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相続税とともに、ビットコイン出口戦略を考える

この記事は約27分で読めます。
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税金のことなので壮大に間違ってる可能性もあるから、この記事に書いてあることを絶対に鵜呑みにしないでください。あまり自信ありません。

先日、ビットコインの価格上昇により、総資産が5000万円を超えてきました。そこで気になり始めたのが相続税。

 

ビットコインのような暗号資産を相続する場合、相続税が最大55%かかり、相続税を払うために利確するとさらに所得税+住民税が最大で55%取られ、税金が110%になってしまうことがあるみたい。相続するよりも多く税金を取られるというバグが発生するんです。

 

せっかくビットコインで財を成しても、子供らにほとんど資産を残せないなんてことになったら発狂もんです。

 

ということで、まだ資産が5000万円程度で気が早いと感じつつも、ビットコインの出口戦略や相続税対策について考えていきたいと思います。

僕

相続税なんてもんがなければこんなことをいちいち考える必要もなかったと考えると、本当に〇意芽生えるほど腹立つけど仕方なく考える

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相続税の本を読んだ

相続税について全く知識がなかったので、なんか分かりやすそうな本を読んで軽く勉強してみました。

僕

死んだ後の手続きありすぎてマジ面倒くさそうだった

これらを読んでいることを知った親からは、「もう俺らの死んだ時のこと考えてんのか!w」と言われてしまったけど、親死ぬ前に銀行の口座のこととか大事な書類のこととか話を聞いておくのは大事だなと思いました。

相続税+所得税+住民税が最大110%になるのがヤバイ

相続税の税率は、基礎控除などを引いて、相続人が受け取る金額が6億円を超えてくると55%になります。

僕

盗人国家Japan

 

所得税は、4000万円以上から45%になり、そこに住民税10%が加わると合計55%も盗られてしまうことになります。

僕

政治家は詐欺師で泥棒

相続人が配偶者のみなら税金110%問題とは無関係?

結婚しているけど子供がおらず、死んだ人の親や祖父母もおらず、死んだ人の兄弟姉妹、甥・姪もいないとなると、相続人は配偶者のみ。

 

そして配偶者への相続については特例が用意されています。

【配偶者の税額軽減】

被相続人の配偶者が遺産分割や遺贈により実際に取得した正味の遺産額が、次の金額のどちらか多い金額までは配偶者に相続税はかからないという制度

  1. 1億6千万円
  2. 配偶者の法定相続分相当額

「法定相続分」というのは、法定で決まっている相続の分け方のこと。

例えば配偶者と子供2人がいたら、法定上は相続財産を配偶者が1/2、子供2人は残り1/2を半分ずつ分ける(つまり1/4を受け取る)ことになっています。もし死んだ人の相続財産が4億円分あったら、この例では「配偶者の法定相続分相当額」は1/2の2億円分ということになり、配偶者については受け取る相続財産が2億円分を超えるまでは税金がかかりません。

 

そして相続人が配偶者だけなら「法定相続分」は誰とも分け合わないので1となり、死んだ夫からいくら相続しようと税金はかかりません。100億円でも1000兆円でもOK!

税金110%問題を考えるどころか、そもそも相続税について考える必要がないのです。

 

【配偶者の税額軽減の計算式】

[相続税の合計]×[下の①、②のいずれか少ない金額]/[課税価格(相続財産)の合計額]=配偶者控除の金額

  1. 「課税価格の合計額×配偶者の法定相続分」または「1億6,000万円」のどちらか多い金額
  2. 配偶者の課税価格(配偶者が受け取る相続財産分)

配偶者控除の金額が導き出せたら、最初に求めた配偶者の相続税から配偶者控除を引けば、最終的に配偶者にかかる相続税が出る

相続人が子供1人のみの場合

すでに配偶者が死んでいて、相続人が子供1人だけの場合を考えてみます。未成年者控除とかあるらしいけど数十万円ほどの些細な額なので考慮せず考えます。

 

