結婚して2年以上が経ちました。結婚生活が始まったばかりの頃は、家事を2人でこなしており、特に不満はありませんでした。
たまに家事をやりすぎて妻に「全部やられると罪悪感ある」と言われたことはあるけど
しかし、娘が産まれ、これまでの生活に育児が加わると、思うように家事が進まなくなりました。で、僕は家事含め、『やることすべてを早く終わらせたい派』なので、いくら育児が大変だからといっても、家事が終わってないと気になって仕事が手につきません。
しかし妻は『家事を後回しにする派』です。
- 洗濯機を回すのは午後3時の時も
- 夕飯の皿を洗うのは夜中0時を過ぎてから
- 朝ごはんを作るのは11~13時
- 風呂入るのは夜中0時を過ぎてから
でも、決して「早くやって」とは言いません。僕は人に頼るのが苦手なタイプなので、家事が終わってないことが気になるなら「自分でやってしまえ」と思ってしまうのです。
妻に頼るのではなく、家事を自分で終わらせてしまえばそれで解決すると思ったんだよね
そんで朝起きてから洗濯、朝食、皿洗い、離乳食、ミルク作りなどガンガンやっていったらまともに仕事が手につかず、2日目で体力的限界を迎えました…
どうして家事が遅いのか妻に聞いてみた
僕が勝手に張り切って勝手に疲れ、家庭内が軽くギクシャクし始めたので、現状を打開するために妻に聞いてみました。
なんか昼寝多くない?寝過ぎってことはない?あと、洗濯って洗濯機に服ぶち込むだけだから超楽だと思うんだけど、後回しにすること多くない?
元々後回しにしちゃう性格なのw。あとさ、世の中の女性は「家事も育児もしっかりやる」って考えの人多いけど、私は諦めてるからw
な、なんと!
物事を後回しにしてしまう性格なのは分かる。夏休みの宿題も最後にやってたみたいだし。しかし、まさか最初からしっかりやることを諦めていたとは!
―諦める―
この視点は斬新でした。あえてしっかりやらずに、ゆる~く生活することで、大変な育児のストレスをうまく回避していたのです。たしかに、妻は育児についてほとんど弱音を吐きません。
たまにはあるけど、育児8ヶ月やってきて2回くらいかなぁ
さらに質問してみました。
いつも離乳食作るの、娘に離乳食をあげる直前だけど、もっと余裕がある時に作ればいいんじゃないの?どうしてギリギリに作ってるの?あと、もっとササッと作れないの?
いや、離乳食作り始めるのは前回のミルクから3時間しか経ってない時だから“直前”ではないよ。それに、離乳食の保存期間はだいたい1週間だから、離乳食がなくなったタイミングで作るほうが都合がいいんだよ。あと、ちょうど生後8ヶ月の時期はほどよい大きさに食材を切らなきゃいけないから時間かかるんだよ。たぶん今の時期が離乳食作るの一番大変だと思う
なるほど、聞いてみて初めて大変さが分かりました。
実際に妻を手伝ってみてその大変さが理解できた
娘はアトピーなので、風呂上りに薬を塗ります。新生児の時は僕が薬を塗ることもありましたが、それ以降は妻に任せっきりでした(その代わり風呂入れるのを担当してた)。
生後8ヶ月にもなるとものすごく動くようになるので、薬を塗るのも一苦労です。オムツを穿かせ、服を着せるのも労力かかるし、そこからドライヤーで髪を乾かし、水分補給させ、寝かしつけ。これを1人でやると1時間以上はかかります。
で、試しに2日連続で妻と役割を交代してみたら、相当大変なんだなと気付かされました。「なんで鼻くそあるのに風呂上りに取ってくれないんだろう?」と思うこともありましたけど、疲れるのでそこまで手が回らないことが身に染みて分かりました。
ほかにも離乳食作りを少し手伝ったのですが、これも時間がかかって大変。トマトを濾すのも、にんじんを程よい大きさに刻むのも1人でやっていたら疲れます。
このように、体験して初めて妻の大変さが理解できたのです。
相手の立場になってみないと分からない
結局、本当に相手の立場になってみないと理解できないんですよね。
自分だけが大変だと思い込んでいたけど、そんなことは妄想でしかなかった。娘のために動いてくれていたことに感謝しないといけません。
こういうキッカケがあったから、最近は娘を風呂に入れた後はなるべく早く自分も風呂を出て、服着せたり、ドライヤーで髪を乾かしたり、水分補給させたり、妻への負担が大きくなりすぎないように行動するようになりました。
たぶん、一方的に文句を言い合う夫婦はたくさんいると思うけど、相手がどんな大変なことをしているのか実際に体験してみないと根本的には解決しないんでしょうね。
すべては相手の考え・気持ちを身をもって理解することから始まるんや