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大会で優勝するような凄腕FXトレーダーの利益率とは?

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FXをしていると、「どの程度の利益率があればいいのかなぁ?」と思うことがあります。

僕

専業トレーダーの利益率は?

凄腕トレーダーの利益率は?

 

まぁ実際のところは、こんなことを考えたところで明確な答えは出ないと思っているんですけど。だってトレーダーが利益を出すまでのトレード手法は千差万別ですから。プロのスポーツ選手は全員結果を出していますが、その過程(結果を出すまでの取り組み方)はバラバラなのと一緒ですね。

 

とは言っても、やはり何か目安が欲しい。勝っているトレーダーの利益率が知りたい。大会で優勝するような凄腕トレーダーの利益率を知って、限界を知りたい。

 

そこで今回は、HFM(旧HotForex)のデモコンテンスト、TRADERS AWARDS、ストラテジープロバイダーを参考に、凄腕勝ち組トレーダーの利益率を考察していきたいと思います。

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デモコンテンストにおける利益率

HFMのデモコンテストは、デモ口座を使った大会です。毎月行われていて、3位までに入れば賞金をもらうことができます。

 

デモコンテストの条件
  • 1ヶ月の利益率を競う
  • レバレッジは200倍で固定
  • 証拠金は10,000ドルで始める
  • 賞金を受け取るためには最低50回トレードし、取引したロットの合計が10Lotより多くなければならない

 

さて、では2019年3月の入賞者はどの程度の利益率だったのでしょうか?

発表されている結果を見てみると、1位が14192.18%、2位が13587.12%、3位が10118.54%でした。

 

利益率の計算方法は、例えば、10,000ドルから始めて現在の残高が50,000ドルだとすると、50,000-10,000=40,000ドルで、この40,000ドルを10,000ドルで割って400%。こんな感じなので、1位の14192.18%っていうのは、最終残高が10,000×141.9218+10,0001,429,218ドルということになります。

 

10,000ドル(およそ100万円)が1ヶ月で1,429,218ドル(1億4,292万円)になっています。だいたい142倍。

 

単純にエクセルで計算してみた結果、1ヶ月でトレードできる日数が20日だとすると、1日平均で資産を1.281倍にしていることが分かりました。日利28.1%ということです。

 

このコンテストはデモ口座で行われていて、失うものがない分、思い切ったトレードができてしまいます。だからあまり参考にはできないです。

TRADERS AWARDSにおける利益率

TRADERS AWARDSはリアル口座のガチバトルで、これも毎月行われています。

 

TRADERS AWARDSの条件
  • 1ヶ月の利益率を競う
  • プレミアム口座を使用するのでレバレッジは500倍
  • 証拠金は最低500ドルから始める

 

3月優勝者の利益率は?

4055%。およそ40倍です。仮に500ドルから始めたとしたら、残高は20,775ドルになっている計算です。

 

過去の優勝者の利益率も見れたので、2011年9月~2019年2月の分も見てみました。

このイベントが始まったばかりの頃は100%以下の人(資金を減らしている人)でも優勝できていたみたい。1人、2016年9月に20,480%というバケモノ級の結果を出しているバケモンがいます。1,000%以上の神トレーダーもたくさんいますが、一番多いのは100~999%の利益率をたたき出している人たちで、全体の4分の3を占めています。

 

利益率100~999%のトレーダー68人について、利益率の平均を出してみると約414%。月に資金を5倍に出来れば、勝ち組トレーダーの中でも優秀な部類に入るのかもしれません。

 

デモコンテストに比べると、リアル口座を使っているTRADERS AWARDSのほうが利益率は低くなっています。自分の資金がかかっているので、慎重になったり、リスク管理をしっかりやっているのかも。

 

ただ、これもあまり参考にはできません。なぜなら、1ヶ月だけの成績ですし、皆競っている分、攻めのトレードが行われているからです。ハイリターンにはハイリスクがつきもの。相場で長く生き残っていくためには、もっとリスク管理を重視してトレードに挑む必要があります。数回連続でトレードに失敗したくらいで退場になるほどのハイリスクを負ってはいけないということ。

ストラテジープロバイダーの利益率

HFMには、「ストラテジープロバイダー」と呼ばれる、比較的勝ち組のトレーダーをフォローして、コピートレードができるHFCopy口座というものがあります。

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さて、200日以上生き残っている上位7人の各月の利益率を確認してみました。

2018/8 117.53%2018/9 80.02%2018/10 57.93% – 2018/11 89.67% – 2018/12 19.55% – 2019/1 53.04% – 2019/2 -64.37% – 2019/3 293.49%2019/4 10.98%

 

2018/8 -2.48%2018/9 353.22%2018/10 18.13% – 2018/11 119.79% – 2018/12 -0.04% – 2019/1 0.09% – 2019/2 2.61% – 2019/3 -0.44%2019/4 5.35%

 

2018/8 -1.99%2018/9 4.18%2018/10 5.77% – 2018/11 236.11% – 2018/12 70.9% – 2019/1 -27.2% – 2019/2 4.91% – 2019/3 39.82%2019/4 12.19%

 

2018/8 30.22%2018/9 29.79%2018/10 -3.52% – 2018/11 40.89% – 2018/12 -5.68% – 2019/1 60.3% – 2019/2 25.33% – 2019/3 45.98%2019/4 7.63%

 

2018/5 -5.26%2018/6 25.23% – 2018/7 22.73%2018/8 6.89%2018/9 19.84%2018/10 20.9% – 2018/11 47.91% – 2018/12 5.16% – 2019/1 57.35% – 2019/2 -4.24% – 2019/3 -0.21%2019/4 -0.86%

 

2018/1 13.13%2018/2 64.57% – 2018/3 36.76%2018/4 26.77% – 2018/5 7.76%2018/6 41.67% – 2018/7 22.61%2018/8 -1.22%2018/9 8.9%2018/10 -37.9% – 2018/11 104.23% – 2018/12 0.4% – 2019/1 -68.31% – 2019/2 31.68% – 2019/3 17.03%2019/4 14.85%

 

2018/6 0.18% – 2018/7 17.63%2018/8 -1.11%2018/9 17.95%2018/10 41.89% – 2018/11 21.35% – 2018/12 -0.44% – 2019/1 31.76% – 2019/2 27.14% – 2019/3 8.19%2019/4 -2.62%

 

ザッと見たところ、あまりにバラバラすぎて平均値すら計算する気になりませんでした。ただ、デモコンテストやTRADERS AWARDSのような、凄まじい成果を出している様子はありません。逆に、損するにしても小さく留めています。まさしく損小利大です。

 

ストラテジープロバイダーは長く生き残り、フォロワーを増やすことで大きな利益を得られる仕組みですから、やはりリスク管理もするとなると爆発的な利益は難しいのです。そりゃそうだ。

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まとめ

大会では優勝するためにハイリターンを求める傾向にあるため、勝てている人の利益率は非常に高くなります。でもそれだけハイリスクであり、このやり方を何ヶ月も続けていくのは現実的ではありません。なぜなら、複利ハイリターン戦法は、1発で資金を吹き飛ばす危険性があるからです。トレードがまともにできなくなるほど資金を失っては再起不能になってしまいますからね。まぁ中には短期勝ち逃げスタイルの人もいると思うけど。

 

参考にすべきはストラテジープロバイダーのほう。長く勝てている人でも月利100%はほとんどなく、堅実なリスク管理の下、トレードしていることが分かります。

 

月利をプラスにすることさえ難しいのですから、月利数十%でも十分優秀な部類に入るんですね。