たまに「ビットコインにはテクニカルが通用しない」と聞くことがありますが、そんなはずはない。
テクニカル分析とは、価格の推移が表現されたチャートを用いて、そのチャートの形を参考にしたり、トレンドラインや移動平均線を駆使することで、トレードの戦略を立てる手法です。
チャートには、投資家の心理やファンダメンタルズがすべて反映されているので、それを見ただけで相場が強気なのか弱気なのかが把握できます。また、テクニカル分析でトレードする人は世界中にいるので、テクニカルに沿った価格推移をすることも頻繫に見られます。
もし「ビットコインにテクニカルは使えない」というのなら、その人はチャートを見ずに、その時々の価格と、ファンダだけを参考に売買するのでしょうか?たぶん違う。逐一チャートも見てるよね。チャート見て試行錯誤してる時点でテクニカルっしょ?それでも「テクニカルは邪道」と言うのなら、チャート見るの一切禁止ね!
ビットコインにテクニカル分析を当てはめてみる
ビットコインは長期(週足・月足)で見ると、相場の流れがわかりやすいと感じています。
上の週足チャートは2013年末のバブルから復活までのものです。バブル後は年単位で調整が入り、移動平均線がデッドクロスしながら下げていきました。その途中でRSIは「売られすぎ」を示し、実際はその周辺が絶好の買い場でした。トレンド転換し始めるとゴールデンクロスも見られるようになり、そこから次のバブルに向けて上昇していきました。
この週足チャートは2017年末のバブルからトレンド転換するまでのもの。2013年末のチャートととても似ています。底を形成した後は勢いよく相場が生き返っています。
続いて月足チャート。RSI、ストキャスティクス共に底を示し、その後の動きからトレンド転換したことを教えてくれています。僕はこのサインを結構信頼しています。なぜなら、ビットコインの半減期と同じ4年周期で現れているからです。バブル崩壊後の悲観が薄れ、半減期が意識され始め、強気相場が戻ってくる。とても納得。
さまざまなアルトコインをBTC建てで見れば一目瞭然ですが、ビットコインをあまり舐めないほうがいいと痛感しています。
さて、2019年のトレンド転換から150万円をつけ、その後調整で100万円前後まで落ちてきたところですが、まだまだ押し目です。それは移動平均線を見ればわかること。日足、週足のチャート的には、全然上昇トレンド継続中。4時間足がまだ若干下落圧力が残っていますが、ここからズドーンと大暴落するようなことはないでしょう。下がってもサポートラインが意識される80万円くらいまで。
もし4時間足でトレ転すれば、着実に上昇していく可能性が高まります。逆張りショートしている人が焼かれるのは時間の問題です。現時点では。
まとめ
ただ、テクニカル分析ができることと、うまく利益を残せることは全く違います。なぜなら、自分ルールが確立されていなければ利確ができないからです。バブル期には「もっと上がるかも♪」という誘惑が出てきて、本当に利確できなくなります。
なんにせよ、ビットコインが最高値を更新するまでは常に押し目だと思っているので、ATHしてから利確については考えます。目安は、仮想通貨のCMが増えてきたら警戒し、ミヤネ屋でビットコインが特集されたら段階的に利確をしていきたいです。