今までの学生生活は遊びながら適当に過ごしてれば良かったけど、いざ社会人になってみると慣れない環境や責任がのしかかってきて大変です。
「新卒なんだから仕事ができないのは当たり前」そんなことは分かっています。でも周りの同期と比べた時に、出来の悪さに落胆…。上司からも比較されてしまい、いつの間にか職場が居心地の悪い空間に。怒られることも増えてきて、いくら努力しても上達しない自分に嫌気が差してしまいます。
そんなことが僕にもありました。
「まだ新卒だしこんなすぐに辞めるのは良くない」「最低でも3年は勤めなきゃ…!」と思っていたので、「辞めてしまいたい」とは無理に考えないようにしていました。でも、それも長くは続かず…。
世間的には「仕事はすぐに辞めないほうがいい」と思われているかもしれません。しかし、無理しすぎて自分を壊してしまっていいのか。「仕事ができない…」と思い悩んでいる新卒は、いったいどうしたらいいのでしょうか?考えていきたいと思います。
続けるか辞めるか
「仕事ができない」と悩んだ時に、選択肢は続けるか辞めるか、2つに1つです。どちらを選択するかは、以下のようなことをよく考えて決めるといいと思います。
職場の人間関係はどうか
仕事は人間ありき。いくら仕事が簡単でも職場の人間関係が悪いと非常につらいです。逆に、仕事が大変で難しいものであっても、同僚に恵まれていれば続けられるものです。
なので、もし人間関係に問題がないとしたら、すぐに諦めて辞めてしまうのはもったいないと思います。仕事で失敗しても受け入れてくれる環境、チャレンジさせてくれる環境を最大限活用しましょう。
ただ、僕の場合は上司が体育会系で気分屋でした。「分からないことがあったらすぐに聞きな」と言っておいて、いざ質問すると機嫌が悪くなる。「ココが分かりません」と聞きたいのに、「まず俺の話を聞いて!」と一方的に説明するだけで解決に至らない。せっかくの祝日は「俺んちに遊びに来る?」と行きたくもない家に誘われ、地獄の時間を過ごす。中小企業なので人数も少なく、この上司しか頼れる人間がいない状態。仕事のマニュアルもない。
こんな場所に長くは居れないと感じました。
仕事内容は好きか
仕事ができるできないに関わらず、仕事内容は好きか考えてみましょう。
「できるようになったら楽しいだろうな」と考えることはありますか?または、自分が目指している将来像につながる仕事でしょうか?
上達することで充実感を得られると思うのであれば、もう少し粘ってみる価値はあると思います。なかなかそういった仕事に出会えることも稀でしょうし。
逆に、仕事自体に魅力を感じなかったり、将来的に役立つスキルが得られなさそうであれば、転職を考えてもいいかもしれません。
僕が会社を辞めた理由について。新卒で公務員を辞めたのは一身上の都合(2ヶ月で退職)。その次の中小企業を辞めたのは上司が最悪だったのと、やりたくもない営業職だったから。さらに扱っている商品もかなり営業しにくいものでした。こちらはたった5ヶ月で退職しました。
違和感を感じることはないか
勤めていて何かしら違和感を感じることはないでしょうか?
僕はありました。社内の評価を上げるために、早めにタイムカードを打刻して23時まで残業するのが習慣になっている…。明らかに人員が足りないのに、「仕事の効率が悪いからだ」と叱る顧問…。月の残業200時間で会社に遅刻してきたり、居眠り運転して衝突事故を起こす上司…。従業員全員が「仕事は週5日だから、仕事が楽しくないと人生楽しくないよ」と口を揃えて唱える宗教体質…。
とにかく違和感だらけ。違和感を感じるということは、自分に合っていないということ。ストレスも山積していたので、自分が壊れる前に辞めることにしました。
辞めたあとの選択肢
転職する
企業を辞めたあとの、最も多い選択肢が「転職」ですよね。
僕が公務員を辞めたあとも、真っ先に転職を考えました。早く無職から抜け出したいと思っていましたし、まともな給料をもらいたかったから。それ以外の選択肢は正直考えられませんでした。
無職期間に友人と会うのはだいぶ気が引けました。ニートな自分が恥ずかしいし、お金もないのでまともに遊びにも行けません。一度飲み会に行った時は気まずい思いしたなぁ。誘い出してくれたことには感謝だけど。
さて、実際周りには入社3年以内に転職している人はたくさんいます。理由はさまざま。「接客がつらかった」「給料が割りに合わない」「転勤して寂しくなった」「上司からパワハラを受けた」などなど。
今いる職場に未練がないなら、転職が有利な若いうちに新しい道を見つけるのもいいと思います。
フリーターになる
学生の頃のバイト先には、20代後半~30代のフリーターの人がたくさんいました。フリーターは生涯年収が5,000万円ほどと言われているので、将来的に結婚を考えている男性などはやめたほうがいいと思います。でも、一時的に食いつなぐ手段としては十分良いでしょう。
僕も仕事を辞めたばかりの頃は日雇いバイトをしたりしていました。
ニートになる
ニートでいられる屈強な精神の持ち主、裕福な家庭ならいいんじゃないでしょうか?
でもね、一時的にニートをしていましたが、社会に何も役立っていないというのはつらいものです。あまりにつらすぎて地球の重力に負けて床に大の字で横たわり、天井を見つめ続けた日もありました…。それくらい無気力…。
どんな形でもいいから、社会とつながっている実感を得られるよう努力はすべきだと考えます。
独立する
「独立」
この選択肢は、もう本当に会社員として働きたくない僕にとって最後の希望でした。なぜなら、1年の間に2度も仕事を辞めていて「次また転職してすぐ辞めることになったら彼女に愛想尽かれる…」「また職場に嫌な人間いたらどうしよう…」と絶望を感じていたからです。
そして現在、なんとかネットを通して食べていけてます。自分の好きなように考えて作業が進められるし、休日も自分で決められるし、満員電車に乗る必要もないのでとても自分に合っています。
でもこれを友人に言うと「家で仕事なんて、自分に甘いからできない」「安定した収入がないのは不安だからできない」と言われます。たしかに、将来に対するお金の不安は常に付きまとうので大変な面もあります。人と関わる機会も減るから、引きこもり体質になるねこりゃ。
もう人の下で働きたくない人、楽天的な人はチャレンジしてみてもいいかもしれません。
まとめ
どの選択肢がいいかは、その人が持つ価値観・性格によります。
僕はもう独立の道に進んでしまったから、「嫌なことからはとことん逃げる」「ストレスレスな生活こそ健康に良い」「ユルい生活大好き!」派になってしまいました。
結論、うつ病になるほど辛かったら辞めていいと思う。