ついこの前まで、僕の両親はガラケーを使い続けていました。
親は「スマホなんていらない!」と言っていましたし、僕自身も、両親はガラケーを持っていれば十分だと考えていました。でも、親がガラケーだと、やり取りをするにはdocomoのメールアドレスを使わなければなりません。
LINE(ライン)が主流のこの時代にメールって、時代遅れ感がありますし、メールでのやり取りって意外と面倒です。
そこで今回、思い切って両親のために格安スマホを購入してあげました。同時に、格安SIM(DMMモバイル)の契約も手伝ってあげて、ようやく両親ともスマホデビューを果たしました!両親は50代後半で機械に疎い部分はありますが、スマホが持ててとても喜んでいました。
そこでこのページでは、僕が両親のためにどんな格安スマホを購入してあげたのか、どの格安SIMを選んだのかを詳しく紹介していきたいと思います。途中、注意点なんかもありますから、是非参考にしてみてください。
そして、両親にスマホをプレゼントして、喜ばせてあげましょう!
両親に格安スマホをプレゼントしよう!
格安スマホの端末を購入
現在、両親は2人ともdocomoのガラケーを持っています。このガラケーは通話用・docomoのメールアドレス所持用として持ち続けるので、解約はしません。
そして、これから購入するスマホは、データ通信のみが行えるような契約方法で購入します。要するに2台持ちになります。僕も現在は2台持ちしてます。2台持ちは大変かのように思われがちですが、慣れればどうってことないです。
※2台持ち…通話用にガラケー、データ通信(ネット)用にスマホを持つこと
さて、まず僕が両親に購入してあげたのは、FREETEL(フリーテル)のスマホ端末です。
フリーテルは、格安の日本製スマホ端末を製造していることで有名。質も高いので、両親に買ってあげるならフリーテルだなとすぐに思いました。
2017年3月時点では、「priori4」が最新端末の1つとして発売されていて、値段も14,800円と安かったので、これに決めました。バッテリーも大容量で機能性も良く、コスパは最高!
お父さんとお母さんに1つずつ(計2つ)購入しました。
また、万が一スマホを落としても大丈夫なように、純正のクリアケースも購入してあげました。
メーカーから販売されている公式の商品なため、非常に頑丈なケースでしたよ!
もし、安くて質の良いスマホ端末を両親に買ってあげたいのなら、フリーテルは最もおすすめな端末メーカーです。公式サイトでいくつか機種を探してみると良いでしょう!
格安SIMを購入
フリーテルでSIMフリー端末を単体で購入したら、次は格安SIMを契約します。端末だけ買っても、SIMを契約しなきゃデータ通信ができないですからね。
最初は「お父さんとお母さんの月々のスマホ料金も僕が払うよ!」と言ったのですが、両親とも「それは自分たちで払うよ」と言ってくれたので、そうしてもらうことにしました。
ただ、格安SIMを契約するには、契約する本人のクレジットカードがなければなりません。なぜなら、ほぼすべての格安SIMはクレジットカード払いにしか対応していないから。だから、格安SIMを契約する時は、両親それぞれにクレジットカードを手元に用意してもらいましょう。
もしクレジットカードがない場合は、年会費無料で審査も通りやすい楽天カードなどを事前に作っておくといいです。
さて、今回契約する格安SIMはDMMモバイルです。
DMMモバイルを選んだ理由は、単純に業界最安値だからです。僕も使っています。
ただ、格安SIMには楽天モバイルやUQモバイル、mineoなど、本当に多くの種類がありますから、他に契約したいものがあるならそっちを選んでください。
まぁ、結局はどこで格安SIMを契約してもdocomoやauのデータ回線を使うことに変わりはないし、データ通信用のSIMであれば嫌なら好きな時に解約できますから(すぐ解約しても違約金かからない)、DMMモバイルを選んで後悔はないと思いますよ。
- 業界最安値
- 他の格安SIMが値下げして業界最安値になったら、それに合わせてDMMモバイルも値下げをする
- ドコモの回線を利用している
- 余ったデータ量は翌月にのみ自動で繰り越される
- バースト機能がある(速度制限時でも最初の一瞬だけ高速通信になる)
- 電話料金が半額になるアプリ「DMMトーク」が無料で利用可能
- DMMモバイル専用アプリ「DMM mobile」があり、高速データ通信のON/OFFが可能
- 月ごとに契約したいデータ通信容量を無料で変更できる(1GB/月→3GB/月にしたり、その逆も可)
DMMモバイルは月額料金が安いのに、便利なサービスが一通り揃っているので、とても使いやすいと感じています。ひいきしているようですが、他社と比べても劣っている点はないですね。ちなみに月額料金は以下のようになっています。
僕も妹も両親も家族みんな、契約しているのはDMMモバイルのデータ通信専用SIMの1GBプランです。税抜で480円/月だからものすごく安い!
