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FXにおけるレバレッジ1倍の強みとリスク

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FXはレバレッジを用いることで、自分の資金力よりも多くの資金を運用することができます。

 

しかしそこをあえてレバレッジ1倍にすることで、長期運用による安全性の高い取引をすることも可能です。

 

今回は、FXをレバレッジ1倍で運用する強みと、それに伴うリスクについて解説していこうと思います。これを読んで、自分がレバレッジ1倍の取引に向いているか考えてみましょう。

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FXにおけるレバレッジ1倍の強みとは

株に比べて取引量が自由

レバレッジ1倍なら、「その資金で株を購入したほうがいいのではないか?」と考える人もいるかもしれませんが、FXは自分の資金力に合わせて自由に運用したい額を決めることができます。

 

株だと「1口100株」がスタンダードで、最低でも何十万円というまとまった資金が必要になります。

 

しかしFXは、業者にもよりますが1~100枚からでも購入可能。1ドル1枚なら小学生でも買えるくらいです。

 

このように、株よりFXのほうが最低必要金額が少なく、その分自由に買いたい量を調整することができるのです。この特徴は「毎月少額の資金を積み立てたい」といった願望を叶えてくれます。

株に比べて無価値になるリスクが少ない

株だと、会社の業績が低迷してしまったり、不祥事を起こしてしまったり、はたまた倒産してしまったりすると、途端に価値が下落してしまいます。

 

しかしFXなら国の通貨の売買なので、その国が消滅さえしなければ無価値になることはありません。

 

当然、新興国通貨は経済が不安定なので大きく下落してしまう危険性がありますが、先進国通貨なら比較的安定しており、長期運用に向いています。

FXにはスワップポイントがある

株に配当金があるように、FXにはスワップポイントがあります。これは国同士の金利差を利用した稼ぎ方です。

 

日本円みたいに預金していてもほとんど利息がつかないような金利の低い通貨ではなく、豪ドルのように金利が高い通貨を購入しておくことで、毎日持っているだけでスワップポイントがもらえます。

 

例えば、AUD/JPYの通貨ペアを1万豪ドル(約82万円分)購入していれば、1日44円のスワップポイントがもらえます。30日持っていれば44円×30日=1,320円の利益です。1年持っていれば44円×365日=16,060円の利益。

 

何もしなくても持っているだけで利益が得られるところが嬉しい点です。

ドルコスト運用でリスクを減らしながら長期運用

「毎月2万円」のように、毎月決まった金額分だけ購入していけば、価格が高い時は少なく、価格が低い時は多く購入することになり、購入価格を平均化することができます(ドルコスト平均法)。

 

こうすることで、購入平均価格が高値になってしまうリスクを減らし、通貨の価格が上昇した時に売却益が出やすくするのです。

相場を分析する必要がない

レバレッジ1倍による運用というのは、総じて長期運用を目指していると思います。

 

長期運用なら、毎日チャートとにらめっこして相場を分析する必要もありませんから、日頃から仕事で忙しいような人でも無理なく実践出来ます。気軽に簡単に運用できるところが魅力ですね。

 

売り時をじっくり待てば負けることもありません。

レバレッジ1倍で運用することのリスク

必ず売り時が来るとは限らない

レバレッジ1倍の長期運用は、いくら含み損が膨らんでも損切りしないことが前提です。

 

ただ、未来のことは誰にも分かりません。「ドルコスト平均法で購入していれば、いつかは利益が出る」という考えに根拠はありません。

 

例えばドル円。

2007年から運用を開始した場合、2011年にかけてずっと下げ相場です。仮に2007年の1ドル=122円の時に2万円分購入していたら、2011年には12,000円の価値になっていたということ。

 

購入しては下がり続ける価格。なんのために投資しているのか分からなくなります。結局2007年の価格に戻ったのは、さらに4年後の2015年。その後はまた下落。

 

あなたが投資を始めてから、売り時が来るのは相当先になるかもしれません。そしてさらに重大な問題があります。相場を分析できない人が売り時を見極められるのでしょうか?

スワップポイントは微々たるもの

スワップポイントを当てにして長期運用を目指す人もいますが、大して儲かりません。

 

豪ドル円で、毎月2万円の積み立てを、8年間やり続けたとします。投資額は合計で2万円×12ヶ月×8年=192万円。

 

計算が面倒くさいので、仮にいきなり192万円分の豪ドルを購入したとすると、1豪ドル=82円だとして、23,414枚購入可能。1万枚購入で1日44円のスワップポイントがもらえるとすると、44円×365日×8年×2.3414=300,823円。年利はたったの0.8%です。

 

リスク管理をしっかりした投資方法でも年利2%くらいはいきますから、スワップポイントに頼りきった投資方法はあまりオススメできるものではないのです。

レバレッジ1倍は強制ロスカットを回避できない

国内FX業者は、証拠金維持率がだいたい50%に到達したら強制ロスカットを発動します。

 

例えば、2万円しか入金していなくて、2万円分の通貨を購入していたら、価格の下落で半分(50%)の価値(1万円)になった時点で強制ロスカット。損失が出た状態で決済されてしまうのです。

 

実際のところ、レバレッジ1倍なら、よほどの下落がない限りは強制ロスカットにはなりませんが、長期運用は常に想定外のリスクも考慮しておかなければなりません。

 

注意しましょう。

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まとめ

レバレッジ1倍の運用は、長期運用の覚悟が必要です。そう簡単にトレードから降りられない分、常に価格のことが気になってしまうかもしれませんし、価格の下落が何年も続けば精神的に病んでしまうかもしれません。

 

それであれば、FXを勉強し、相場を分析する力を養ってみるのも手です。

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「レバレッジ1倍は安全だから」「長期運用なら負けないから」と安易に考えないようにしましょう。