「練習中は普通にフォアハンドが打てていたのに、試合になったら急に打てなくなってしまった…」
「昨日まではいいフォアが打ててたのに、どうして今日はしっくりこないんだろう…」
フォアハンドはテニスをする上でかなり重要なスキルですが、時折、打ち方が分からなくなってしまうことがあります。僕も何度も経験しましたし、実際多くの人がこれと同じ経験をしていると思います。
ただ、頻繁にイップスに陥るようだと、練習にもなりませんし、試合中も自分の実力が発揮できないので、非常にもったいないです。
そこでこのページでは、フォアハンドの調子が突然悪くなってしまう原因と、克服方法を紹介していきたいと思います。
フォアハンドがイップスに陥る原因
緊張・プレッシャーによるイップス
試合になると途端にフォアハンドが打てなくなることがありますが、これは緊張・プレッシャーによるものだと考えられます。
僕も昔は本当によくありました。頻度で言うと、毎回の試合でイップスになるレベルです。
体に余計な力が入ることで、瞬発力が落ちたり柔軟性がなくなるので、適切な打点でフォアを打つことが出来なくなりますし、ボールに回転もかからなくなるのでアウト連発。
疲労によるイップス
「昨日までは打てていたのに…」
「さっきまで調子良かったのに…」
特にプレッシャーがかかっているわけでもないのに、急にイップスに陥る原因としては、疲労が考えられます。
フォアハンドは、体全体で打つショットです。例えば、打点を一定にするために足を動かしますし、後ろ足のひざを曲げてタメを作り、肩を入れるように体幹をひねり、スイングを開始すると同時に曲げていたタメを開放し、インパクト時にはプロネーションを行って回転をかけ、最後には体重が左足に移動しているようにしなければなりません。
ですが疲労が蓄積してくると、どこかしら身体の動きが疎かになり、フォアハンドの歯車が狂って、イップスに陥ってしまうのです。
フォアハンドのイップスを克服するために僕がしていること
僕がイップスを克服するためにしていることは、フォアハンドでミスをした時に、どうしてミスをしたのか原因を探ることです。
僕は以前DVD『ゲイブ・ハラミロのMAKING CHAMPIONS』を見たこともあり、正しいフォアハンドストロークを打つための身体の動かし方を知っています。感覚としてではなく、知識としてフォアハンドを知っています。
なので、ミスをした時、というより、普段からフォアハンドを打つ時に、各身体の動きが正しいかを確認しています。
だから、ミスをした時にはすぐに「あ、今は膝が曲がっていなかったからボールが低い弾道で浅くなってしまったんだ…」などと気付くことが出来ます。
ミスの原因が分かると、次のショットから修正をすることが出来るようになり、原因不明のイップスに陥ることが各段に少なくなりました。
だから、フォアハンドのイップスを防ぎたい場合は、まず正しいフォアハンドを知ることから始めましょう。
まとめ
フォアハンドのイップスに陥る人は、「なぜフォアが打てなくなったのだろう…?」とは考えますが、原因を突き止めるまでには至りません。
僕は、これがイップスを長引かせる原因になっていると考えています。
DVD『ゲイブ・ハラミロのMAKING CHAMPIONS』などを利用し、頭でフォアハンドの打ち方を理解することで、イップスの回数は減っていくと思いますよ!