基礎控除は3000万円+600万円(相続人の数×600万円)=3600万円。

相続財産は現金400万円+6BTC(1BTC=1億600万円)と仮定すると、合計6億4000万円。

相続財産-基礎控除=6億4000万円-3600万円=6億400万円。

6億400万円だと相続税率は55%となり、そこから控除額7200万円を引くと、6億400万円×0.55-7200万円=2億6020万円も盗られます。

相続税を支払えるだけの現金がない場合はビットコインを利確しなければなりませんが、利確すると所得税が発生します。

ビットコインの取得単価が200万円と仮定すると、6BTCすべて利確すると差益分が(1億400万円-200万円)×6=6億1200万円。

そこに所得税45%がかかると、6億1200万円×45%-控除額479万6千円=2億7540万円-479万6千円=2億7060万4千円盗られます。

さらに住民税が、課税される所得金額の10%なので6億1200万円×10%=6120万円

もともとの相続財産は計6億4000万円で、そこから相続税2億6020万円と所得税2億7060万4千円+住民税6120万円を引くと、6億4000万円-5億9200万4千円2億6020万円2億7060万4千円6120万円)=4799万6千円

僕

〇ね!クソが!

4799万6千円/6億4000万円=7.499%なので、92%以上も盗られる計算です。

こっからさらに健康保険やら年金やら盗られ、追い打ちをかけられます。

 

また、相続税+所得税+住民税をちょうど払えるだけの現金を、最低限のビットコインの利確で補おうと考えると、

※1BTC=1億400万円と仮定

  1. 相続した現金400万円+利確したBTC数(x)で得られた現金=相続税所得税住民税
  2. 400万円+1億400万円x=6億400万円×55%-7200万円(1億200万円x×45%-479万6千円)(1億200万円x×10%)
  3. 400万円+1億400万円x=2億6020万円+4590万円x-479万6千円+1020万円x
  4. 1億400万円x-4590万円x-1020万円x=2億6020万円-479万6千円-400万円
  5. 4790万円x=2億5140万4千円
  6. x=5.248517745302714

およそ5.25BTCを利確すればちょうど相続税+所得税+住民税を払えるので、残りの相続財産は6BTC-5.25BTC=0.75BTCということになり、

1BTC=1億400万円の時、0.75BTC=1億400万円×0.75=7800万円になります。

6BTCを一気に利確するよりは所得税&住民税が減ってマシですが、7800万円/6億4000万円=12.187%なので、87%以上も盗られる計算です。

僕

俺らが命削って得た金で、リスク取って築き上げたものを、国はノーリスクで奪っていくって、冷静に考えて大犯罪だろざけんな!

相続人子供1人だと相続財産いくらから税金100%?

相続財産を現金400万円+6BTCとすると、1BTCの価格がいくら(x円)以上から『相続税+所得税+住民税』が100%になるのか?

※ビットコインの取得単価を200万円と仮定

  1. 相続した現金400万円+6BTCをx円で利確した時に得られた現金=相続税所得税住民税 
  2. 400万円+6x=([400万円+6x-基礎控除3600万円]×55%-7200万円)(6[x-200万円]×45%-479万6千円)6(x-200万円)×10%
  3. 400万円+6x=(6x-3200万円)×(55/100)-7200万円+(6x-1200万円)×(45/100)-479万6千円+(6x-1200万円)×(10/100)
  4. 両辺に×100をする
  5. 4億円+600x=(6x-3200万円)×55-72億円+(6x-1200万円)×45-4億7960万円+(6x-1200万円)×10
  6. 4億円+600x=330x-17億6000万円-72億円+270x-5億4000万円-4億7960万円+60x-1億2000万円
  7. 600x-330x-270x-60x=-17億6000万円-72億円-5億4000万円-4億7960万円-1億2000万円-4億円
  8. -60x=-104億9960万円
  9. x=1億7499万3333.33…円

ということで、この例の場合は1BTC=1億7499万3333円になると相続財産をすべて盗られます。

僕

ビットコイン資産がある一定額を超えると相続人に少しも残してあげられないというクソルール

 

さらにビットコインの価格が上がると税金はどうなる?

