他人の貯金額は気になるもの。そして、それと自分の貯金額を比較して、安心したいと思っています。僕もその1人です。
でも、インターネットで20代の平均貯金額を調べてみても、サイトによって言っていることが異なり、どれを信じていいのか分かりません。それもそのはず、アンケートによって得られる結果は変わってきますからね。
そこで今回は、僕がさまざまなサイトの20代貯金額を調べて、それを元に貯金額について色々と考察していきたいと思います。
20代の平均貯金額はいくら?
まずは20代の貯金額がいくらくらいなのか、調べた結果を見ていきましょう!
楽天銀行のデータ
- わからない…13.3%
- 10万円以下…5.0%
- 11~50万円…9.0%
- 51~100万円…8.3%
- 101~300万円…18.7%
- 301~500万円…15.7%
- 501~1000万円…16.3%
- 1001万円以上…13.7%
引用:20代若手社会人に聞いたお財布事情|楽天銀行
最も多い貯金額は101~300万円ですが、それと同じくらい301~500万円、501~1000万円も貯金している人は存在します。
10人に1人は貯金が1000万円ってことも驚きですよね!
ただね、こういった貯金に関するアンケートに答える人って、自分の貯金額に自信を持っている人が多いでしょうし、もちろん貯金額が多い人は20代後半だと思いますよ!
僕の場合は、この記事を書いている時点(26歳)で600万円(貯金+資産)なので、上位30%の中にいることになりますね。
キャリアコンパス by DODAのデータ
- 10万円未満…14.6%
- 10~50万円未満…14.6%
- 50~100万円未満…17.5%
- 100~150万円未満…9.9%
- 150~200万円未満…8.2%
- 200~250万円未満…5.3%
- 250~300万円未満…3.5%
- それ以上…11.1%
- 答えたくない…15.2%
引用:20代ビジネスパーソン200名の平均給与・貯金額を徹底調査|キャリアコンパス
楽天銀行のデータとは打って変わって、貯金額は50~100万円が最も多い結果となっています。なかなか少ないイメージがあります。
ただ、見逃してはいけないのは、「それ以上(300万円以上)」が11.1%もいること!20代社会人の10人に1人は、貯金が300万円以上なんです。
計画的に貯金をしていれば、これくらいは案外貯まるのでしょう。
金融広報中央委員会(日本銀行情報サービス局内)のデータ
- 100万円未満…43.5%
- 100~200万円未満…17.1%
- 200~300万円未満…12.2%
- 300~400万円未満…9.2%
- 400~500万円未満…3.8%
- 500~700万円未満…4.9%
- 700~1,000万円未満…4.1%
- 1,000~1,500万円未満…3.0%
- 1,500~2,000万円未満…0.8%
- 2,000~3,000万円未満…0.5%
- 3,000万円以上…0.8%
平均値:279万円、中央値:112万円
引用:各種分類別データ(平成26年)|知るぽると
金融広報中央委員会のデータによると、なんと半数近くは100万円未満となっていて、あまり貯金をしていないようです。
平均値は279万円ですが、これは貯金額が大きい人によって引き上げられていると考えると、中央値の112万円くらいが普通の20代の貯金額と考えればいいかもしれません。
400万円以上となると途端に割合が減るので、400万円以上貯金があれば上位に入っていると言ってもいいでしょう。
どんなペースで貯金をしていけばいいのだろうか?
ここまで貯金額を見てきましたが、平均的に考えると、20代のうちに300~400万円くらい貯めていれば普通なんじゃないでしょうか。
とは言っても、貯金額は年齢によりますし、貯めるペースによっても変わってきます。実家暮らしか一人暮らしかでも、大きく変わりますよね。
そこで、とても簡単ではありますが、どんなペースで貯金をしていけばどれくらいお金が貯まるのかを考えてみます。モデルは、浪人・留年せずに22歳で4年制の大学を卒業した人で考えます。
毎月10万円貯めていく場合
実家暮らしをしていたり、手取り額が高額な場合、ひと月に10万円くらいは貯金できると思います。
- 23歳…120万円(10万円×12ヶ月)
- 24歳…240万円(10万円×12ヶ月)
- 25歳…360万円(10万円×12ヶ月)
- 26歳…480万円(10万円×12ヶ月)
- 27歳…600万円(10万円×12ヶ月)
- 28歳…720万円(10万円×12ヶ月)
- 29歳…840万円(10万円×12ヶ月)
29歳まで実家暮らしをすることはなかなか珍しいことだとは思いますが、仮に毎月10万円ペースで貯金できた場合、29歳の年度が終わる頃には840万円も貯金できる計算になります。
実際には、年齢が上がるとともに手取り額も増えていくはずですので、もうちょっと貯まるペースは早いかもしれませんけど。
こんな感じで貯金できたら、結構順調ですよね~。
毎月5万円貯めていく場合
一人暮らしでも自炊などをして頑張って節約していれば、毎月5万円くらいは貯蓄にまわせそうです。
- 23歳…60万円(5万円×12ヶ月)
- 24歳…120万円(5万円×12ヶ月)
- 25歳…180万円(5万円×12ヶ月)
- 26歳…240万円(5万円×12ヶ月)
- 27歳…300万円(5万円×12ヶ月)
- 28歳…360万円(5万円×12ヶ月)
- 29歳…420万円(5万円×12ヶ月)
コツコツ5万円貯金ができれば、400万円以上も貯金できる計算になります。これならまぁまぁだなって感じです。
決して多くはないけれど、計画的に貯金する人なんだなって思われそうです。
毎月2万円貯めていく場合
手取りが少ない状況で一人暮らしをしている人、あるだけお金を使ってしまう人は、だいたい月2万円ペースで貯金する感じ?
- 23歳…24万円(2万円×12ヶ月)
- 24歳…48万円(2万円×12ヶ月)
- 25歳…72万円(2万円×12ヶ月)
- 26歳…96万円(2万円×12ヶ月)
- 27歳…120万円(2万円×12ヶ月)
- 28歳…144万円(2万円×12ヶ月)
- 29歳…168万円(2万円×12ヶ月)
23歳から29歳まで、7年間も働いて貯金が168万円だとちょっと頼りない感じがします。男性で、将来結婚したいと思っている人ならもっと欲しいところ。
まとめ
23歳から29歳までは7年間で、7年間=84ヶ月です。
毎月の貯金額が1万円異なれば、30歳になるまでの貯金額は84万円も異なってくるのです。
こうしたことを考えると、まさに「塵も積もれば山となる」。計画的に貯金をすることで、大きな資産を築くことができます。
僕は、お金は人生を豊かにするツールだと思っているので、使ってナンボな気もしますが、今後マイホームやマイカーも欲しいので、今のうちからなるべく貯金をするようにしています。
なので、節約できるところは節約して、積極的に貯金を増やしていきたいと思います。また、現在はFXで運用もしているので、地道にお金を増やしていきたいですな。
あ、そういえばこの前、投資の種類について勉強したいと思い、かなりの時間をかけて『あらゆる投資の種類まとめ|特徴とリスクと利回り比較』のページをまとめ終りました。お金が好きな人は見てってね!