練習などではアンダーサーブを打つ人を見かけることがありますが、プロなどの公式の試合ではアンダーサーブを打っている人を見たことがありません。
そのため、「テニスの公式試合ではアンダーサーブを打ってはいけないのだろうか?」と疑問に思っている人もいることでしょう。
そこでこのページでは、公式試合におけるアンダーサーブの可否について解説していきたいと思います。
公式試合でもアンダーサーブを打っても問題はない
アンダーサーブは、相手をおちょくっているような、ふざけたショットのように思えるかもしれません。
また、僕は今まで幾度となくプロのテニスの試合を有料放送GAORAで見てきましたが、アンダーサーブを打った選手は見たことがありません。
しかし、ルール上は公式試合でアンダーサーブを打っても何の問題もないのです。
事実、マイケル・チャンは1989年の4大大会の1つ、全仏オープン4回戦で、強敵相手にアンダーサーブなどで精神的な揺さぶりをかけ、勝利しています。詳しくは『プロのテニス選手でもアンダーサーブを打つことがある』のページを見て下さい。
なぜ多くの選手はアンダーサーブを打たないのか?
ほとんどの選手は、アンダーサーブを打つことはありません。
その理由は、上からサーブを打ったほうが有効だと考えているからでしょう。極端な例で言えば、ビッグサーバーは強烈なエース級フラットサーブで何ポイントも連続で点を獲得することが出来ます。プロの選手はわざわざアンダーサーブを打つ必要などないのです。
たまにアンダーサーブを打つ人はいますが、それは奇襲攻撃として相手を動揺させるためだったりします。アンダーサーブは2回目からは相手に読まれ、リターンから強烈に攻撃されてしまうことが多いため、多用はできません。
まとめ
アンダーサーブは、別に公式試合でも打つことは出来ます。ルール上は何ら問題ありません。
プロの選手がアンダーサーブを打たないのは、上からサーブを打ったほうが有利に試合を運べるため。
たまに、相手がベースラインよりも下がったところで構えているのを確認後、アンダーサーブで浅いボールを打ち、相手に奇襲をかける人もいます。
そんな感じです。