例えば1BTC=1億8000万円になると(※ビットコインの取得単価を200万円と仮定)…

  • 相続財産=現金400万円+10億8000万円(6BTC×1億8000万円)=10億8400万円
  • 相続財産のうち課税される額=10億8400万円-基礎控除3600万円=10億4800万円
  • 相続税=10億4800万円×55%-7200万円=5億440万円
  • 所得税=6BTC×差益分×45%-控除額479万6千円=6×(1億8000万円-200万円)×45%-控除額479万6千円=4億7580万4千円
  • 住民税=課税される額×10%=6BTC×(1億8000万円-200万円)×10%=1億680万円
  • 相続税+所得税+住民税=5億440万円4億7580万4千円1億680万円10億8700万4千円

相続財産が10億8400万円なのに、税金でそれ以上の10億8700万4千円も盗られます。

10億8700万4千円/10億8400万円=100.277%。

 

じゃあビットコインの価格が1BTC=3億円だとどうなる?

※ビットコインの取得単価を200万円と仮定

  • 相続財産=現金400万円+18億円(6BTC×3億円)=18億400万円
  • 相続財産のうち課税される額=18億400万円-基礎控除3600万円=17億6800万円
  • 相続税=17億6800万円×55%-7200万円=9億40万円
  • 所得税=6BTC×差益分×45%-控除額479万6千円=6×(3億円-200万円)×45%-控除額479万6千円=7億9980万4千円
  • 住民税=課税される額×10%=6BTC×(3億円-200万円)×10%=1億7880万円
  • 相続税+所得税+住民税=9億40万円7億9980万4千円1億7880万円18億7900万4千円

相続財産が18億400万円に対し、税金は18億7900万4千円

18億7900万4千円/18億400万円=104.157%。

 

もう1つ、ビットコインの価格が1BTC=100億円だとどうなる?

※ビットコインの取得単価を200万円と仮定

  • 相続財産=現金400万円+600億円(6BTC×100億円)=600億400万円
  • 相続財産のうち課税される額=600億400万円-基礎控除3600万円=599億6800万円
  • 相続税=599億6800万円×55%-7200万円=329億1040万円
  • 所得税=6BTC×差益分×45%-控除額479万6千円=6×(100億円-200万円)×45%-控除額479万6千円=269億8980万4千円
  • 住民税=課税される額×10%=6BTC×(100億円-200万円)×10%=59億9880万円
  • 相続税+所得税+住民税=329億1040万円269億8980万4千円59億9880万円658億9900万4千円

相続財産が600億400万円に対し、税金は658億9900万4千円

658億9900万4千円/600億400万円=109.824%。

僕

相続放棄GOX…

今の税制では、ある水準を超えると基本相続放棄になります。しかし、相続放棄したくても、秘密鍵を放棄したことを証明するのは難しいので、相続放棄が認められない可能性が高いそうです。そうすると、相続人の人生を地獄に突き落とすことになります。

僕

自己破産とかになるの?それすらできない?

さらに、相続放棄が認められたとしても、相続財産の中に持ち家があった場合、これも相続放棄しなくてはならないので、路頭に迷うか、自分の力でどうにかするしかありません。

相続人が配偶者と子供2人の場合を考えてみる

配偶者がいて、子供が2人いる場合を考えてみます(相続人の数3人)。

基礎控除は3000万円+1800万円(相続人の数×600万円)=4800万円。

相続財産は現金400万円+6BTC(1BTC=1億800万円)と仮定すると、合計6億5200万円。

相続財産-基礎控除=6億5200万円-4800万円=6億400万円。

法定相続分は配偶者が1/2(3億200万円)、子供が1/4(1億5100万円)ずつ。

配偶者の3億200万円に対しての税率は、3億200万円×50%-控除額4200万円=1億900万円。

子供の1億5100万円に対しての税率は、1億5100万円×40%-控除額1700万円=4340万円。

相続税の合計は1億900万円+4340万円×2=1億9580万円。

この1億9580万円を、実際に相続財産を分け合う割合で分けていくので、今回は配偶者が1/2、子供たちがそれぞれ1/4ずつ受け取ると考えると、

  • 配偶者の相続税は、1億9580万円×1/2=9790万円
  • 子供1人の相続税は、1億9580万円×1/4=4895万円

になります。

 

