。
そこでこのページでは、テニスと足の速さの関係について考えていきたいと思います。
テニスと足の速さはそんなに関係ないでしょ?
一見、足が速い人のほうがテニスは有利なように思えます。
しかし、実際はそんなことありません。いくら50m走や100m走が速くても、テニスがうまくなるかどうか別問題。
テニスに必要な能力は、素早い判断力と瞬発力です。
相手がどんなショットを打ってきたかを瞬時に見極め、ボールの軌道やどこにバウンドするかを予測し、素早くポジション取りをし、降り抜く。
いくら足が速くたって、戦略を何も考えずに打ち返しているだけじゃ勝てません。たとえボールに追いつけたとしても、打ったボールが相手のチャンスボールになってしまっては、簡単にボレーやスマッシュで決められてしまいます。
足が速いことに越したことはないですけど、テニスは長い距離を全速力で走ることはないのですから、あまり足の速い遅いは気にしなくていいんじゃないかと思います。
テニスを上達させたいなら正確さと瞬発力を!
テニスは安定性が大事
たとえ足が遅くても、正確にボールを打つ技術があれば、相手を走らせ、チャンスボールを上げさせることが出来ます。
僕のプレーは安定型で、この技術は壁打ち練習を何年も続けたことで手に入れました。何度も同じフォームを意識してボールを打つことで、体に正しいテニスのフォームが染みついていきました。
また、DVD『ゲイブ・ハラミロのMAKING CHAMPIONS』でプロも実践している体の使い方やプロネーションを覚え、意識的にアウトミス・ネットミスを減らすことに成功しました。
安定性が身に付くと、強打をする時もフォームが崩れにくくなるので、本当に地道な反復練習は重要だと感じています。
瞬発力を付けてボールに素早く反応しよう!
テニスをプレーしていて長距離を走ることはありません。どちらかというと、超短距離を一気に移動するイメージです。
例えば、相手がドロップショットを打ってきたら、思いっきり地面を蹴って前に走りますからね。いかに相手のボールに対して素早く反応し、有利なポジションに着けるかにかかっています。
なので、ふくらはぎの筋肉を付けて、強く地面を蹴れるようにするといいでしょう。反応速度が上がります。
まとめ
僕自身、足は速いほうではありませんが、そこまでテニスに困ったことはありません。
相手に速い球を打たれて追いつけないのなら、足を速くすることよりも、テニスの安定性を身に付け、深いボールを連続して打てるように練習したほうが早く対抗できます。
そんな感じっす。