ボレーを苦手としている人って結構多いと思います。そう言う僕も1ヶ月ほど前まではボレーが得意ではありませんでした。
例えば、簡単なボレスト(ボレー&ストロークの練習)は出来るけど、ちょっとストロークのスピードが上がったらボレーでうまく打ち返すことが出来なくなります。ラケットに当てるだけになってしまったり、フレームショットをしてしまったり、です。
また、ダブルスをしてもボレーに苦手意識があるので、前衛にいても消極的になり、全く試合に参加している気持ちになれません。
せっかく楽しむためにテニスをしているのに、そんな惨めな気持ちは嫌ですよね?そこでこのページでは、僕が試合でも自信を持ってボレーが出来るようになったDVDを紹介していきたいと思います。
コンパクトなボレーを教えてくれたDVD
よく、「ボレーはラケットを振らないように」と言います。
でも、これが分かっていない人は、「じゃあどうやって力強くボレーを打つんだよっ!」と混乱してしまいますよね?僕もずっとそのように思っていました。
しかし、1度上手なボレーを理解してしまうと、ボレーはラケットを振る必要がないことが分かってしまうのです。DVD『テニス・ダブルス上達革命』はそうした上手なボレーを教えてくれました。
【上手なボレーとは?】
- ラケットを体の前で構え、相手がショットを打った瞬間にスプリットステップが完了するようにする(少しでも早く反応するために)
- ボールがフォアバックどちらに来るのかが分かり次第、手首だけを曲げてラケット面をセットする(手首だけを曲げるといっても可動域には限界があるので、多少体は左右どちらかに傾く)
- ラケット面をセットすると同時に後ろ足の膝を曲げて、いつでも前にパッと飛び出せるようにしておく
- ボールが、あらかじめ面を作っておいたラケットに近づいてきたら、タイミングよく前に飛び出して、この“前に飛び出していく途中”で、手首から前10~20cm程にラケットをパッと振る感じでインパクトをする
DVDを見た時は、「ボレーってこんなコンパクトな動きだけで打つ準備が完了するのか!」と驚きました。
あとは、ボールにしっかり力を与えるための足の動きですね。この部分は丁寧に教えてくれたので、本当に理解が進みました。
昔から、ボレーは足を踏み込みながら打つことは知識としては知っていたのですが、何度やってもうまく行かず(タイミングが合わず)、自分は出来ないものだと思い込んでいたんです。
しかしこのDVDを見てから、何度も壁打ちで、前に踏み込みながらボレーをする練習をしたら、だんだん感覚が分かってきました。というか、前に踏み込みながら打つしか方法はなくなったって感じです。なぜなら、ラケット面を体の前でセットしたら、腕を前に振るなんてことは物理的にほぼ出来なくなりますから。でも、早めにラケット面を作るようになって速いボールにも対応できるようになりました。これは感動ものです。
公式サイトテニス・ダブルス上達革命
バックのボレーの力の加え方が分かるDVD
『新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップするフォアボレー・バックボレー~』は、初心者でも攻撃的なボレーが打てるようになるDVDですが、特に良かったのが、バックのボレーの力の加え方が分かったことでした。
テニスってだいたい、肩を入れて(体幹をひねって)ボールに力を加えられるようにしますよね?だから僕はいつもバックボレーを打つ時は横を向いて肩を入れてから打つようにしていました。
でも、この方法が逆にバックボレーを弱くしていたのです。この部分は目から鱗で、それ以来はボレーが明らかに改善されました。
あと、僕個人の考えとしては、バックボレーは打ってすぐに顔を前に向かないこと。ボールがラケットにぶつかった一点を見るように、ラケットを振り終わるまで顔を残しておくと、ボールに力が加わりやすかったです。なんでか分からないけど。
公式サイト新井流フルスイングテニス塾 ~スピード×決定力がアップする フォアボレー・バックボレー~
ダブルスの試合で効果的にボレーが使えるようになるDVD
上記2つのDVDでボレーが習得できたら、あとはダブルスの戦い方・展開を勉強していくだけです。
たとえボレーだけがうまくなっても、試合でどのコースに打ち込んでいくかが分からなければ、全く相手を苦しめることが出来ずに負けてしまいます。ダブルスになると相手は2人なので、強いショットを打つだけではウィナーは取りにくいのです。(強いショットばかりに頼るとミスも増えるし…)
ダブルスは思っている以上に頭脳戦です。
そこで、たくさんの展開パターンを勉強するにはDVD『ダブルスの試合を有利に運ぶための展開術』が最もおすすめです。オフェンス・ディフェンスごとにDVDが分かれていて、内容がてんこ盛りなので、全部見終わるまでにかなりの時間を要します。
「~基本的なショットの紹介~」みたいな余計な内容はなく、戦術だけを重点的に教えてくれ、さらに加藤さんの説明がめちゃくちゃ親切・丁寧です。なぜなら、この場面では相手が何を考えているか、戦術のコツ、今後の展開について、などを細かく教えてくれるから。
実際、この前のダブルスの試合で、スマッシュやバックボレーをアングルに決める方法でポイントを重ね、人生で初めてダブルスで積極的に攻めて(ファーストボレーやリターンダッシュで前に詰め、並行陣で)勝てました。
公式サイトダブルスの試合を有利に運ぶための展開術
まとめ
と、色々なDVDを紹介してきましたが、DVDはものによって本当に役に立つものですから、ただテニスを練習するだけではなく、こうしたもので勉強するべきです。
うまくなりたいのに、何の考えもなしに、いつもいつも同じ練習をしてたって、テニスは一生うまくなりませんよ!