僕は普段から、美術館や博物館には興味がありません。たまにデートで行くこともありますが、ただ展示物を眺めているだけで、感動することはほとんどないんです。
そんなある日、テレビで朝の情報番組「ZIP(ジップ)」を見ていると、上野の国立科学博物館で行われている「大英自然史博物館展」が特集されていました。なんでも、始祖鳥やサーベルタイガー、呪われたアメジスト(宝石)が展示されている模様。
これを見た時、感情的に「サーベルタイガーを見てみたい!」「期間限定公開なんて、これを逃したらもう一生見る機会はないかも!」と思ってしまいました。
そこで今回は、彼女と大英自然史博物館展を堪能してきた感想を書いていきたいと思います。これからデートで行ってみたいと考えている人は参考にしてみてください。
大英自然史博物館展とは
本来、大英自然史博物館はイギリスにあり、化石・標本や多くの学者のコレクションを展示しているようです。
それがなんと、上野の国立科学博物館でも期間限定(2017/3/18~6/11)で公開されることになりました!展示品には始祖鳥の化石やサーベルタイガーの骨格標本、学者のコレクションなど約370点で、そのほとんどが日本初公開。
これは行くっきゃない!
公式サイト大英自然史博物館展
料金や時間などの概要
- 一般・大学生:1,600円
- 小・中・高校生:500円
- 未就学児:無料
- 障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名:無料
- 9:00~17:00(金土は20:00まで)
※入場は終了時刻の30分前まで
【ゴールデンウィーク中の夜間延長による時間】
- 9:00~21:00:4/28~4/30、5/3~5/7
- 9:00~18:00:5/1~5/2
3/21(火)、4/10(月)、4/17(月)、4/24(月)、5/8(月)、5/15(月)、5/22(月)、5/29(月)
少しでも安い料金で入場したい人は、金曜の夜に2人で行くと良いです。会場の受付で「金曜限定 ペア得ナイト券」が2,000円で売られています。詳しくは公式サイトで。
公式サイト大英自然史博物館展の展示概要、整理券対応、アクセス、チケット等
生き物が好きで自然史に興味があるなら楽しめる博物館展!
僕は小さい頃から昆虫や生き物などに興味があったことから、とても楽しむことができました。いや、もしかしたら博物館が楽しめるくらい年を取ったのかもしれません。まだ20代半ばですがw
この日は日曜日だったので、序盤から混雑していました。スタッフは「並ばずに自由に移動しながらご覧くださ~い」と言っているのに、展示品を目の前で見ようとする人が多く、必然的に、展示品が置かれている壁沿いに行列が出来ていました。
最初のほうに現れたのは、テレビでも特集されていた「呪われたアメジスト」。2度写真を撮ったのにブレたということは、やはり呪われているのでしょうか…?
本当にバラエティに富んだ展示品がありました。三葉虫とかツノとか、1904年のインドコブラの皮とか。
飛べない鳥「モア」の骨格標本。最初は「ダチョウみたいなもんかな?」と思いましたが、巨大な足を見てビビりました。もし現代にこんな鳥がいたら、人間食われているかもしれません。
「魚竜」は、展示品を見ただけではよく分かりませんが、この隣にはモニターがあり、魚竜がどんな姿をしていたのか映像が流されています。見た目はほぼイルカです。なのに爬虫類のようです。
なんとこれはダーウィンの「種の起源」の手稿だとか!単語と単語の間が広いのが特徴です。
こんな感じで人が多く、順番を待たないとなかなか目の前で展示品を見ることができませんでした。
ついに現れました、始祖鳥の化石!これについても、隣にあるモニターで始祖鳥のイメージ映像が流れていました。始祖鳥はジュラ紀に存在した最古の鳥類らしいです(今のところ)。
尻尾の羽が大きくて、動き的には小型のプテラノドンって感じでした、なんとなく。
これが一番見たかったサーベルタイガーの骨格標本です。キバが長すぎます。本当にこんなにも長さが必要だったのでしょうか。当時の獲物の皮膚は厚くて硬かったのかな?
とてもカッコよかったです。
さらにこのオオナマケモノも大迫力!「これがナマケモノ?」と思ってしまうほどの巨体で、まるで大きな熊です。
いろいろな至宝。
自然界の歴史や神秘を感じてみよう!
混雑はしていましたが、たくさんの至宝を見ることができて良かったです。やはり、本当に興味のある博物館ならワクワクできるんですね。
音声案内をしてくれる機器(貸出520円)もあったので、これを使えばもっと楽しめると思いました。
デートスポットとして使うのもいいですが、休日の上野はハンパなく混みますから、段取りガンバ!