で、ここから配偶者控除の計算。

【配偶者の税額軽減の計算式】

[相続税の合計]×[下の①、②のいずれか少ない金額]/[課税価格(相続財産)の合計額]=配偶者控除の金額

  1. 「課税価格の合計額×配偶者の法定相続分」または「1億6,000万円」のどちらか多い金額
  2. 配偶者の課税価格(配偶者が受け取る相続財産分)

配偶者控除の金額が導き出せたら、最初に求めた配偶者の相続税から配偶者控除を引けば、最終的に配偶者にかかる相続税が出る

数値を当てはめていきます↓

【配偶者の税額軽減の計算式】

[1億9580万円]×[3億2600万円]/[6億5200万円]=9790万円

  1. 「6億5200万円×1/2」または「1億6,000万円」のどちらか多い金額
  2. 3億2600万円

9790万円(最初に求めた配偶者の相続税)-9790万円(配偶者控除)=0

配偶者控除のお陰で、今回は配偶者の相続税が0になりました。

 

相続税がかかるのは子供たちだけなので、それぞれが4895万円を支払うことになります。

で、受け取る相続財産の分け方を、

  • 配偶者:現金200万円と3BTC(3×1億800万円)=3億2600万円
  • それぞれ子供:現金100万円と1.5BTC(1.5×1億800万円)=1億6300万円

とした時、子供たちは相続税を支払うためにビットコインを利確しなければなりません。

 

ビットコインの取得単価が200万円と仮定すると、子供それぞれが1.5BTCすべて利確すると差益分が(1億800万円-200万円)×1.5=1億5900万円。

そこに所得税45%がかかると、1億5900万円×45%-控除額479万6千円=7155万円-479万6千円=6675万4千円盗られます。

さらに住民税が、課税される所得金額の10%なので1億5900万円×10%=1590万円

子供1人当たりの相続財産は1億6300万円で、そこから相続税4895万円と所得税6675万4千円+住民税1590万円を引くと、1億6300万円-1億3160万4千円4895万円6675万4千円1590万円)=3139万6千円

3139万6千円/1億6300万円=19.261%なので、80%以上も盗られる計算。

僕

残らねーじゃん。相続税のことも考えて現金残しとけってことか?バカ制度が!

 

また、相続税+所得税+住民税をちょうど払えるだけの現金を、最低限のビットコインの利確で補おうと考えると、

  1. 相続した現金100万円+利確したBTC数(x)で得られた現金=相続税所得税住民税
  2. 100万円+1億800万円x=4895万円([1億800万円-200万円]x×45%-479万6千円)([1億800万円-200万円]x×10%)
  3. 100万円+1億800万円x=4895万円+4770万円x-479万6千円+1060万円x
  4. 1億800万円x-4770万円x-1060万円x=4895万円-479万6千円-100万円
  5. 4970万円x=4315万4千円
  6. x=0.8682897384305835

およそ0.8683BTCを利確すればちょうど相続税+所得税+住民税を払えるので、残りの相続財産は1.5BTC-0.8683BTC=0.6317BTCということになり、

1BTC=1億800万円の時、0.6317BTC=1億800万円×0.6317=6822万3600円になります。

何も考えずビットコインを一気に利確するより、利確数量を最小限に抑えたほうが所得税+住民税が抑えられるのでマシ。それでも6822万3600円/1億6300万円=41.85%なので、58%以上も国に盗られる。

現金が欲しいなら残りのビットコインは翌年以降少しずつ利確して支払う税金を抑えるのが賢明。

僕

相続財産6億5200万円のうち、妻には相続税0で3億2600万円が相続され、子供たちには最大で6822万3600円ずついく(合計で3億2600万円+6822万3600円×2人=4億6244万7200円。4億6244万7200円/6億5200万円=70.927%)

