テニスの試合のイップスを克服!僕が比較的伸び伸びと戦えるようになった理由

僕は、テニスを始めた頃から、試合になると途端にいつものような打ち方が出来なくなる人でした。

 

それはもうひどいもので、普段なら安定してラリーが出来るのに、試合になると力が入らずネットにかかってしまいますし、だからといって思いっきり振り切っても高確率でアウトに…。

 

いや、それ以前に体が全然動かなくなるんです。まるで金縛りにあったみたいに、肩は力んで、足は全然動かなくなるし(スプリットステップを踏んでも次の足が出てくれない)、判断が毎回ワンテンポ遅れるんですよね…。

 

それはそれは、完全なる試合イップス。きれいなイップスでした。学生時代、試合で硬くなった僕を見て、「大丈夫ですか?」と苦笑いで声をかけてきた後輩の顔、今でも忘れられません…。

 

しかし!最近は試合で緊張することがなくなってきました!およそテニスを始めてから9年くらいが経った頃からですが、ようやく、です。そこで今回は、試合のイップスを克服できたキッカケについて紹介していきたいと思います。

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試合イップスの主な原因

僕が試合イップスに陥る主な原因は、あまりにも「この試合に勝ちたい!」と思ってしまうことによる緊張だったと思います。

 

「試合に勝ちたい!」と思うのは当たり前のことなんですけど、僕の場合、勝ちたいと思えば思うほど体中が力み、普段の力が発揮できない状態に陥っていました。ものすごく緊張に弱い体質だったんですよね。人前が苦手であがり症でしたし。

イップス克服には成功体験と自信回復が必要だった!

僕の試合の概念を変えた出来事がありました。

 

それは友人の試合を見たこと。試合中、その友人はありったけの力でハードヒットを連続して打っていて、僕には考えられないようなアクティブな戦いを繰り広げていました。それを見て、「試合は自分から打ち込んでいかないと面白くないんだ」と気付くことが出来ました。

 

ミスを恐れすぎていると、思い切ったショットは打てません。なので、試合中、打ち込めるボールに対しては、思い切って打つようにしました。成功する時もあれば失敗する時もあります。でも、成功体験をいくつも重ねることで、少しずつ、打ち込む喜びを味わえるようになりました。

 

だからといって、大学のサークルの最後の試合の時など、「絶対に勝ちたい!」と思ってしまうような場面ではイップス再発…。

 

逆に、あまり勝ち負けを意識しないで、ボールにだけ集中できた時は、みんなが見ている前でもものすごく良いパフォーマンスが出来て、同じくらいの実力の相手に快勝したこともありました。

 

試合イップスの克服のためには、4年くらいかけて成功体験を積み重ね、ゆっくりと自信を取り戻していき、勝ちを意識しすぎてはいけないのだなという結論に至りました。

イップスに陥った時は無理をしないようになった

イップスに陥ると、普段できたことが急にできなくなりますよね?例えば、フォアハンド。数分前まで打てていたのに、だんだん試合の緊張が増えてきてネットしまくるように…。

 

こうした時は、決して無理をしないことにしています。

 

例えば、フォアハンドの打ち方が分からなくなって、一応リターンでフォアを打つけど思いっきり地面に直行するような、ラケット面の角度が分からなくなってしまった時。僕は、「あぁ、今のはアウトしたくないからって、面を下に向けすぎたな。次打つ時はラケット面を垂直にして、プロネーションを忘れずにやろう!」とは考えるものの、同じミスを連続でしたくないので、スライスで返すだけにしたりします。

 

ちなみに、こうやって自分がミスをした時に分析できるようになったのは、DVD『ゲイブ・ハラミロのMAKING CHAMPIONS』を見たお陰です。

 

イップスになると、原因が全く分からず、ただ単に「緊張しているからだ…」と片付けてしまう人が多いですが、もっと物理的に「膝が曲がってなかった」「プロネーションを怠っていた」「打点がずれていた」と分析できれば、原因不明のイップスが長く続くことはなくなると思っています。

まとめ

勝ちを意識しすぎないことと、自信を持てたことで、多少のミスは全く気にならなくなりました。

 

それが良かったのかもしれません。今までは「ミスしたくない」「ミスしたら終わりだ…」なんて思い詰めていましたから。

 

まずは果敢にチャレンジして、成功体験の数を増やしていきましょう!

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