「え?1GBを契約してんの?少なっ!」と思った方もいると思います。しかし、自宅ではJ:COMのネット回線をWi-Fiで使っているのでDMMモバイルのデータ量は消費しません。あと、外でスマホを使うにしても動画とか見なければデータ消費量は少ないので、全然不便じゃないんですよね(グーグルマップとかも余裕で使えます)。
仮に「1GBじゃ足りないよ~」と感じたら、DMMモバイル専用アプリ「DMM mobile」からデータ容量を変更すればいいだけですし、どれにしようか悩んでいる人は、とりあえず1~3GBで契約してみてはいかが?
※ちなみに、DMMモバイルを契約する時はメールアドレスが必要になります。僕の両親はGoogleアカウントを持っていなかったので、その場でアカウントを作成してGmailアドレスを作りました。このGmailアドレスを使用し、DMMモバイルを契約しましたよ。
※現在は妻と、イオンモバイルのシェアプランに契約しています。
公式サイトイオンモバイル
スマホ・格安SIMを購入する際のアドバイスと注意点
主な格安スマホ端末メーカーはコレ
僕は両親のためにFREETEL(フリーテル)を購入しましたが、他にもコスパの良いスマホ端末はあります。
例えば、現在僕が使っているHUAWEI(ファーウェイ)。中国のメーカーですが、性能が高い割に安いです。サクサク度に関わるCPUが8つ(オクタコア)で、端末は3万円でした(機種はHUAWEI P8lite)。
また、妹が使っている端末のメーカーはASUS(エイエース)。これも中国(台湾)のメーカーですが、ASUSが出している機種ZenFoneはコスパに優れているので、非常に人気が高いです。価格は2万円でした(機種はZenFone3 Max)。
スマホの端末は価格が1~10万円とピンキリなので、画面の大きさ・CPUの数・メモリのGB数・バッテリー・値段などを総合的に見て決めていきましょう!
格安SIMと端末をセットで購入しても良い
今回僕は、わざわざフリーテルのスマホ端末を単体で購入し、別途、格安SIM(DMMモバイル)も契約しました。
このように端末とSIMを別々で購入(契約)した理由は、DMMモバイルでフリーテルの端末が購入できなかったからです。もしDMMモバイルがフリーテルの端末を取り扱っていれば、端末セット(端末とSIMのセット)で購入していました。
何が言いたいかというと、僕のように端末を単体で購入しなくても、契約したい格安SIMの公式サイトに行き、取り扱っている端末を見て、気に入ったものがあれば端末セットとして購入(契約)してもいいよ、ってことです。
逆に、契約したい格安SIMの公式サイトを見て、「欲しいスマホ端末を取り扱ってないなぁ…」と思えば、格安SIMを単体で契約し、スマホ端末は別に購入してもOK!
電話番号を引き継げる
スマホで電話がしたい(通話SIMを購入する)場合の話。
もし今、3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のガラケー or スマホを利用していて、その電話番号を格安スマホに引き継ぎたい場合、手続きをすることで、これまでと同じ電話番号をスマホでも引き続き使えるようになります。
この手続きのことを、「乗り換え」または「MNP(モバイル ナンバー ポータビリティ)」と言います。
逆に、この手続きをしないと、新しい電話番号がスマホに割り振られてしまいますから、注意してください。また、この手続きは通話SIMを契約する前から始めてください。
- 現在契約している3大キャリアでMNP予約番号を発行する
- 取得したMNP予約番号を使って通話SIMを契約する
- SIMが自宅に届いてから、DMMモバイルのマイページにログインして、電話番号乗り換えの申し込みを行って完了!