子供の法定相続分の税率が最大の55%になる時を考える

相続財産は現金400万円+6BTC(1BTC=4億800万円)と仮定すると、合計24億5200万円。

相続財産-基礎控除=24億5200万円-4800万円=24億400万円。

法定相続分は配偶者が1/2(12億200万円)、子供が1/4(6億100万円)ずつ。

配偶者の12億200万円に対しての税率は、12億200万円×55%-控除額7200万円=5億8910万円。

子供の6億100万円に対しての税率は、6億100万円×55%-控除額7200万円=2億5855万円。

相続税の合計は5億8910万円+2億5855万円×2=11億620万円。

この11億620万円を、実際に相続財産を分け合う割合で分けていくので、今回は配偶者が1/2、子供たちがそれぞれ1/4ずつ受け取ると考えると、

  • 配偶者の相続税は、11億620万円×1/2=5億5310万円
  • 子供1人の相続税は、11億620万円×1/4=2億7655万円

になります。

 

受け取る相続財産の分け方を、

  • 配偶者:現金200万円と3BTC(3×4億800万円)=12億2600万円
  • それぞれ子供:現金100万円と1.5BTC(1.5×4億800万円)=6億1300万円

とした時、配偶者は法定相続分相当額まで税金かからないので0。子供たちは相続税を支払うためにビットコインを利確する必要あり。

 

ビットコインの取得単価が200万円と仮定すると、子供それぞれが1.5BTCすべて利確すると差益分が(4億800万円-200万円)×1.5=6億900万円。

そこに所得税45%がかかると、6億900万円×45%-控除額479万6千円=2億7405万円-479万6千円=2億6925万4千円盗られます。

さらに住民税が、課税される所得金額の10%なので6億900万円×10%=6090万円

子供1人当たりの相続財産は6億1300万円で、そこから相続税2億7655万円と所得税2億6925万4千円+住民税6090万円を引くと、6億1300万円-6億670万4千円2億7655万円2億6925万4千円6090万円)=629万6千円

629万6千円/1億6300万円=3.862%なので、96%以上も盗られる計算。

僕

金盗られるって命奪われてるのと一緒やからな

相続人が配偶者と子供2人の時、相続財産いくらだと子供たちの税金100%?

相続財産を現金400万円+6BTCとすると、1BTCの価格がいくら(x円)だと子供たちの『相続税+所得税+住民税』が100%になるのか?

※相続財産の分け方は配偶者に1/2(現金200万円+3BTC)、子供達にそれぞれ1/4(現金100万円+1.5BTC)とする

※ビットコインの取得単価を200万円と仮定

  1. 相続税の合計=配偶者の法定相続分の税率+子供の法定相続分の税率×2={(400万円+6x-4800万円)/2×55%-7200万円}+{(400万円+6x-4800万円)/4×55%-7200万円}×2={1.65x-8410万円}+{0.825x-7805万円}×2=3.3x-2億4020万円
  2. 子供1人あたりの相続税=(3.3x-2億4020万円)/4
  3. 子供1人あたりの所得税=[(x-200万円)×1.5]×45%-控除額479万6千円
  4. 子供1人あたりの住民税=[(x-200万円)×1.5]×10%
  5. 子供が相続した現金100万円+1.5BTCをx円で利確した時に得られた現金=相続税所得税住民税
  6. 100万円+1.5x=(3.3x-2億4020万円)/4[(x-200万円)×1.5]×45%-479万6千円[(x-200万円)×1.5]×10%
  7. 100万円+1.5x=0.825x-6005万円+0.675x-135万円-479万6千円+0.15x-30万円
  8. 1.5x-0.825x-0.675x-0.15x=-6005万円-135万円-479万6千円-30万円-100万円
  9. -0.15x=-6749.6万円
  10. x=4億4997万3333.33…円

ということで、この例の場合は1BTC=4億4997万3334円になると子供達は相続財産をすべて盗られてしまいます。

僕

こんなことは絶対におかしい

相続財産を配偶者がすべて相続する場合はどうなる?

