2017年10月12日のことです。突然グーグルアドセンスから以下のメールが来て不安になりました。
[要ご対応]AdSenseを収益源として確保できるよう、10月中旬までにads.txtファイルをご修正ください
え?ads.txtファイル?何それ…?
さらにパソコン、スマホでグーグルアドセンスの画面を開くとこんな文章が表示されている…。
要注意 – AdSenseサイト運営者IDが含まれていないads.txtファイルがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。
なんだこりゃ!この問題を解決しないと収益に重大な影響が出るんか!?僕はアドセンスが1つの収益源となっているので、もしペナルティでも起こったら大変!
でもよく調べてみると全く大した問題ではないことが判明しました。そこでこのページでは、ads.txt問題とその解決策を紹介していきたいと思います。
突然ads.txt問題が発生した原因を探ってみた
どうして急に「AdSenseサイト運営者IDが含まれていないads.txtファイルがあります。」という警告文が表示されるようになったのか?
まずですね、「ads.txtファイル」なんて聞いたことないんですよ。さらに、「AdSenseサイト運営者IDが含まれていない」の意味も謎。最初は「アドセンスのコードにIDが含まれてないの?」と勘違いしてしまいました…。
ads.txtについては、グーグルのAdSenseヘルプを読むのが手っ取り早いです。
関連自サイトの広告枠の認定販売者をads.txtで宣言する|AdSenseヘルプ
- 広告を出稿する者(企業等)が偽者の広告枠を判別するのに使えるテキストデータ
- ads.txtを設置するのは必須じゃないけどGoogleは推奨している
- ads.txtファイルに問題のあるサイトを探す方法は、自分のサイトのドメインに「/ads.txt」を付け足して検索して確認する(https://wanilog.okinawa/ads.txtみたいにね)
- ads.txtのページがない場合→通常通りアドセンスは表示される
- ads.txtのページがあり、正しい運営者IDが記載されている場合→通常通りアドセンスが表示される
- ads.txtのページがあり、正しくない運営者IDが記載されている場合→今回のように警告文が表示され、そのサイトに対しては10月中旬より広告の配信が停止される
これらのことから推測するに、僕がアドセンスを貼っているサイトのどれかに、ads.txtのページがあって、さらにそこに僕の運営者IDとは違うIDが記載されているってことです!
でも僕は過去にads.txtファイルを作成したことはありません。すると、無料ブログ「Seesaaブログ」にて、こんな発表がありました。
関連【Seesaaブログ】ads.txtファイルに関する警告表示について|Seesaa BLOG
なるほど、Seesaaブログは企業が独自にads.txtを作成していて、これがすべての無料ブログと共通だから、現在Seesaaブログにアドセンスを貼っている人は、今回のような警告が出てしまうのか!
ちなみにA8.netのFANBLOG(ファンブログ)でも同じような発表がされていますね。
関連ads.txtファイルに関する警告表示について|FANBLOGからのお知らせ
さて、確かに僕は何年も前にSeesaaの無料ブログを開設し、そこにアドセンスを貼っていました。今そのブログは存在を忘れるほど放置中。試しに自分のSeesaaブログのアドレスに「/ads.txt」を足してアクセスしてみると、以下のように表示されました。
ありゃー、僕のID(pub-○○)とは違うものが表示されとる…!これじゃあ警告文出るわw
結論、僕らはSeesaaブログやA8.netのファンブログにads.txtファイルを設置できませんし、それぞれがこれから対策をしてくれると表明してくれてるので、何もせずにただ待っていればいいだけ。
特に僕のように、過去にSeesaaブログを作ったことはあるけどもう捨ててもいいレベルの人は、今回の警告は無視すればOK!仮にSeesaaブログの対策が失敗したところで、Seesaaブログに貼られているアドセンスが表示されなくなるだけですから。
自分のサイトにads.txtファイルを設置する方法
別にやらなくてもいいんですが、試しに当ブログ「ワニログ」にads.txtファイルを設置してみることにします。
流れとしては、デスクトップ上にテキスト ドキュメント(メモ帳)で「ads.txt」を作り、そこに
google.com, pub-0000000000000000(ここは自分のIDにする), DIRECT, f08c47fec0942fa0
の一文を記載して保存。続いて、このファイルをFTPを使ってサイトのpublic_htmlファイル内にアップロードすればいいだけ!超簡単!
さっそくやってみます。
ads.txtファイルを作る
デスクトップ上で左クリックして、「新規作成」→「テキスト ドキュメント」をクリック。
テキストファイルの名前を「ads」にします。
このテキストファイルを開いて「google.com, pub-0000000000000000(ここは自分のIDにする), DIRECT, f08c47fec0942fa0」を入力します。
※グーグルアドセンスの自分の運営者IDを知りたい場合は、アドセンスのサイトにログイン後、「設定」→「アカウント情報」で確認できる
最後に「ads.txt」を「上書き保存」して作成完了!
FTPで「ads.txt」ファイルをアップロードする
あとは、FTPを使って「ads.txt」ファイルをサイトのpublic_html内にアップロードすればいいだけです。
FFFTPを使ってアップロードしてもいいですし、僕はノートパソコンを新しくしてからまだFFFTPをインストールしてなかったことに気付いたので、MixHostのcPanelからアップロードすることにしました。
同時にXサーバーの「ファイルマネージャ」を通してアップロードする方法も紹介します。
MixHostのcPanelからファイルをアップロードする方法
MixHostのcPanelにログインしたら「ファイルマネージャー」をクリック。
左側で「public_html」→「自分のサイト(wanilog.okinawa)」を開き、上の「アップロード」をクリック。
「ファイルの選択」をクリックして、デスクトップ上の「ads.txt」を選択します。
するとアップロードが始まり、完了します。これで終わり!
「自分のサイト(wanilog.okinawa)」のファイル内を確認してみると、ちゃんと「ads.txt」がアップロードされています。
最後に、https://wanilog.okinawa/ads.txtにアクセスしてみて、このようにテキストが表示されれば成功です!
今気付いたんだけど、他人にアクセスされたらIDバレちゃうから、画像で運営者IDにモザイクかけた意味なかったわw
Xサーバーのファイルマネージャからファイルをアップロードする方法
続いて、Xサーバーのファイルマネージャを使って「ads.txt」ファイルをアップロードしたい人のためにやり方を解説。
Xサーバーにログインしたら、「ファイルマネージャ」の「ログイン」をクリック。
続いて、「ads.txt」をアップロードしたいサイトのドメインをクリック。
「public_html」をクリック。
[ファイルのアップロード]欄の「ファイルを選択」をクリック。
デスクトップ上の「ads.txt」ファイルを選択したら、「アップロード」をクリックして終わりです。
無事にアップロードされました。
まとめ
結局、所有しているブログ・サイトすべてに「ads.txt」ファイルを設置しちゃいました。あまりに簡単すぎて。
まぁ何もしなくても問題ないね。やっておいて損はないけど。