プライム会員なら無料で読み放題になる「Prime Reading」で、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」という本を見つけました。
なんだこの易しそうなタイトルは!僕にピッタリではないか!
ということで、パパッと読んでみました。
そしたら、内容がめちゃめちゃ分かりやすかったんです。投資ド素人とお金のプロの対話形式で書かれており、正真正銘、投資初心者向けの内容。あまりに読みやすかったので数時間で読み終えてしまいました。
投資の知識がない人でもすぐ始められるものでしたし、お金に関するさまざまな疑問についても書かれていて、ものすごくためになりました。
そこで今回は、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を読んだ感想を書いていきたいと思います。
「お金の増やし方」を読んだ感想
超簡単で最適な投資方法を教えてくれた
この本では、さまざまな金融機関に勤めていた「お金のプロ」こと、山崎元さんが、投資ド素人でも始められる投資方法を紹介してくれています。
といっても、国債と、TOPIX・外国株式のインデックスファンドを勧めているだけですが。
それでも、僕はこれまで株を買ったことがなかったので、この投資方法はすぐにでも始めてみたいと思えるものでした。
インデックスファンドは積立と複利の効果を利用し、長期運用することで、銀行に預けているよりも断然いいこと。投資信託を選ぶ時はとにかく運用コスト(信託報酬)を低くすることが鍵だということ。リバランスを意識しながら積み立てていくこと。
こういったことが分かりやすく説明されていました。
また、この本の登場人物は実際に証券会社で口座を開設し、山崎さんに言われた通りにインデックスファンドの投資信託を購入していました。
銀行、家、保険などお金にまつわる話も
銀行から勧められる商品のほとんどは手数料が高く、買うべきじゃないんだそうです。僕にも最近、三菱UFJ銀行から投資に関する勧誘電話が2回ほどかかってきましたが、断って正解でした。
また、家の「賃貸」or「持ち家」問題。保険の必要性についてなど、僕が知らないことを易しく教えてくれました。
この辺の知識は騙されないためにも万人が知っておくべきだと感じました。
一貫してインデックスファンド
NISAや確定拠出年金についての話もありましたが、投資先は一貫して国債やインデックスファンドでした。
インデックスファンドに投資することで、国内と外国の株式に分散投資することになるので、リスクを抑えて投資できると。なるほど。
ということで、これから僕もインデックスファンドを選んで投資を始めてみようと思いました。
ネットで少し調べてみると、「ニッセイシリーズ」や「eMAXISシリーズ」が手数料(信託報酬)が安くて良さそうでした。
- ニッセイTOPIXインデックスファンド
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- ニッセイ新興国株式インデックスファンド
など
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
など
どちらも信託報酬の値下げ争いを繰り広げているようですが、「eMAXISシリーズ」のほうが実質コストが若干安いようなので、「eMAXISシリーズ」を購入しようと思っていました。
しかしよく調べてみると、「eMAXISシリーズ」は配当を除いた指数のインデックスなのに対し、「ニッセイシリーズ」は配当込みの指数をインデックスとしているみたい。よく分からんけど。
配当を除いた指数に合わせようとするインデックスファンドは、配当が出る分、配当金を出して指数に合わせにいこうとする時があるようです。また、配当を除いた指数を指標としている分、投資判断ミスで損失が発生しても、発生した配当金を使って損失分をちょろまかすことができるとかできないとか?
どちらもリターンはさほど変わらないようなのですが、「配当込み」のほうが透明性が高く、ほぼ確実に配当金を再投資してくれる(複利効果が期待できる)ので、「ニッセイシリーズ」のインデックスファンドを購入しようと思いました。
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まとめ
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」は、全くの投資初心者にオススメです。読みやすくて分かりやすいから。
また、僕のように株をやったことがない人、「投資信託」についてなんとなく理解しているつもりだけど「ニッセイ」や「eMAXIS」といったファンド名を聞いても分からない人には、役に立つ本です。
特に「投資信託は運用に手数料がかかるから、株を買うなら個別で選んで買ったほうがいい」みたいな初心者思考な人は1回読んでおいたほうがいいです。
逆に、すでに株や投資信託を購入した経験があって、インデックスファンドを比較検討したことがあるくらいの知識の持ち主は読む必要ないです。