相続人が配偶者と子供2人で、相続財産が現金400万円+6BTCの時、1BTC=4億4997万3334円だと子供たちが相続するメリットがなくなります。

この時点で、遺産分割協議書により配偶者がすべての相続財産を相続することにしたとすると、相続税はどうなるでしょうか?

 

相続財産は現金400万円+6BTC(1BTC=4億4997万3334円)と仮定すると、合計が400万円+約26億9984万円=27億384万円。

相続財産-基礎控除=27億384万円-4800万円=26億5584万円。

法定相続分は配偶者が1/2(13億2792万円)、子供が1/4(6億6396万円)ずつ。

配偶者の13億2792万円に対しての税率は、13億2792万円×55%-控除額7200万円=6億5835万6千円。

子供の6億6396万円に対しての税率は、6億6396万円×55%-控除額7200万円=2億9317万8千円。

相続税の合計は6億5835万6千円+2億9317万8千円×2=12億4471万2千円。

この12億4471万2千円を、実際に相続財産を分け合う割合で分けていきますが、今回は配偶者がすべて受け取ると考えるので、

  • 配偶者の相続税は、12億4471万2千円×1=12億4471万2千円
  • 子供1人の相続税は、12億4471万2千円×0=0

 

で、ここから配偶者控除の計算。

【配偶者の税額軽減の計算式】

[相続税の合計]×[下の①、②のいずれか少ない金額]/[課税価格(相続財産)の合計額]=配偶者控除の金額

  1. 「課税価格の合計額×配偶者の法定相続分」または「1億6,000万円」のどちらか多い金額
  2. 配偶者の課税価格(配偶者が受け取る相続財産分)

配偶者控除の金額が導き出せたら、最初に求めた配偶者の相続税から配偶者控除を引けば、最終的に配偶者にかかる相続税が出る

数値を当てはめていきます↓

【配偶者の税額軽減の計算式】

[12億4471万2千円]×[13億5192万円]/[27億384万円]=6億2235万6千円

  1. 「27億384万円×1/2」または「1億6,000万円」のどちらか多い金額
  2. 27億384万円

12億4471万2千円(最初に求めた配偶者の相続税)-6億2235万6千円(配偶者控除)=6億2235万6千円

配偶者に6億2235万6千円の相続税が降りかかります。

 

相続財産が27億384万円{(現金400万円と6BTC(6×4億4997万3334円)}なので、相続税を支払うためにビットコインを利確する必要あり。

 

ビットコインの取得単価が200万円と仮定すると、6BTCすべて利確すると差益分が(4億4997万3334円-200万円)×6=約26億8784万円。

そこに所得税45%がかかると、26億8784万円×45%-控除額479万6千円=12億952万8千円-479万6千円=12億473万2千円盗られます。

さらに住民税が、課税される所得金額の10%なので26億8784万円×10%=2億6878万4千円

相続財産27億384万円で、そこから相続税6億2235万6千円と所得税12億473万2千円+住民税2億6878万4千円を引くと、27億384万円-20億9587万2千円6億2235万6千円12億473万2千円2億6878万4千円)=6億796万8千円

6億796万8千円/27億384万円=22.485%なので、77%以上も盗られる計算。

 

また、相続税+所得税+住民税をちょうど払えるだけの現金を、最低限のビットコインの利確で補おうと考えると、

  1. 相続した現金400万円+利確したBTC数(x)で得られた現金=相続税所得税住民税
  2. 400万円+4億4997万3334円x=6億2235万6千円([4億4997万3334円-200万円]x×45%-479万6千円)([4億4997万3334円-200万円]x×10%)
  3. 400万円+4億4997万3334円x=6億2235万6千円+約2億158万8千円x-479万6千円+4479万7333.4円x
  4. 4億4997万3334円x-2億158万8千円x-4479万7333.4円x=6億2235万6千円-479万6千円-400万円
  5. 約2億358万8千円x=6億1356万円
  6. x=3.013733618877341

