デッサンの練習は今も継続中です。
最初の頃は描き始める前から「どうやって描けばいいんだろう…?」と悩みすぎてなかなか描き始められなかったのですが、今はそんなことはありません。本を読みながら場数を踏んだことで自分の中で描く順序みたいなものが分かってきました。
では8月に描いたものを紹介!
2022年8月に描いたデッサン
タオル
タオルを描くことを通して実感したのは、あたり(おおまかな形や陰影)を正確に描くことが重要だということ。最初をいかに時間をかけて妥協なく正確に描けるかが、のちに影響します。初期段階でシルエット等が狂っていると、中盤に「あれ?なんかおかしい…、けど今から修正するのは大変…」といった事態に陥ってしまいます。
美大の試験とかなら時間制限があるので配分を考えながら描いていかなければなりませんが、僕の場合は趣味の範囲なのでとにかく時間をかけて描きました。家事育児があったりするので1日がかりなこともあります。
ただ、「正確に描こう!」と慎重になりすぎても視野が狭まって全体のバランスが狂うことも多々あったので、まずは見た印象、感覚で描いてみて、そこから徐々に修正してって実物に寄せていく、修正ありきの描き進め方のほうがいいなと感じました。
修正なしで慎重に描こうとした時は毎回失敗して、結局大幅に修正することになってた
あまりモフモフしていないこのタオルは自分的にとても描きやすかったです。タオルの構成が縦糸と横糸なので、鉛筆で描く時の流れが一方方向なのが描きやすかったのかも。
あと陰のグラデーションの重要性に気付けました。
フランスパン
今は買った本の写真を見ながら描いているので、写真が小さすぎて細かいところの構造が読み取れません。構造が理解できないところはどう描けばいいのか分からないのでかまぼこのようになってしまいました。
石
石は本当に難しかったです。どうやったらこの不規則なデコボコ感を表現できるのか、終始悩みながら描いていました。で、結局納得できないままリタイア。これ以上どうやってリアルに近づけていけばいいのか分かりませんでした。
本
本は全く描きたいものではなかったので適当に終わらせました。
水滴
水滴簡単かと思ったら案外難しく、もっと練習と観察が必要だなと感じました。
グラス
ずっと前から描きたかったグラス!透明なものを描いてみたかったのでウキウキしながら描いてました。透明なものはハードルが高いのかなと思っていましたが、思ったより描きやすかったです。
とにかく頑張ったのが楕円。紙を傾けて斜め横からカーブが左右対称になっているか確認し、何度も修正を繰り返しました。1ヶ月前に描いたカップ↓の楕円よりはうまく描けたと思います。
かぼちゃ
かぼちゃは3日くらいかかりました。思った以上に難しかったです。まず形取りで何度もつまづき、全体のバランスを整えるまでに1日半かかりました。
種がある周辺も複雑で不規則な構成をしているので試行錯誤しながら描きました。
石のデッサンほどではありませんが、完全には納得できてないけどこれ以上何をすればいいのか分からないから終わらせたって感じです。
もう美大卒の妹にアドバイスをもらうのをやめた
8月は、最初にタオルのデッサンだけ美大卒の妹にLINEで写真を送って評価を聞いたのですが、それ以降は描いたデッサンの報告は一切やめました。その理由は自信喪失とやる気減退。
個人的にはタオルのデッサンはものすごく上手にできたと思っていたのですが、アドバイスを聞くとパースの狂いや「ペラペラのタオルに見える」など、重箱の隅をつつくようなことばかり言ってきてムカついてくるし、
こんなに頑張ってもまだまだなのか…
という自信の喪失や、
次また頑張ってデッサンやってもたくさん指摘されてつらい思いするのかな…
といったやる気の減退につながってしまいます。
そこで開き直ることにしました。
アドバイスは相当役に立ったし、むしろそれがなきゃここまで成長はできなかった。だからものすごくありがたかったけど、やる気が削がれるなら無理してまでアドバイスをもらう必要はない。だってたかがお絵描きなんだから。別に人の評価なんてどうだっていい。気楽にやれて、自己満足できればそれで十分やん。
浮き出て見えるデッサンを描けた時の感動
平面の紙に、リアルに物を描けた時、まるで立体であるかのように描けた時はとても満足します。今回ならタオルがそれです。絵に命を吹き込めたような感覚最高!
もっと練習して経験値を積んで、デッサンの手法も習得していきたいです。
また新たにデッサン本を買った
前から気になっていたけどあまりにリアルすぎてうさん臭く感じて距離を置いていた本。ですがデッサンを描いていくうちにリアルなデッサンに憧れを抱くようになり、本屋で見つけて手に取ったら衝動的に購入していました。
これをちらっと読んで思ったのは、同じ人でもデッサンするモチーフによってクオリティが変わってくること。いくらデッサンがうまくともすべてをリアルに描けるわけではなく、相性もあるのかなと感じました。
また、ほかの本とは違って5人の上級者がデッサンの描き方を紹介しているので、偏りがなく、いろんな手法を学べそうだなと思いました。あと後から気付いたんですが先月買っていた「動物デッサンテクニック」と同じシリーズでした。
デッサンが上達したらペン画や水彩画もやってみたいな!