テニスのバックハンドには2通りの打ち方がありますよね?両手打ちバックハンドと片手打ちバックハンドです。
僕の周りでは、圧倒的に両手打ちバックハンド派が多く、僕も両手打ちバックハンドで打っています。が、この2つにはいったいどんな違いがあるのでしょうか?
今回は両手打ちバックハンドと片手打ちバックハンドの違いを紹介していきたいと思います。
両手打ちバックハンドと片手打ちバックハンドの違い
両手打ちバックハンドとは?
両手打ちバックハンドは、グリップを両手で持ってバックハンドを打つ方法です。
プロのトップ選手を見ても、ジョコビッチ選手、マレー選手、ナダル選手、錦織選手と、多くの人が両手打ちバックハンドを使っています。
大きな利点として考えられるのは、両手でラケットを支えるので、強烈なショットに対しても打ち負けにくいところ。両手でグリップを握る分、ラケット面が安定しやすいのです。
また、両手打ちバックハンドは主に左手主導でボールを打っていきます。なので、高い打点に対しても比較的対応しやすいのです。
グリップの持ち方も様々で、右手でコンチネンタルで握ればフラット気味のバックハンドが打てますし、右手でウエスタン気味の厚いグリップで持てば、ナダル選手みたいにトップスピンのかかったバックハンドが打てます。
片手打ちバックハンドとは?
片手打ちバックハンドは、片手でグリップを持ち、体幹のひねりと回転をフルに使ってボールを打つ方法です。
プロの選手では、フェデラー選手やワウリンカ選手などが片手バックハンドを利用しています。
片手で打つ分、強烈なボールに対しては打ち負けやすいですから、テイクバックの時点でラケット面が真後ろに来るほど体幹をひねる必要があります。
利点としては、両手打ちバックハンドよりもリーチが長くなり、いつも片手で打っている分、バックハンドスライスがうまくなる傾向にあります。
ただ、高い打点でボールを打つのは難しく、かつてナダルがフェデラーを倒した時は、ナダルが執拗にフェデラーのバックハンド側に高い軌道のトップスピンショットを打ち続け、ミスを誘っていました。弱点になりやすいのです。
また、現代のテニスにおいて、片手打ちバックハンドは不利だと言われています。このことはDVD『ゲイブ・ハラミロのMAKING CHAMPIONS』の中で、何十年もテニスの指導に当たってきたゲイブさんも解説していました。
まとめ
両手打ちバックハンドばかりしていると、たまに「片手打ちバックハンドってかっこいいな!」「片手打ちでも打てるようになりたいな!」などと思うことがあり、壁打ちで練習することもあります。
でもやっぱ難しいですね~、片手は。