およそ3.0138BTCを利確すればちょうど相続税+所得税+住民税を払えるので、残りの相続財産は6BTC-3.0138BTC=2.9862BTCということになり、

1BTC=4億4997万3334円の時、2.9862BTC=4億4997万3334円×2.9862=13億4371万円になります。

僕

このような場合、配偶者がすべて相続するんじゃなくて、配偶者1/2・子供たち1/4ずつで子供らにも相続させて税金100%払わせたほうが、配偶者が受け取る相続財産が現金200万円+3BTC(200万円+3×4億4997万3334円=約13億5192万円)になるから少しお得ってこと?パーセンテージ的にはあまり変わらないけども。

とりあえず、相続人は焦ってすべての暗号資産を一気に利確したらアカン!所得税と住民税が増える!

相続人が配偶者と子供2人だけど配偶者すべて相続した時、いくらから税金100%?

相続財産を現金400万円+6BTCとし、そのすべてを配偶者が相続すると考えた時、1BTCの価格がいくら(x円)だと配偶者の『相続税+所得税+住民税』が100%になるのか?そもそも100%になることあるん?

※ビットコインの取得単価を200万円と仮定

  1. 相続税の合計=配偶者の法定相続分の税率+子供の法定相続分の税率×2={(400万円+6x-4800万円)/2×55%-7200万円}+{(400万円+6x-4800万円)/4×55%-7200万円}×2={1.65x-8410万円}+{0.825x-7805万円}×2=3.3x-2億4020万円
  2. 配偶者控除の金額=[相続税の合計]×[課税価格の合計額×配偶者の法定相続分]/[課税価格(相続財産)の合計額]=[3.3x-2億4020万円]×[(400万円+6x)×(1/2)]/[(400万円+6x)]=1.65x-1億2010万円
  3. 配偶者の相続税(3.3x-2億4020万円)(1.65x-1億2010万円)=1.65x-1億2010万円
  4. 配偶者の所得税= [(x-200万円)×6]×45%-控除額479万6千円
  5. 配偶者の住民税=[(x-200万円)×6]×10%
  6. 配偶者が相続した現金400万円+6BTCをx円で利確した時に得られた現金=相続税所得税住民税
  7. 400万円+6x=1.65x-1億2010万円)[(x-200万円)×6]×45%-479万6千円[(x-200万円)×6]×10%
  8. 400万円+6x=1.65x-1億2010万円+2.7x-540万円-479万6千円+0.6x-120万円
  9. 6x-1.65x-2.7x-0.6x=-1億2010万円-540万円-479万6千円-120万円-400万円
  10. 1.05x=-1億3549万6千円
  11. x=-1億2904万3810円

マイナス…?ビットコイン価格がマイナスになることはないから、配偶者にすべて相続する時は税金100%にならないってこと?

 

試しに極端な例1BTC=100億円を考えてみるとして、

相続財産=400万円+6BTC=400万円+6×100億円=600億400万円。

相続したビットコインをすべて利確する場合、

配偶者の相続税所得税住民税1.65×100億円-1億2010万円[(100億円-200万円)×6]×45%-479万6千円[(100億円-200万円)×6]×10%=165億円-1億2010万円+269億9460万円-479万6千円+59億9880万円=493億6850万4千円

税金を払った後に残るのは600億400万円-493億6850万4千円=106億3549万6千円。

106億3549万6千円/600億400万円=17.724%。

 

改めて式を考えてみると(1BTC=x円)、配偶者の相続税所得税住民税1.65x-1億2010万円[(x-200万円)×6]×45%-479万6千円[(x-200万円)×6]×10%1.65x-1億2010万円2.7x-540万円-479万6千円0.6x-120万円=4.95x-1億3149万6千円