注意することは2つ。
1つは、MNP予約番号の有効期限は発行日含め15日間だということ。MNP予約番号を発行したらすぐに通話SIMを契約してしまうのが理想です。ただ、15日を過ぎてしまっても、またMNP予約番号を取り直せるので大丈夫。
※MNP予約番号の発行自体は何度でも無料
※MNP予約番号を発行しても、この番号を使って格安SIMを契約せずに15日が経過すれば、そのままドコモ(またはau、ソフトバンク)の契約は続行される
もう1つの注意点は、電話番号の転出手数料がかかること。ドコモ、auは2,000円で、ソフトバンクは3,000円かかります。また、3大キャリアを解約するとなると、解約手数料も発生する可能性があるので、調べておいてください。
※転出手数料は、MNP予約番号を使って格安SIMを契約した時点で発生する
格安SIMは契約すると最初の月だけ契約事務手数料がかかる
DMMモバイルに限らず、どの格安SIMも最初に契約事務手数料3,000円がかかります。覚えておきましょう。
ちなみに、この費用は僕が両親の代わりに負担してあげました(両親に3,000円ずつ手渡しした)。
ほとんどの場合、通話SIMは最低契約期間が1年
僕の両親はドコモでガラケーを契約しているため、通話はガラケー、LINEなどのネットはスマホで、といった風に、2台持ちにしてもらいました。なのでデータ通信専用のSIMを契約しました。データ通信のみのSIMであれば、基本的に最低契約期間などの縛りはなく、違約金なしでいつでも解約することが可能です。
しかし、通話SIMを契約した場合は、ほとんどの格安SIM業者が1年の最低契約年数を設けています。この理由は、格安SIM業者が3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から通話回線を借りるのにそれなりの費用をかけているからです。ちなみに、違約金は格安SIM業者により様々で、8,000~1万円程度が多いです。
ただ、イオンモバイルだけは通話SIMを契約しても最低契約期間がなく、いつでも違約金なしで解約することが可能となっています。しかも業界最安値であるDMMモバイルと比較しても、月額料金はほぼ変わりません!かなり太っ腹です。
そのため、スマホで通話(電話)をしたいと考えていて、1年縛りのような余計なストレスを抱えたくないなら、格安SIMはイオンモバイルと契約しましょう。通話料金を半額にする無料アプリ「イオンでんわ」もありますから非常にオススメです。
公式サイトイオンモバイル
SIMとSDの共用スロットがある端末に注意!
SIMには、microSIM(マイクロシム)やnanoSIM(ナノシム)のように、いくつか大きさがあります。そして、端末を購入する時や、格安SIMを契約する時には、SIMの大きさを確認しておくべき!
なぜなら、SIMカードの大きさによっては、SDカードを挿入する部分と被ってしまうかもしれないからです。
例えば、今回購入したフリーテルのpriori4は、microSIM・nanoSIM・microSDのスロット(入れる場所)がそれぞれ用意された端末だったので、何も問題はありませんでした。
しかし、僕が現在使っているHUAWEIのP8liteのように、nanoSIMとmicroSDを入れるスロットが共用になっている端末も存在するのです。
この場合、nanoSIMの大きさでSIMカードを契約してしまうと、SDカードを使いたくても入れられません。ですから、僕はmicroSIMを契約しました。
スマホ端末がどの大きさのSIM、SDに対応しているかは、メーカー公式サイトや、格安SIMのサイトの「端末一覧」から欲しい端末のスペックを確認することで把握できます。
IDやパスワードは紙にメモする
今回、両親に格安スマホをプレゼントする際に、いくつかIDやパスワードを作る必要がありました。
例えば、両親はGmailを持っていなかったので、グーグルアカウントを作成してあげました。その際は当然、ユーザー名とパスワードを作ることになります。
他にも、DMMモバイルを契約する際にはDMM会員になる必要がありますが、この時にもパスワードを作ります。
また、スマホと格安SIMが自宅に届いて、「いざLINEアプリをダウンロードして使おう!」となった時にも、LINEのパスワードを作ります。
パスワードは忘れてしまうと面倒ですから、しっかり紙に書き残して、両親がいつでも見返せるようにしておくと親切です。僕もそのようにしてあげました。
まとめ
僕は、上記に書いてあるすべての知識を総動員して、スマホ端末の購入と、格安SIMの契約を行いました。もともとスマホに関する知識はそれなりにあったので、非常にスムーズに購入・契約することができました。
Googleアカウントの作成など、面倒な作業もありましたが、しっかり説明しながら最後まで付き合ってあげました。
そして、3,4日でスマホ端末と格安SIMが届いた後は、便利なアプリを一通りダウンロードしてあげました。
もし通話SIMを契約している場合は、通話料金が半額になる専用アプリもダウンロードしてあげましょう!(格安SIM業者で用意されている場合に限る)
LINEのアプリをダウンロードした後は、家族のグループも作って、いつでもコミュニケーションが取れるようにしました!これでだいたいの作業は終わりです。
今回僕が両親にスマホを購入してあげた本当の理由は、僕が一人暮らしをして、実家に帰ることが少なくなっても、両親が寂しい思いをしなくて済むように、です。すぐに連絡が取れるようにしておくだけで、いつでも家族を身近に感じることができると考えました。
僕は社会人になってからあまり両親にプレゼントをしてきませんでしたから、今回スマホをプレゼントすることで、親孝行の1つになったかなと思っています。思い切ってプレゼントして良かったです!
公式サイトイオンモバイル