第二新卒の転職成功率ってどの程度なんでしょう?
これから第二新卒として転職活動をしようと思っている人、ちょっと転職活動始めてみたけど「ホントにうまくいくのかなぁ…」と挫折しかけてる人にとって、このデータはとても気になりますよね。
僕が第二新卒だった時はすべて転職エージェントにお任せして、1ヶ月で内定をゲットできてしまったので「第二新卒の転職なんて結構簡単だよね」と思っているんですが、そんなスムーズにいかない人も多いはず!
ということで、今回はいろんなデータから、第二新卒の転職事情や成功率について考えていこうと思います。客観的に考察して不安をなくしてしまいましょう。
第二新卒の転職事情
第二新卒の人数って?
第二新卒の転職成功率を考える前に、第二新卒に当てはまる人って毎年どれくらいいるのでしょうか?厚生労働省の『新規学卒者の離職状況』ページで資料がまとめられているので見てみました。
※第二新卒とは3年以内に会社を辞めた人
- 平成15年3月卒:15.3%
- 平成16年3月卒:15.1%
- 平成17年3月卒:15.0%
- 平成18年3月卒:14.5%
- 平成19年3月卒:12.9%
- 平成20年3月卒:12.1%
- 平成21年3月卒:11.4%
- 平成22年3月卒:13.4%
- 平成23年3月卒:14.3%
- 平成24年3月卒:13.0%
- 平成25年3月卒:12.7%
- 平成26年3月卒:12.2%
会社を1年未満で辞める人は毎年10~15%ほどいるようです。僕もそのうちの1人。
- 平成15年3月卒:26.4%
- 平成16年3月卒:26.8%
- 平成17年3月卒:26.7%
- 平成18年3月卒:25.5%
- 平成19年3月卒:23.3%
- 平成20年3月卒:21.6%
- 平成21年3月卒:21.1%
- 平成22年3月卒:23.3%
- 平成23年3月卒:23.5%
- 平成24年3月卒:23.3%
- 平成25年3月卒:22.8%
- 平成26年3月卒:22.8%
2年以内に辞めてしまう人は20%超え。
- 平成15年3月卒:35.8%
- 平成16年3月卒:36.6%
- 平成17年3月卒:35.9%
- 平成18年3月卒:34.2%
- 平成19年3月卒:31.1%
- 平成20年3月卒:30.0%
- 平成21年3月卒:28.8%
- 平成22年3月卒:31.0%
- 平成23年3月卒:32.4%
- 平成24年3月卒:32.3%
- 平成25年3月卒:31.9%
- 平成26年3月卒:32.2%
3年以内に辞める人は30%前後いるみたいですね。
こうやって客観的にデータを見てみると、第二新卒って結構多いんだなって分かります。仲間がたくさんいると分かれば転職も怖くないね!
第二新卒向けの求人数は?
第二新卒の立場で転職活動する人は案外多そうだと分かりましたが、求人数はどの程度あるのでしょうか?各転職エージェントを比較して考察してみたいと思います。
- マイナビエージェント(およそ4万件?)
- DODA(およそ12万件)
- エン エージェント(およそ15,000件)
- type転職エージェント(およそ4万件?)
- リクルートエージェント(およそ20万件)
- パソナキャリア(およそ4万件)
- JACリクルートメント(およそ16万件?)
- ワークポート(およそ6万件?)
- レバテックキャリア(およそ5,000件)
※「?」が付いているものは、非公開求人○%を考慮してざっくり計算したため
誰でも利用できるような、特に年齢を問わない転職エージェントの求人数はだいたい5~20万件程度です(非公開求人含む)。
- 就職Shop(およそ8,000件)
- マイナビジョブ20’s(およそ1,300件)
- ハタラクティブ(およそ1,700件)
- JAIC/ジェイック(およそ3,000件)
- 20代の転職相談所(およそ5,000件)
- いい就職.com(およそ2,000件)
- 第二新卒エージェントNEO(およそ12,000件)
20代向けの転職エージェントになると求人数は1,000~1万件ほどと少なくなります。全国展開しているかどうかでも求人数は変わってきますね。
20代に特化した求人はだいぶ少ないように思えます。しかし、こうしたところに求人を出している企業は若い人材を欲しており、30代以上の人材はライバルになりえないと考えれば、それほど悲観する必要はないでしょう。
第二新卒の転職成功率
転職成功率については、データを探してもなかなか出てきませんでした。とりあえず成功率につながりそうなデータをピックアップしていきます。
ハタラクティブ
ハタラクティブによると、内定率は80%を超えているそうです。どんな算出方法を使っているか分からんけど。
また、利用者の40%以上は正社員すら経験したことのない未経験者。
ということは、第二新卒なら十分転職できるってことかな?
マイナビジョブ20’s
第二新卒の採用において企業が重要視しているのは「入社意欲の高さ」「一緒に働ける人材か」「社内と合いそうな人材か」です。社会人経験や資格、スキルといったものはあまり見られていません。
第二新卒を積極的に採用しようと考えてくれている企業はなんと60%以上。
十分に転職成功のチャンスはあるということですし、若い分、実力よりも将来性が買われているようですね。
就職Shop
就職Shopによると、就職決定した7割が正社員経験1年未満とのこと。やはり、職歴がどうこうより、人物重視で採用が行われているということです。
まとめ
上記から考えると、第二新卒の転職成功率は高そうです。ただし、働く意欲があるか、入社意欲が高いかが重要。諦めムードだったり、ネガティブな印象では厳しくなります。
そして、普通の転職サイトを使うより、第二新卒向けの転職エージェントを使ったほうが、若い人材を求めている企業に出会えますし、適切なサポートを受けることができて有利になるんではないでしょうか。