配偶者の手元に残る金額は400万円+6x-(4.95x-1億3149万6千円)=1.05x+1億3549万6千円

手元に残る割合は、(1.05x+1億3549万6千円)/(400万円+6x)。分母と分子に100をかけて、(105x+135億4960万円)/(4億円+600x)。5で約分して、(21x+27億992万円)/(120x+8000万円)。

(21x+2,709,920,000)/(120x+80,000,000)だと数字が大きすぎるので、1BTC=x円じゃなくて1BTC=x万円と表すると、(21×x万円+2,709,920,000)/(120×x万円+80,000,000)。分母分子を10,000で割ると、(21x+270992)/(120x+8000)

「(21x+270992)/(120x+8000)」をグーグルの検索窓に入れて検索すると、

反比例のグラフが出てきました。

ただし、この式の条件は、

  • 相続財産が現金400万円+6BTC
  • 相続人が3人(控除4800万円)
  • 相続税を計算する時の、配偶者と子供らの法定相続分の税率が55%
  • 子供が法定相続分を相続する時の税金(相続税+所得税+住民税)が100%以上になるビットコイン価格の時で、相続財産をすべて配偶者が受け取ることに決めた場合(すなわち1BTC=4億4997万3334円以上。x万円=4億4997万3334 → x=44997.3334(約44998)なので、グラフのx軸の数値が44998(単位:万円)以上での話)

なので、x=44998以上を見ることになります。

すると、x=44998の時、手元に残る割合は約0.22485=22.485%。反比例のグラフであるため、xがいくら大きくなろうが(21x+270992)/(120x+8000)の答えが0に到達することはありません。

ということは、ビットコインがいくら値上がりしようと配偶者は相続財産以上に税金を取られることはない。年金は月額が決まっているし、国民健康保険料も上限があるからまぁ大丈夫かな。ただし、配偶者がビットコインを引き出せず、この時に相続放棄も認められなかったとしたら人生終了。

今はまだ相続税については心配しなくていい

僕の資産は現金約400万円+投資信託250万円+ビットコイン6BTCで、相続人は3人。

現状、ビットコインは1000万円すら超えていないので、相続税について心配する必要はありませんでした。1BTC=1億円を超えても大丈夫そう。

 

でも大量のビットコインを保有している人はどうするんだろう?死ぬ前に売却するんか?海外移住?税制が変わるまで死なないように気を付けるんか?突然死んだらどうするん?

現在の最優先事項は家族にビットコインの引き出し方法を教えておくこと

相続税を心配するよりも大事なことは、家族にビットコインの引き出し方法を教えておくことだなと思いました。

 

とりあえず妻には取引所で口座開設してもらって、定期的にビットコイン購入、購入後にハードウェアウォレットに送金してもらおうと考えています。妻に話は済んでいます。

僕

「パスフレーズは絶対にオンライン上に打ち込んではいけない」とか、たくさんある注意点を理解してもらうの大変そう…

最終的にビットコイン保有量は減らしていくことになりそう

今後しばらくはビットコインの上昇の恩恵を受けて資産を増やしていきたい!ですが…

最終的にはビットコイン保有量は減らして、株式に資産を移していきそうな想定をしています。

 

まず、僕の中の大きな信念の1つは「楽して生きたい」。

手っ取り早くお金持ちになる方法を考えた時に、いかに世の中の人間から合法的に金を奪えるかが大事だと考えました。

で、ビットコインならどんどん購入者が増えていくからそれが実行できそう。

 

有事の際にビットコインを持っていると、気軽に資産を持って移動できるからいいですが、そんなめちゃめちゃ持っている必要もないんちゃうか?最低でも数千万円分のBTCがあればいいんちゃうの?

 

何よりずっと日本で暮らしていくつもりなら、相続税のことを考えると、資産の大半を暗号資産で保有しているのはリスクになってしまう…

 

ってことで、そんな感じでいくか。

僕

こんなこと考えさせやがってマジ相続税クソ日本政府カスさっさと財政破綻するかインフレ止まらなくなって右往左往して、国民総デモ行進で国会物理的に潰れろハゲ!